西田 俊也
世界でいちばん淋しい遊園地
表紙がキレイですねー
これは裏表紙も中もキレイでした。
中身は……なんだろう、短編集。
閉園から一ヶ月を切った遊園地は、入場無料、タダで待たずに乗り放題のアトラクション。
その代わり、人は疎らで、もの淋しい、まさに「世界でいちばん淋しい」遊園地。
そこを舞台に繰り広げられるのは、
好きだった人との再会だったり、誘拐された過去を持つ女性の叫び声だったり(笑)
両極端で繋がりのない話なんですが、登場人物が横の糸で繋がってます。
世界観的には面白かったですー。
「世界でいちばん淋しい」と言われる遊園地。
題名から惹かれた本です。装丁もですけれど。
かつての想い出を、描いた夢を見に訪れるのは、子供だった大人達。
軽くパラレル……タイムスリップみたいなの?もあったりなかったり。
最初は好きだったんですが、そのあと段々テンションダウン。
うーん……最後の「しりとり」を巻末に持ってくるのは素敵でした。
遊園地、と、夢。確かに始めの文字は「ゆ」ですね。
文庫版が出たのでぺたり。追記H22年6月3日
世界でいちばん淋しい遊園地 (角川文庫)/西田 俊也
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