ニート (角川文庫 い 63-2)/絲山 秋子
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【どうでもいいって言ったら、この世の中本当に何もかもどうでもいいわけで、それがキミの思想そのものでもあった--。(「ニート」より) 】
■収録作品
ニートベル・エポック
2+1
へたれ
愛なんかいらねー
■おお
訳解んないんだけど、なんとなく好き。「ニート」と、ニートの続編「2+1」は作家のお姉さんが引きこもりのお兄さんを養ったり家に招いたりするお話。
同情でも愛情でも多分ない不思議で地味な関係。
特に手紙のやり取りしかない同居人のやり取りがいいな。
様づけで喧嘩したまま話していない人。
ベル・エポックは婚約者が亡くなってしまったお姉さんのお話。引越しの準備。
どこでどうそう判断したのかはわからないけど、お気に入りの茶器あたり?
順当に自殺とか詰まらなくて止めて欲しいんだけど、どこにいくんだろう。
へたれ これもよく解んないんだけど、遠距離恋愛のお姉さんと、育て上げてくれた親戚。
新幹線に乗ってから到着するまで、交互のエピソード。
え、なに、そっち取っちゃっていいの? 懐の深さ?
愛なんかいらねー はベッド関係苦手な人は読まないほうがいいかも。特殊だし。物理的に綺麗なお話ではないねえ。
起きたら裸で正座してる奴が妙に愛嬌あって好きでした。
留学したはずの学生。詐欺で捕まった人。