谷川 流, いとう のいぢ
涼宮ハルヒの消失

うっしゃ長門祭り………!!(ガッツポーズ
消失ってよりかは、「世界変化」?
う~ん、前振りが長かったですね~。
クリスマスパーティーの算段から始まって、目を開けたらいきなり、違う世界。
古泉が居ない、みくるは自分のことを覚えていない、ハルヒの代わりに居るのは朝倉。(表紙)
最後の望みは、無口で無感動の長門――――彼女だけは、頑丈な砦。


スキだったのは、最後の方の自虐的なキョンの回想。
あそこで泣く人が多いのかなあと思います。
やー、もーあーゆー感情の動きは大好きです。
自分で自分を痛めつけてるの。しかも、解り切った答えを、もう一度自分で認めるの。
言葉にしないだけで、態度や行動でも薄手に現れているものを、形にするの。

大好き――――――――――ハート
キョンがしたから好きなのではなく、そのこと、そのものが好きです。
自問自答で、自分が傷付いてりゃ世話はないかもしれないですけれど。

結局、ハルヒに会いたい、というのだから、
もうあんたそうなんだよね?と問い詰めたいですが。
あれだけ口先で嫌だと言っていたキョンの変貌ぶりを見たい人はどうぞ!
ハルヒを戻すために走り回ります!


過去と未来を繋ぐための考え方も好きですーv
「あのとき俺は会ってないんだから、この俺の前に俺は姿を現しちゃいけない」的な。
辻褄を合わせるための傷や、行動。


あとは、カマドウマ・パソ研ときの騒動と、雪山での一件がまた現れます。
つかむしろこれが主題だから。
「感情」が芽生え始めた長門さん。
でも私としては「なにがあってもなんとかしてくれる存在」である彼女が好きなので。
むしろ頼られすぎでコワれる寸前の彼女が好きなので。(どれだけ黒ければ気が済むのか
んー、感情が出来始めたというのも勿論重要だし、それが前面に押し出されていますが。
キョンが支えにしていて、みんな、彼女の力を当てにしていた、
というのも物凄く気になりました。


あ、あとは変わってしまった世界での長門さんと長門さんの周りの感想。(すいませんハルヒの中で1番好きなんです語らせてください汗

殺したはずの朝倉さんと仲がいいです。
読み終わってから振り返ると、「友達」が欲しかったのかなぁと思いました。
気にかけてくれる、訪ねてくれる、なんの利害も損得も計算しない、友達です。
ハルヒの傍に居るのはこれはもう、利益と観察だから(……でしたよね?) 監視だっけか?

笑って、不安がって、怯えて、照れて、―――そうした普通の仕草や、感情に。
焦がれていたのかなと思います。
“殺した人と仲がいい”ってのが個人的にツボでした(笑)
だって、殺したんですよ、1回。1巻で(確か
殺した人と、殺された人同士が、仲いいんです。皮肉という他ないでしょう。
命令がなければ、仲良くしたかった?
でも当時の有希には感情の片鱗はなかったから。


あ、もしかして、短編集が苦手なのかも。
一冊まるごとそのお話なので面白かったです!
「ジョン・スミス」が何気に重要でした(笑)

それではお休みなさいませ、良い夢を。
バイト疲れました♪