ほたる
ほたる館物語 1 (1) (PIANISSIMO COMICS)/中山 亜純
¥588Amazon.co.jp

老舗旅館を舞台にしたハートウォーム・コミックの傑作、ついに第一巻刊行!


関西の温泉町にある旅館「ほたる館」の孫娘・一子は大人を相手にしてもはっきりと物を言う小学5年生。
思ったことをそのまま口にするから家族とよくケンカもするし、親友の雪美ちゃんを傷つけることもある…。
さまざまな経験をするなかで、少しずつ成長していく少女の姿がさわやかな感動を呼ぶ、あさのあつこのデビュー作をコミック化!】


絵が大人びていますが、小学5年生。
バッテリーもそうだったけど、+3歳くらいはされていそうなくらい確りしていました。
朝日ホテルにお客を取られながらもなんとか経営をしている「ほたる旅館」。
一流の板前お父さんと、会計(をしているような)広さん、口うるさい若女将に、どんと構えている女将さん。
そして、ちょっと遠慮しがちな頭のいい雪美ちゃん。


1話こそ旅館らしくお客さんが来ていますが、2話目からは一子の学校でのごたごたと旅館が上手く繋がっていました。
お酒さえ呑めればやれると思っているような芸妓が多い中、昔には素晴らしい芸妓がいたと嘆く検番さん。(仲介役、紹介所)
一方で、職員室に何度も呼ばれる一子の親友雪美は、やりたくもない中学受験を勧められている。
赴任してきた、明るく熱心な爽やか先生の、もうひとつの顔。


“特別”に勉強が出来るからひいきされるなら、図工は? 体育は? お菓子作りは? 作文は?


質問ぜめにされて、困惑している先生。
そうだよなぁと思わず納得してしまう。
特別がひいきされるなら、特別を持っていない人なんか、いないよなぁ。

1ということは2巻も出るんでしょうか。
原作は未読ですが、漫画の方を楽しみに待ちたいと思います。