初めてのブログで拙い文章ですが最後まで読んで頂けると嬉しいです。
○はじめに
皆さんこんにちは。今回は僕の大学受験について書きたいと思います。高校から、ぜひ後輩の為に合格体験記を書いてほしいという依頼があったので、ついでにその体験記では枠的に書けなかったこと、書くほどの内容では無かったことをこのブログで書きたいと思います。半分は自己満で書いてます。
まず皆さんは慶應義塾大学を知っていますか。1万円札の人が作り、大きなクマさん作の早稲田大学と並び日本で最高ランクの私立大学らしいです。ですが所詮は私立大学。慶應義塾大学の文系学部の入試科目は、英語+地歴/数学+小論文(商学部は論述テスト、小学校算数を複雑にしたような問題)の3科目と非常に少ないです。小論文を抜いて2科目受験と言われることもあります(SFCに至っては1科目受験+小論文。これが偏差値爆上がりのからくりの原因だったりする)。センター試験(次から共通テスト)も受ける必要が無いため、当たり前ですが国公立大学よりも入学しやすい学校となるわけです。これが、私文が国公立勢から舐められる主な理由だったりします。
○戦績、志望校
色々ごちゃごちゃ言う前に僕の入試結果を書きたいと思います。
慶應経済…合格、進学◎
慶應商 …補欠→繰り上げ合格△
明治商 …不合格×
明治経営…合格○
立教経営…合格○
学習院経済…合格○
法政経営…不合格×
國學院経済?経営?忘れた…補欠→繰り上げ合格△
普通に良くないですか?
志望校の変化も書いておきます。まず僕は偏差値50台の県立高校に進学。早慶志望を名乗るのは気が引けるがMARCHくらいなら行けるだろうという事で明治大学商学部を高2までは志望校にしていました。落ちたけど。多分他のクラスメイトも大体そんな感じだったと思います。
高2の終わりに受けた模試の結果が良かったので、早稲田大学文化構想学部に志望校を変更しました。父親にそれを話したら「何勉強してる学部なの?」と言われました。僕も知りません。塾の先生がそこ出身だったからというのが理由です。
ですが高3の6月に過去問を試しに眺めたところ、英語も国語も意味がわからず受験を諦め明治商に戻しました。特に国語。現古漢融合問題が意味不明でした。むり。
ちなみに国公立大学は高1の春から受ける気は全くありませんでした。
○慶應義塾大学を志望した理由
高3の10月に、代ゼミの慶應模試のチラシを見た事がきっかけで志望校を慶應に変えました。理由は①父親と祖父の出身大学であること、②祖父から慶應に行けと遠回しに言われていたこと、③古文漢文がクソ苦手だったこと、④大学で特にやりたい勉強がなく、どうせ勉強するなら上の大学を目指したいと思ったこと、この4つです。
○どんな勉強をしたか
まず自分の経験から言うと、私立文系志望は秋までは遊んでいても受かります。実際に自分がそうでした。夏休みはもちろん勉強もしましたが、主な時間の使い方はバイト、撮り鉄、睡眠、ゲーム、外出などが大半を占めていました。ちなみに撮り鉄は12月末までやってました。勉強を本気でやったと言えるのは10月からです。それでも慶應には受かります。ただ、いくつか条件があって、
①夏休み終わりまでのマーク模試で、英語の偏差値が60程度であること
②夏休み終わりまでにセンター試験の英語の過去問で7割以上取れていること
③勉強の習慣が夏休み終わりまでについていること
④夏までに、工夫した勉強法を考え、実践し、自分にあった勉強法を見つけること
この4つが重要だと僕は考えています。この条件を達成していなければ楽な受験は多分できないと思います。
①と②は、塾に通い、塾の言うことをきちんとやっておけばクリアすると思います。僕は個別指導の塾に通い英語だけ受講していました。高1高2は全く勉強していませんでしたが、塾の授業と宿題だけはきちんとやったと言える自信があります。ちなみに単語の勉強は塾から言われていたのに全くやらず、案の定11月めちゃくちゃ焦って死ぬ気でターゲット1900を覚えました。8割くらいは完璧と言える程度にはなりました。みんな単語はめんどくさがらずに継続してやろうね(ちなみに、慶應義塾大学商学部と経済学部はターゲットで充分です。実際に自分はターゲットしか使っていません。1冊を繰り返して覚えることが重要とどっかのサイトに書いてました。法は問題見たことないけど単語がエグいらしい)。
高3春時点で塾に通ったことがない方はまあ独学なりして頑張ってください。
