西谷 史
聖杯は迷宮に誘う (小学館ルルル文庫 に 1-2)
【洞窟に残された占星術記号と聖杯伝説の謎とは?
高校一年の夏、通称「キューちゃん」こと弓里夏美は、親戚で心に傷を負った少女・海部(かいふ)小夜子の話相手をするために大臼(だいうす)に行くことに。
そこで彼女を待ち受けていたのは、海部家に伝わるという伝説の聖杯にまつわる驚くべき事件と、ずっと会いたかった人との再会だった……。
そして、洞窟に残された占星術記号の謎が彼女たちを神秘の世界に誘う。
恋と謎が交差するミステリー!!】


地雷踏みました。
言葉遣いが常にタメ口になります。ごめんなさい。
反転。

第一印象、うっわ、戻ってきちゃった彼氏。というかこのコなにしたんだっけ?
復讐らしい。どうでもいいや。だって戻ってきちゃうんだし。
大きくなって帰ってくるとか言っておきながら? 心配で戻ってきました?
ねーよ(笑) それって1巻の最後、台無しじゃーん。

出だしも出だしで、いきなり悪の組織出されても困る。
それでいて舞台はたかだか高校生の部活でしょー。(歴史ミステリー研究部)
前巻でも思ったけど、そんなぽんぽん解けるんだったら、何百年もかからねぇよ。

「私がお母さんになる」というのも。
だから、たかが高校生、って自覚しよーぜ。
自覚して尚するんだったらいいんだけど、ヒトひとり背負うの簡単にしないでほしい。

美少女の親友はそこまででもなかったけど、肝心な所で役に立たず。
うーん。この娘にして、この友人あり。友達への踏み込み方が好きじゃない。

信田さんは結局出てこず、謎解き/推理を狙うにしても、どうなのかなと。
高校生でプロポーズは嗤うって……。
後書きで嫌いから大嫌いになったのも珍しいと思う。
聖杯に例えるところはよく意味が解らなかった。
睦月さんととことん縁がないのねと思いました。もう買わない…。