夜魔―怪 (メディアワークス文庫)/甲田 学人
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【恐怖はココロの隙間に入り込む―「君の『願望』は―何だね？
そして、君の『絶望』は―」満開の夜桜の下、思わず見とれるほど妖しく綺麗に佇んでいたのは、密かに憧れていた従姉だった。
彼女はその晩、桜の木で首を吊る。彼女は桜の中にいる。彼女に会いたい。
そう信じ、願う男は、遂に夜色の外套を身に纏う昏闇の使者と遭遇する。
曰く、暗闇より現れ、人の望みを叶えるという生きた都市伝説。
夜より生まれ、この都市に棲むという、永劫の刻を生きる魔人。鬼才が紡ぐ渾身の怪奇譚。】
アマゾンの経歴で民俗学ってあって納得した。
■ 感想とか色々～
魄線奇譚
『安全地帯』で死んでしまった男の子と、その子と仲のよかった姉妹のお話。
詠子さんも出てきます。肉の断面辛い。地味にグロ画像とかのが（匂いとかないし）平気だったりする不思議。程度にもよる。
チョークで落書きをする子供。つながった道。お互いノイローゼ状態のような。
安全地帯が伝播する。
繕異奇譚
首を絞められる悪夢。幼い頃、少しおかしな女性とであった頃の記憶。
久しぶりに会ったぬいぐるみ。主人公が危機感無さ過ぎる。
ぬいぐるみは大切にしてくれた子が苦しむのが嫌だとかそんな感じの理由だろうに、なんかなー………。
ずっと持ってたんだったらせめてお焚き上げするとかないのか。
誰もいない部屋から電話がかかってきたり、誰もいないはずの部屋で誰かが電話を取ったってのがいい。
接鬼奇譚
おねーさん（従姉）が死んじゃったんだって。
自殺直前に会ったのにとめられず気付けなかった自分を悔やんでるんだって。
桜はもうずっと枯れていて、花が咲くことはないんだって。
でもお兄さんには夜満開の桜が見えてるんだって。
不思議だねえ。
お兄さんが良く解んない。
死にたいなら死ねば良いのに罰して欲しいんだって。
色々と混同してごっちゃにしているので 落 ち 着 け と思ってしまう。
桜の寿命とか。接木の仕方がえぐい。いきなりで驚いた！ 鋏か今度は。
ああうんまあ幸せならいいんじゃない…？ よく解んないけど。わたしとわたしの周りに害はなさそうなのでどうでもいいや。
現魔女奇譚
詠子さんと神野さんです よ！
散歩をしているだけなのによくもまあ色々出会いますね少女！
物語の始まりー。
イラストレーターは三日月かけるさん！
時雨沢さんのは買った！ 絵が可愛いので。
蒼雨がまさかのワカマツさんでビックリした。猛禽類大好き。でも買ってない。
なんか、シフトって感じ。“ちょっと異色”な雰囲気のある人が多いような。
あとこの１冊だけかもしれんが電撃文庫の直後に読むと文字が大きく感じた。
無意識に電撃文庫にしてた。
そんなに読む気がしないので当分このカテゴリ。
２冊以上読んだら独立すんじゃないのかな多分（てきとー）