無痛分娩レポ① (無痛を選んだ理由) | はぐれ育児 〜球場派〜

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というわけで20秒くらいは葛藤しましたが、ほぼ迷いなく決めました。

私が無痛分娩を選んだのは、医学的理由からではありません。
心臓に持病があるわけでもないし、高血圧でも糖尿病でもないし、精神疾患(パニック障害とか)でもないです。
単純に、痛いのが嫌だったからです!

なんで無痛分娩って日本ではあまり広まらないんだろう…
いや、取り扱う病院が少ない理由は分かるんですよね。
日本は個人で開業している産院が多い(=麻酔科医や新生児科医が揃った環境ではない)から、よっぽど熟練していないと麻酔分娩はリスクが高いんでしょう。
でも、あえて自然分娩を好む妊婦さんが圧倒的に多いのはなぜ?
痛い方法と痛くない方法が選択可能なら、根性なしの私は即決で痛くないほう選ぶのだが。

やっぱり、どんな痛みなのか1度は体験してみたいっていう好奇心が勝るのかな。
私もそれちょっと思ったし。
あと費用面?
プラス◯万払うのももったいないし、ちょっとくらい我慢してみるか…と。
みんな根性あるなぁ。
あとは、あの痛み苦しみを乗り越えてこそ母になれる!自然こそ神秘!出産で楽をしてはいけない!みたいな日本特有のドMな風潮も多少あるんでしょうか。
そして、昨今の偏った報道で「麻酔=悪」という偏見もあると思う。

以下、個人的見解です。
少し前に無痛分娩時の医療事故がよくニュースになってたけど、あれって「無痛分娩だからこそ起きた事故」というより、「医師や看護師が異変を見逃したり対応を誤ったりしたから起きた事故」ですよね。
自然分娩でも妊婦や胎児の死亡事故は一定数あるわけで。
(↑もちろん病院側がすべて悪いわけではないし予測できない事態もあります)
経過観察や適切な処置を怠った為に起きた事故なら、無痛でも無痛じゃなくても同じなのでは?
もし逆に持病のある人が自然分娩に挑んだ結果事故が起きたとしたら、「無痛分娩にしてたら助かったのに」というケースもあるでしょう。
被害者や遺族の方々は「硬膜外麻酔するなら医療機関の態勢を十分整備するべき」と言っているのに、マスメディアでは「無痛分娩は危険」というニュアンスで報道されるから誤解が生まれる。
この流れで無痛分娩を扱う病院が減ってしまうようなら残念です。
少数派が迫害されるのは世の常だわ…

…と、ここまで書いておいてアレですが、これは決して無痛分娩を「推奨」する記事ではありません。
少なくとも私は無痛分娩にして良かった!という個人的な感想です。
分娩分娩書いてたらゲシュタルト崩壊してきた。

続きます。