決心した。

離婚します。

ずっと一人で耐えて悩んで苦しんできた。

けど、もう限界…。

娘に悲しい思いをさせたくない。

私自身も苦しみから逃れたい。

兄に相談した。

主婦になって引っ越してからずっと孤独な私の、唯一頭に浮かんだ相談相手が兄だった。

昔から素っ気ない兄だったけど、驚くほど優しく真剣に答えてくれた。

一番近くにいる旦那よりも、遠くにいてもう5年も会っていない兄が
私が「私」であることを認めてくれた。

頑張ってることを認めてくれた。

幸せになりなさいって、背中を押してくれた。


…私は娘と二人、幸せになる為に離婚します。
《また間空きました》


結局、中2のいつ頃だったかな?忘れたけど(笑)私はSに告白した。

キッカケは…色々あったはずだけど忘れた(笑)

そんでフラれたハートブレイク汗(笑)

その返事の一部始終は覚えてる限り↓こんな感じ↓

私「別に付き合ってほしいとかじゃなくて、ただ気持ちを伝えたかっただけなんだ。勝手でゴメン」

S「…オレとお前がこうして出会ったのは"縁"があったからだ」

私「…ちょい待ち汗そのセリフ▲▲先生(社会科の先生)のパクリじゃんシラー汗

S「アハハクローバーにひひバレた(笑)でもさ、まったく縁がなかったら知らない人同士だったんだよな。オレ○○(私)のこと、その…女として好きとか考えたことなかったけど…縁があって良かったなと、思うのだよ(照笑)」

私「…ぷっDASH!何だソレ(笑)私と出会えて良かったってことか?」

S「そうそうニコニコ(笑)○○面白いし音符つーかさ○○がオレのこと好きって知って正直嬉しいしニコニコ

私「ハハッ、そっか。…結局この状況、喜んでいいのか悲しんでいいのか分からんくなったじゃねぇかDASH!

S「喜べば?ニコニコ

私「フラれて喜んでる私ってハタから見てどーよシラー汗…まぁ、ちゃんと返事くれてありがとう。お前のことだから茶化されるかと思ってた。明日から…いつも通りにしろよな。」

S「もちろんグッド!いつも通り茶化すからチョキにひひ(笑)」

私「やっぱり茶化すんかい汗シラーDASH!(笑)まぁいいけど。じゃあな~パー

S「バイバイパー


チューリップ赤~詳しく覚えてないけどニュアンス的にこんな感じの流れでしたチューリップ赤

なんか冗談交えたりしながらもちゃんと気持ちに応えるところとか、相手を極力傷つけたくないっていう気遣いとか全部ホントSらしくて、告白してフラれた歴代の思い出の中で一番良い思い出になってる。(そんなにフラれた数が多いわけではないが)

その後もSとは相変わらず普通に仲が良かった。私はSがずっと好きだった。

Sとは別々の離れた高校に行ったっきり一度も会っていない。

男を見る目ないけど、歴代の好きになった男の中でSだけは本当に良い男だったと思う。
(まぁあのまま純粋に成長してるかどうかは知らんが…笑)

荒れていたあの頃の私に、唯一何の偏見もなく自然に接してくれたS。

Sを好きになって本当に良かった。10年経った今でも時々思い出す。

「S…どこで何してんのかな。お前に幸せな"縁"があるといいな。どうか…あの頃みたいに笑ってて。」
《過去のエピソード、間あいて分かりにくくてごめんなさい汗前回までの話しは"中学二年生…1"を読んで下さい》


それまでツライ環境で自分を殺して生きてきた分の反動か…
反抗期と合わさって私はかなり荒れていた。

変な所でずる賢いのか、学校には酒も煙草もケンカも恐喝もバレなかった。

今思えば人の道を外れた悪行の数々は恥ずかしいが、あの頃の自分はもう良い子ちゃんでいられなかった…。

そんなある日。

私は初めて本気で人を好きになった。

同じクラスのS。

一目惚れではない。Sは私と同じ小学校で、5年生の時に転校してきた明るくて場を盛り上げるのが上手いクラスの人気者だった。

小学校の時は全く話したことはなかった。

中学になって、席が近くになった時に向こうから話しかけてきた。

最初は普通に話せていたが、例のNちゃんとの件から私は誰にでも当たりさわりなくぶっきらぼうに答えていた。

雰囲気の変わった私に対して他の子はどことなく距離を置くようになったが、Sだけは違った。

懐かない猫を必死で手懐けようとしているかのように、毎日毎日くだらない話題をふってきた。

Sは元々面白いヤツだったけど、話しかけてくる話題があまりにもツッコミどころ満載なので、痺れを切らしてちょいちょいツッコミを入れるようになった。

Sは「やっとかまってくれた音符○○(私)って面白れぇなニコニコ」と、楽しそうに笑った。

何か…可愛かった(笑)

Sは家庭環境が複雑だった。転校してきた理由も親の離婚。それを知っていたから、ツライはずなのにこんなふうに無邪気に笑えるSが何だか眩しかった。

好きになるまでにそう時間はかからなかった。

しかし荒れていた私は素直になれるはずもなく、相変わらずくだらない話題にツッコミを入れるくらいしか出来なかった。

毎日話せるのは嬉しかったけど…Sはクラスの人気者。加えて先輩後輩からも支持率高め。
いつもSと仲良く(?周りからはそう見えたらしい)話している私を憎たらしく思うSのファン?たちに、ネチネチ嫌がらせを受けるようになった。

まぁ…すでに一匹狼を貫いていた私にとっては痛くもかゆくもなかったけど。

やり方が汚くてイライラしてもさすがに女子は殴れないからもどかしかった。

ストレス倍増。

一回くらい殴っとけば良かったな(笑)


つづく…。