中学のときは演劇部で、もう引退しましたが大学では英語劇サークルに入っていたので、劇を観るのが好きです。

観劇に行ってきました。東京シェイクスピア・カンパニーの「シンべリン」です。

大学の教授の紹介で、しかも学校側が今年から学外の文化活動に援助金を出してくれるというので、シェイクスピア好きだし、行くかぁ、って感じで、テスト期間中にもかかわらず行ってきました。

「学割で3000円です。」と先生に言われてたので、1000円くらい大学が出してくれるのかなと思ってたら、3000円全部出してくれた!((゚m゚;)びっくり うちの大学そんなに気前良かったっけ?

シェイクスピアが好きなのは、大学二年のときにとった講義で「十二夜」をやって、それがドタバタロマンス喜劇ってかんじで、ラブコメっぽいのが大好きな自分のツボにクリーンヒットして、面白かったからです。それまではシェイクスピアなんて難解でつまらないんだろうな、と思っていましたが、全然違いました。エンターテイメントです(^ω^A


で、その感想を書こうと思います。

面白かったです!!五段階評価なら星4つくらいです!

こういうのはおかしいのですが、役者さんの演技うまいし、演出もうまかったです。舞台はTHE★小劇場ってかんじで小さくて、セットも壁に模様があるのと舞台中央に段があるだけの質素なものでしたが、はけ口が4つあって、それをうまく使って場所の違いをあらわしていました。音楽の使い方も上手くて、戦いのシーンの生演奏の太鼓と歌に、思わず息を飲んでしまいました。

生演奏が良かったです。リュートってはじめて聴いたんですけど、綺麗な音ですね。

あと、シェイクスピア劇って独特のセリフ回しするじゃないですか、かたい感じの。でもそれがあまり違和感がなく入ってきました。脚本の翻訳も主催の江戸さんがなさっているそうで、訳が上手いんだなと思いました。5月にシェイクスピアシアターで「間違いの喜劇」を観た時より自然に入ってきました。


シェイクスピアの劇って、人間の愚かさゆえの悲劇っていうのを描くのが多い気がします。自分の○○心のために大事なものを失ってしまった・・・自分のくそばかやろう!!・・・的な。

一番心が動かされたところは、王のシンベリンが妃に騙されていたと知って打ちひしがれるところです。妃は王の耳に心地よいことばかり囁くのですが、それは全部うそで、愛していたのは王ではなくて、王の妻になることによって得られた地位や名声だったのです。愚かにも、そんな妃の偽りの愛を真に受けたがために、大事な娘を失ってしまうシンベリン。・・・かわいそう…乙。 なんか、自分の猜疑心のせいで大切なものを失うって、リア王みたいです。

まあでも最後はみんな帰ってきてハッピーエンドなんですけどね!王様よかったね!

ラストに近くなるにつれて、声を出して笑う回数が多くなりました。笑わせるのを狙ったギャグというより、会話のやりとりから起こる笑いだったので、やっぱりシェイクスピアって面白いなと思いました。


個人的に好きなキャラクターは、実は王子だった兄弟の、兄のほうです。最初出てきたときは、衣装とか、持ってる槍とか、とうっ!てかんじの飛び降り方とかから、「なんだこのRPGの主人公みたいなキャラはww」と笑いそうになりましたが、勇敢で正直なところがかっこよかったです。戦に行く前のとう!ってジャンプ(二回目)にはもう笑いそうにはなりませんでした。かっけえ・・・!ああいうまっすぐな人間になりたい。


公演後には、教授の誘いで近くのマックに行って、学生たちで感想を言い合いました。人の感想きくのは、自分では気付かなかったことや、そんな見方もあるんだ、と思ったりして、楽しかったです。

とくに、悪役の側を魅力的に感じるひとがいたのは面白かったです。主人公たちが打ちひしがれるのに「ざまあみろw」と思ったり、死ぬ前に自分のうそを全部しゃべってしまう妃の、完璧に綺麗に悪のまま死ねなかったところがかわいい、とか。


ああ、忍たまオタクブログのつもりだったのに、シェイクスピア劇について長々と語ってしまいました!

でも、まあ、楽しかったし、実りある観劇でした(*´σー`)また行きたーーい。でも今度は現代劇がいいな

では、また!



発光クラゲが漂う空-__.JPG

本文と全く関係ないらくがき。歌詞はスピッツの「不思議」