③は、僕みたいに全く勉強しなかった人間には少し厳しいかもしれません。僕は、高3の前期中間考査が終わった6月から、勉強習慣をつけるために土日は学校に行き、教室で勉強をしていました。夏休みは、遊ばない日や撮り鉄帰りに学校に行きました。家だとやらないので。この時には、勉強の内容よりもとにかく習慣をつけることを目的としていました。具体的に何をやったかは、
英語は、Vintageという文法書をひたすら進め、簡単な長文のテキストを買って解いていました。塾の今までやった事の復習。
地歴は日本史を選択しました。何となく小学生の頃に歴史漫画を読んだ記憶があったから。
日本史は、教科書を読んで内容をノートにまとめる作業を永遠にやっていました。最初は集中力を保たせる為のトレーニングとして始めましたが、受験直前によく見返していたので、やる価値は案外ありました。字は丁寧に書きましょう。
国語のない慶應ですが、もちろん他の大学も受けるため現代文の問題集はやっていました。東進のレベル別をやっていた記憶がある。ちなみにクソ苦手な古典は、英語と同じく完全に塾に頼りました。夏休み初め頃から受講し始めました。商・経済系はMARCHくらいのレベルになると漢文が要らないため、週2時間塾と宿題で勉強しただけで12月にはそれなりに読めるようにはなりました。
6月時点では全く勉強に集中できなかった僕ですが、夏休み初めには1日5時間はできるようになりました。よく「高3夏休みは1日10時間勉強!」とか言い出す輩がいますが私文にはそんな要りません。4時間やったらあとは遊んでて下さい。
④が1番大事です。僕が1番言いたかったことでもあります。とにかく工夫した勉強法を考えてください。夏休みに遊ぶためには、いかに効率良く勉強をするか、効率よく暗記をするかが非常に重要になってきます。逆に効率が悪いと、どれだけの量をこなしても結果に結びつきません。僕のMARCH志望だった友達は、高3春から1日10時間勉強、夏休みは15時間とか普通にやっていましたが、結局落ちて國學院に行きました。これに関しては人それぞれな為、一概にこうしろああしろというものはありません。あくまで参考に僕に合って実践した勉強法を挙げておくと、
・短期集中型の暗記
例えば日本史では、400ページある日本史1問1答を、20ページを1日に覚える量に設定して1日3週以上(1回目:寝る前2時間赤シートで隠して暗記、2回目:翌朝1時間、覚えていなかったものには問題番号の横に正の字等の印をつける、3回目:その日の夕方1時間、3回目は2回目に正の字をつけた問題だけをやる→覚えているものを重複してやらずに済むので時間短縮、4回目以降は覚えていない問題を覚えるまでひたすら周回)していました。1日4時間1問1答をやるだけで、20日で1週できて8割は覚えられました。これをやり終えた頃からセンター試験の過去問は安定して9割を取れるようになりました。
・スマホを活用した勉強
よく、通学時間を勉強に充てろ!などと言う人いますよね。でも朝ラッシュに単語帳取り出して勉強するのは面倒だし、中々実行するのは難しかった。ですが、今の時代にはスマホがあります。めっちゃ便利。
上の日本史の例では、どうしても覚えられない用語が出てくるはずです。その覚えられない用語をスマホのメモ帳にメモをすることで、通学途中電車内で片手で暗記ができます。
僕はLINEに1人だけのグループを作った。
英単語も同じように、覚えられなかった単語をメモ帳に保存し、スクロールすることで紙の単語帳と同じような勉強ができるようにしました。

こんな感じ。英単語の右の数字は分からなかった回数、正の字の代用。
受験直前には、赤本の問題部分を写真で撮って電車内で解いたりなんかもしました。書き込めないけど。
・タイトル付けが難しいやつ
学校では受験科目ではない授業も受けることがありますよね。内職したら怒られるし。そんな時は、頭の中で例えば昨日暗記した内容を思い出すと良いです。そうすると、英単語なんかでは
(あれ、あの英単語ってどういう訳だっけ…)
みたいなことが確実に起こります。そういった分からない単語や用語をノートや机の端に書き留める作業をして、休み時間にスマホで調べ、メモ帳に保存するといったことをすると、受ける価値ゼロの授業時間を無駄にすることなく活用できます。
・英語長文
