死夢/小笠原 慧
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【精神科医で３８歳の志木は、中学の同窓生、熊田の突然死の報に接した直後、一本の電話を受ける。
故郷の四国・香川にある保健所のケースワーカーからで、槇村と名乗る女性だった。
熊田の死を労災として認定させるため、医学的な所見が欲しい。
槇村の懇願に押され、長年顧みることのなかった故郷を訪れた志木を、別の同窓生の悲報が見舞う。
驚いたことに、二人の同窓生は死の数日前、同じ夢を見ていた。そして志木自身も…。
横溝正史ミステリ大賞受賞作「ＤＺ」で１０万部突破の著者が放つ書き下ろし長編サイコスリラー。 】
詰まんない。詰まんない、というか、え？ なんで？ と思うことがたくさんあったので、好きな人、引き摺られやすい人は注意を～。
■ 感想とか色々～
結論：自業自得。
夢の解析のお話かと思えばただの呪い…に近いの？ 結局心因性では？
解析のまま話が進めば面白かったかもしれないが、他に風土病説もあったり。両方関係ないけど。
あらすじ大体そのまんまですが主人公が疲れきったサラリーマンのようでしゃきしゃきしてないから嫌（笑）
ずるずると延びて行ったりね～。
志木さんと女性とのベッドシーンが何回か入っていて、まあそれ自体は お好きにどうぞ なんですが、なんていうのかなあ、「で、だから、なに？」な感じが。
奥さんと別れてるのああそう解りました、女性を抱く（シーンを読む）のに理由が必要なんて思いませんし言いません、女の体が好きなら好きでいいですから、ねちねち見ないでくれますか。
気持ち悪いんですよね、さしていい男でもないくせにモテてるとかなんか罵りたくなってしまう。
槇村さんも好意的だし、人の趣味なんてそれぞれでしょうが、そいつのどこが！？ と思った。
あああああもうイラついた。意味なくやってんじゃねーよ！ ページ勿体無い！
しかもなにあの間男的抜けっぷり！ やるならやるで鍵くらい閉めとけ！！ だったらまだ死体の輪姦のが物語的心情的に意味があったわ！！（あの気持ち悪さは好き）
うーん 話あった割には、振り返れば、同じとこぐるぐる回ってない？ と思った。
志木さんがこの件に関して積極的ではないからこそ思ったのかも。
死亡率は高いけど一切同情できないあたり逆に素晴らしい。怖くなかった。
長編という割には長くなかった。別の意味で時間はかかったけど。