グリンベレーの挽歌 (集英社文庫)/柘植 久慶
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【地獄のインドシナ戦線に乗りこんだグリーンベレー大尉・蜂田迅。
持ち前の勇猛果敢さで数々の武勲をたてるが、ある日、グランヴィル大佐から、米軍兵士がヘロインに汚染されていることを教えられる。
どうやら、その密輸ルートはラオス航空の貨物便にあるらしい。
大佐の要請で蜂田はラオスに潜入するが…。
実体験をもとに描く国際冒険小説。】


前提として史実のベトナム戦争は 全 く 知りません。
枯葉剤と韓国軍となんか泥沼っぽくなった(?)ことくらい。
多分中学or小学の授業。

■ 感想とか色々~

尻切れ、かと思いきや、そうでもなかった。退役後? も誘われてる。
蜂田さん最後かっこいいよ蜂田さん!
なんかフツーに腕の立つおっちゃんかと思ったらかっこよかった!
でも横文字の名前覚え切れなくて途中から誰が誰だか解らなくなったよ、ごめんなさい!

フランス語とか英語とか。軍票(MPC)とか漢方とか。
国籍取得の方法とか女の子に贈ったアクセサリーとか。
モンタニヤード。肝臓刺すと痛いらしい。膵臓も刺してたり。すい臓読めなくてちとショック。
助骨と助骨の中間を銃剣を横にして体重をかけながら突けば刃先はスルリと内部に入っていくらしい。p35。

麻薬突き止める前は知恵比べ、てか攻撃してくる人達探し。
蜂田さんは1700年前日本列島に来た人の子孫らしい。
アメリカとアフリカの先住民族は夜に攻撃をしなかったとか。
ネイティブアメリカン可愛いな…! 可愛いていうよりも切ねぇ。

だまされたり仲間を失ったり死に掛けたり怒ったり。
「ふざけるな。貴様らのために五万八千のアメリカ軍将校の死が無駄になったんだ。将来ある若者たちが五万八千、いいか五万八千だぞ。それに俺たちを信じて一緒に戦った幾多の現地人を裏切ってしまった。そんな財産など誰が要るか」(P3424)
最後再会できるのがいいな、父親の武勇伝。

10年くらい前にどっかのテレビでフランス外人部隊に所属している日本人がインタビュー受けてたけど(書いた人がそうかどうかはわからない)。
なんでテレビがフランス外人部隊のその人を呼んだのかは覚えてない。
「フランス」というどっかにある国にガイジンブタイなるものがあるらしいことはちっさい頃から覚えてた、のかな、「軍」を聞いたことはあってもなにするか解ってなかったと思う。
精々「銃持ってるがたいのいいおじちゃん」。

解説読んだらどうも中途半端な所から読み始めてしまったらしい、読みたいのが一段落したら他のも読んでみたいがそれまで覚えてるかなー。
じぃっと見ると地味に表紙のおじちゃん怖い。
電車乗り換えるときにすれ違った人が読んでた。