入試直前はバリバリ過去問やってました。英語長文は、夜寝る前にその日解いた文章を1文ずつ日本語に訳し、解答にある日本語訳と照らし合わせる作業をしていました。地道で時間がかかりますが、これをすることによってどこで自分が訳を取り間違えたか、分からない単語はどれかを見つけることができます。訳を間違えた文章であれば、文構造をしっかりと把握するまで考える、単語はスマホで意味を調べ、メモ帳に保存などすると良いです。
まだまだあるけど書くのが面倒なのでこのくらいにしておきますが、この4つに共通しているのはスマホを活用していることです。今の時代、スマホは既存のものを置き換える画期的な存在ですが、それは受験にも言えることだと思います。ついついネットやSNSを勉強合間に見てしまうというデメリットもありますが、スマホを上手く活用した者が受験を制すと言っても過言ではないと思います。受験期はスマホを制限とか言ってる奴らは本当にアホです。奴らはスマホを娯楽としてしか見ていません。親に「スマホ制限するよ」とか言われて没収されそうになった時には、「スマホは勉強に使うから!こんな風に活用出来るんだよ!」と力説して納得させ無事死守していただき、そのあとは思う存分ゲームを楽しんで頂ければと思います。僕は受験期ミリシタを頑張りました。入試当日朝はプリコネやってました。
○おわり
そんなこんなで、勉強ガチ勢にはふざけたように見える勉強法で慶應に合格しました。1日10時間やって慶應落ちた人達ごめんね。努力は報われない、これが現実だよ。まあ元々の僕の頭が良かったというのもありますが。ちなみに親は夏までは、僕がニッコマンになるんじゃないかと本気で思っていたそうです。あと小論文ですが、それは完全に塾に頼りました。4回の授業でだいぶマシな文章が書けるようになった。いまこのブログの文章は下手くそだけど。詳しい勉強法とか聞きたければTwitterのDMでお願いします。頑張って答えます。最後に高3の1年間どんな勉強やったかと今手元にある模試の結果を書いて終わりにしたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。誤字脱字、分かりづらい文章があればコメントやTwitterDMお願いします。
・(高2)2月河合塾マーク模試
得点 偏差値
英語: 157/200 62.4
リス: 32/50 57.7
国語: 151/200 63.3
日本史:81/100 68.8
総合 : 64.8
・〜高3の5月
英語:塾頼り、文法と簡単な長文
国語:ノー勉
日本史:ノー勉
1日の塾以外勉強時間:0分
・5月河合塾マーク模試
得点 偏差値
英語: 147/200 60.6
リス: 24/50 48.9
国語: 103/200 53.4
日本史:52/100 52.5
総合: 55.5
・6月〜9月
「どんな勉強をしたか」を参照
基礎固め
1日の塾以外勉強時間:0分〜5時間
・7月河合塾マーク模試
得点 偏差値
英語: 171/200 64.1
リス: 40/50 64.8
国語: 157/200 62.4
日本史:69/100 63.6
総合 : 63.4
・10月、11月
英語:センター試験過去問
国語:レベル別問題集、古典は塾頼り(〜1月)
日本史:1問1答
1日の塾以外勉強時間:0分〜5時間
ターゲット1900を死ぬ気で覚えた
・10月河合塾マーク模試
得点 偏差値
英語: 155/200 59.6
リス: 36/50 58.7
国語: 158/200 63.1
日本史:91/100 75.0
総合 : 65.9
慶應義塾大学商学部B方式:E判定
慶應義塾大学経済学部B方式:D判定
・代ゼミ慶大入試プレ
得点 偏差値
英語: 54/200 42.9
日本史: 64/100 56.8
論文テスト:68/100 54.3
総合 : 49.2
慶應義塾大学商学部B方式:E判定(20%)
・12月、冬休み
さすがに慶大プレやばかったから勉強した
大学の過去問
英文法の難しい問題集をやった
日本史のレベル別問題集
国語は相変わらず塾頼り、レベル別の現代文問題集すらやらなくなった
1日の塾以外勉強時間:0分〜5時間
・1月、2月
大学の過去問
過去問は、何日にどこの大学の何年度分を解くかの計画を先に立てておいた方が後で混乱せずに済む。1日1年度で充分。
センター試験直前にセンター試験の過去問。前日にどっかの年度の追試で英語9割、日本史満点を記録したが本番大爆死。私文なのでダメージはない。
1日の塾以外勉強時間:4〜9時間
