蓮見 桃衣
ゼロコミックス
辛口ごめんなさい―――
先ず第一に、完全な説明不足。
主人公の男の子がどうして牢に繋がれているかも解らなければ、
いきなり外に出されるし、占っているおじいさんも説明なしのワンシーンだけ。
有名な仙人さまの名前だけ借りてれば世界観を設定しなくてもオッケー、じゃない。
服装や名前から幾ら推測したってそれは憶測で、
ちゃんと作者自身が最低限の知識は教えてくれなければ世界は成り立たないと思います。
絵は万人受けするものだし、丁寧に書かれてはいるけれど、
どうにもお話の展開と登場人物が薄っぺらい。
キーマンの説明もなければどうして追ってるのかもなく（後者は伏線？）探している側と探されている側の関係が「？」なので、
やっぱりすんなりとは行かないです。
輪廻転生や不死を扱うのはいいんですが、
お弟子さんとお師匠様の関係もわからないし、真言にプログラムのルビも頂けません。
書き換えた、ってちょお待てそれありか！？と突っ込みました。
ＢＬです。
収録作品がよく解らないんですが。
１・２話目は繋がっていて、いきなりその次から「魔剣」が化けている「人間」が出てきました。
これはちょっと………失笑です。
二重人格設定もいきなりだし、表情が若干乏しいので「裏」って感じがしない。
そもそも剣って使われるものだから自分の意志で相手を斬らないんじゃ？
女の子も登場しますが、いきなりなんで……辻褄あわせか話の展開としてでしょう。
いきなり現れていきなり消える、与える印象があまりよくなかったです。
台詞もカッコよくない。
二冊目のビブロスさんでした。
それではバイトに行ってきます。