pulpIII (ファミ通文庫)/森橋 ビンゴ
¥672Amazon.co.jp

完結。
大雑把に言えば、麻薬組織VS素人集団(一部ヤクザ)。
親を殺された過去を持つ3人プラスリスカ少女。

町を狂わす事件に関わらせた割には、あんまり関係なかった感もあるかもです。
ただ、主人公(表紙)の嬢は常に「日常に飽きたから非日常の世界に行きたい」と言っていたので、そのための感がある銃、殺し、日本刀、仕込み刀、殴り合い。絡ませる為には必要だったのかな。

展開、文体はともかく、設定はめちゃめちゃ好きで買い続けました。
自傷癖のある女の子に、日本刀の男の子、
姉御肌の女医さんに、その女医さんと場を和ませる長髪男。
この巻限り、しかも途中で殺されてしまう李という人は、中国人(確か)のくせに大阪弁です。
どうしようすごく素敵だ…。
ぜひ紅雀が町を支配して欲しかった。
隼さんの絵は色気があって好きです。
キレイで可愛いのに妖艶。

仄かな色気とか大好物です。

終わりとしては、まあハッピーエンドかな?という感じです。
2人の母親を失った彰くんが不憫でなりません。
自傷癖は治さなくてもいいから、球さんと魁さんと嬢の居る町に戻ってきてほしい。