Horizon

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1日1編

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さぼりすぎた。一週間に一遍でいいんじゃないかなとか思ってないです。はい。



『君に届かない』



 届かない手紙を書いている。


 書いたらきちんと封筒にしまって、蝋で封をして、そして机の引き出しの中に無造作に放る。
 手紙は無造作に入れられているせいでてんで無秩序で、開けるたびに零れだしそうになる。
 それをぼくは必死になって押し込んで、そしてまた暗闇の中に手紙たちを閉じ込める。


 君といるとき、絶対に吐き出さないように。ぼくは、手紙を書いて、閉じ込める。
 吐き出したらきっと、君は困ってしまうだろうから。


 君が幸せになれるのはその子の隣だけ。
 そんなの、とっくに気づいてた。ただ、それに気づきたくなかっただけで。
 ただ、目を逸らしていたいだけ。


 ぼくじゃ、君を幸せに出来なかったんだ。
 やっと、そんなことに気付いた。ずっと子供じゃいられないことにも気づいた。
 目を逸らしたままじゃいられないことにやっと気づけた。


 好きだったよ、大好きだったよ。

 でもきっとぼくは、君を愛してはいなかったんだろう。


 久々にあの手紙たちを光に当ててあげようか。
 たぶんきっと、闇を吸い込みすぎて真っ黒になっているだろうけれど。


 きっとあの頃のぼくの中に、愛の言葉なんて、一つもなかったんだ。



蛇足あとがき

中途半端な終わり方です。というか短い。なんだこれお前ふざけてるのか。これは小説じゃない、詩だ。

という突込みをするくらいなら載せなきゃいいのにねっていう突込みはもうすでにしておきましたのでスルー推奨です。


誰に見せるわけでもない手紙ってついていてしまいますよね
あの頃の僕ほんと痛い子。というよりも現在進行形で厨二患った痛い子ですけれども。


僕はラブレターは書いたことないですが、たぶんラブレターって手編みのマフラー(髪の毛織り込み済)とか頭髪入りチョコレートよりもずっと重い気がするんです。
ただ僕が文章が好きで、文章ともいえない文字を書いてるせいだとは思いますが。


言霊とかいうのは、たぶん文字にも宿ると思うんです。
言葉にせずとも文字にすればそれは形になって、思いになって、どんどん溜まっていくものだと思うんです。
言葉は言えば消えていきますが、文字はそういうわけにはいきませんからね、余計に溜まっていくような気がするんです。
だから、ラブレターは人の思いが詰まりに詰まった重いものだと思うんです。そう思うのは、僕がそれを書いたことがないからなのかもしれませんが。


言葉にしなきゃ伝わらないとは言いますが、言葉にしてまで伝えないといけないことなんてそうないのではないでしょうか。
なら何なら伝えなくていいのかとか伝えないとだめなのかとかは、僕はわからないですが。
言葉は発しただけで人を縛ることのできる素晴らしいものですねなんて嘯いてみたり。

君にこの思いが届くことのありませんように、なんて願ったところで何の意味もないでしょうが。


本文よりも蛇足の方が長くなるのはどういうことなんでしょうか。

もうちょっと本文も力入れろよ、とか思いますね。


それでは、拙文失礼しました。