オラクルの光~預言に隠されし陰謀 (小学館ルルル文庫 ハ 1-2)/ヴィクトリア・ハンリー
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【風と鳥に導かれて、少女は運命を切り開く!

 未来を見る力を開花させたブリンだが、侍女クレアの呪いによってそれを奪われてしまう。
苦しむブリンとそれを救おうとするキラン。
すれ違いながらも絆を深めあう二人は神殿に潜む陰謀に立ち向かい運命を切り開く!】



おあー。
ルルルの翻訳ってそこまで期待してなかったんですが、これは楽しめた方でした。
相変わらず盛り上がるところでノリきれずハーレクインぽい王道な恋愛部分は地味でしたが。
結局、あの神官おじいちゃんはなにをしたかったのかが一番謎だ…計画がずさんすぎる。
味付け程度の政府やら国やら後継者問題。無能の傀儡を玉座に据えたかっただけかな?


相も変わらず嫌なキャラ&当て馬っぷりが目立つクレアが解りやすく悪役で読みやすかったですね。
そしてキラン(男の子)が健気だ…! 凄い健気だお兄さん! なんかもう頑張ってくれてありがとうと言いたいです。
たくさん戦ったしな。骨折れてたっけ? 大丈夫?
兎にも角にもお疲れ様でした!
わんちゃんも凄い賢くて嬉しかったです。毛皮はいいよ毛皮は。

ブリンもまあ頑張った…かな?
この子は恋愛方面だったかな。まあなんとか呪いも途中から解けてよかったですけど。
最後の最後ですげーやらかしてくれましたけどねえ。

そ し て な ん で あ の 夫 婦 殺 す か な !
可愛かったのに折角…! 生き延びさせたんだから最後まで生きててほしかったです。
殺されるにしてもあまりにもあっさりすぎてちょこっとだけショックでした。
うううう。背ぇ高のっぽのお姉さんが一気にらぶらぶでびっくりしました。
踊ってあげるキランが凄い優しいと思うよ!

まあ一応上下巻完結のはっぴーえんど。
女官長か侍従長か解らんが、年かさのお姉さんがちょっとズルいかなと思いました。


オラクルの光―風に選ばれし娘 (小学館ルルル文庫 (ルハ1-1))/ヴィクトリア・ハンリー
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→(上巻の感想