最近、2次元作品の舞台化をはじめとして腐女子界隈で流行中の3次元ジャンルですが、その中でも密かに「K-POPアイドル」がじわじわと広がりを見せていることはご存知でしょうか?

興味ないし……と侮ることなかれ!実は、K-POPアイドルは腐女子、特に創作活動をするクリエイター系腐女子には天国のようなジャンルなのです!

 

腐女子的K-POPおすすめポイント

①    2次元のようなビジュアル

②    ドラマティックな生き残り競争

③    作品として完成された世界観

④    青少年たちの濃厚な絡み♡

 

2次元のようなビジュアル

K-POPアイドルは様々なジャンルのイケメンがよりどりみどり!

その中でも抜群の2次元フェイスで多くの腐女子たちをけーぽ沼に叩き落としたのが、2015年デビューの新人グループseventeenのジョンハンです。

その発端となったのは、TwitterでアイドルマスターSideMの渡辺みのりとジョンハンが似ていると話題になったことでした。

 

 

両者のファンは「みのりさんが3次元にいる…」「ジョンハンは2次元だったのか」と衝撃を受け、お互いに布教し合うという次元間交流に発展。多数の「ジョンハン落ち」腐女子が生まれることに。

 

ドラマティックな生き残り競争

アイドルと熱血――2次元ではしばしば見られる組み合わせですが、K-POPはそれを3次元で見ることができます。

韓国音楽業界はアルバムをリリースして、その中から活動する1曲(もしくは2曲)を選んで1ヶ月ほどその選んだ曲を音楽番組で披露し続けるという「カムバック方式」です。そして、ほとんどの音楽番組はランキング制度を採用しており、CD・音源・MVの売上や再生回数、視聴者投票などを基準として数値化され、毎回1位が決められます。

このようにアイドルの「強さ」がゲームのように数値化されアイドル同士の勝敗が明確化されているため、ファンはただパフォーマンスを鑑賞するだけでなく、推しを「CD売上が弱い」「MV再生が足りない」といったように戦略的に応援したり、強いグループ同士の対決を見守るという楽しみがあるのです!事務所の戦略、アイドルの努力、ファンの応援の結晶である1位は将来を左右するほど重要なもの。初の1位をとった瞬間感極まって涙を流すアイドルもいるほどです。

競争が激しいのは音楽番組だけではありません。アイドル志望者の多い韓国では、デビューのためにまず競争を勝ち抜かなければなりません。アイドルのたまごは事務所に所属し練習生となったあと、軍隊にも例えられるほどの過酷な練習生活をこなし、デビューを目指します。本来これはファンが見ることの出来ない部分ですが、候補生の中からデビューチームが決まるまでの道のりを番組として公開する「サバイバル方式」も存在します。

若い青少年たちがアイドルになることを目標に戦い、その中で生まれる友情……どうでしょう、一本書けそうな気がしてきませんか?

 

作品として完成された世界観

前項で述べたように、韓国の音楽番組では1曲で1位を取りに行かなければなりません。そのため、1曲に対する力の入れ方が凄まじく、曲ごとに売り出すコンセプトを決め楽曲・ダンス・MV・アートワークで表現するのですが、そこにはBL妄想や創作意欲を刺激されるモチーフがたくさん詰まっています。

 

例えば、渡辺みのり似ジョンハンの在籍する「seventeen」の「VeryNice」は、明るくキャッチーな曲調ながら、女の子に心を打ち抜かれるさまを花びらで表現したり、ラストには皆消えてしまうといったセンチメンタルな演出のMVと、揃いのサスペンダーを使ったダンスが特徴的です。

 

 

▲seventeen「VERY NICE」

 

ストーリーのあるMVも多く、少年たちの葛藤がお好みの腐女子の皆様におすすめなのが、「防弾少年団」による萌えあり涙ありの青春群像劇「花様年華」シリーズです。今作は少年の危うさや不安をテーマにした連作であり、「I NEED U」「花様年華 on stage:prologue」「Run」「EPILOGUE : Young Forever」を通して社会からはみ出してしまった少年たちの生き様を描きます。ただ音楽に合わせて物語を展開するわけではなく、それぞれの映像に伏線やメタファー、現実とは異なるイメージ映像などが散りばめており、ファンの間で盛んに考察されました。こういった考察する楽しみもK-POPアイドルの魅力のひとつです。

 

▲防弾少年団「I NEED U」

切ないラストは必見。19禁判定を受けたオリジナルバージョンもあります。

 

 

ストーリーをグループ単位で描くアイドルもいます。「EXO」にはなんと「太陽系外惑星からきた宇宙人」という設定があり、メンバーそれぞれが超能力を持っています。しかも超能力をもとにペアが決められており、コンセプトとして公式カップリングが設定されているのです。なんて腐女子に優しいんでしょう……。

MVでも超能力を使ったり世界観が繋がっていたり、中二病コンセプトにかける本気度が伺えます。

 

 

▲EXO衝撃のデビュー曲「MAMA」

 

コンセプトを表現するのは、MVだけではありません。新曲を出す際にHPやSNSで先行公開されるティザー画像や映像、CDのデザイン、フォトブックも世界観を作る要素のひとつです。

 

▲seventeen「VeryNice」ティザー画像

全体的にかわいらしく、モチーフにアイスが使われています。

 

 

▲防弾少年団「花様年華 on stage:prologue」

ライブの予告とはとても思えない、映画のようなティザー映像です。是非前述の「I NEED U」をご覧になってからどうぞ。

 

 

▲EXO「Exodus」ティザー映像

MVを編集したものではなく、独立した映像をメンバー毎に公開。特設Twitter、HPと連動しており、映像の中のヒントを元に謎を解くと、ティザー画像が閲覧出来るという仕掛けになっています。ちなみに、上記のカイは瞬間移動能力を持っており、ティザー中には特設Twitterのアカウント名が隠されています。

 

青少年たちの濃厚な絡み

腐女子の皆様に強~くオススメしたいのがこのポイント!なんといっても絡みが多い!そして濃い!

 

K-POPアイドル業界では宿舎制度が一般的で、デビューチームが決まると宿舎に入居し、デビュー後もしばらくは共同生活をすることになります。練習生でも、自宅から通うのが困難な場合は宿舎に住む場合もあります。

そして、寝室も2人部屋や3人部屋がほとんどで、アイドル達は二段ベッドに寝たり横並びのベッドに寝たり、ときにはリビングで寝ざるを得ない人もいたり……と、何かマチガイがあってもおかしくない、腐女子にはたまらないシチュエーションなのです!それ故「一緒に寝た」「突然布団に潜り込んできた」なんてエピソードはもはや定番ネタ。服を共用するメンバーもいます。

共同生活を続けるとアイドルグループは家族同然の存在になり、グループには大抵お母さんorお父さん担当のメンバーが存在します。儒教の国韓国は年功序列に厳しく、年下男性が年上男性を呼ぶ時は「ヒョン(お兄さん)」と呼び、一番年下は「マンネ(末っ子)」と呼ばれます。ヒョン達に甘やかされる愛されマンネや、逆にヒョン達に恐れられているブラックマンネなど、グループの家族模様はそれぞれです。

 

スキンシップの多さもK-POPアイドルの魅力のひとつ。ひとたび沼に落ちれば自然体のイチャイチャを飽きるほど見ることができます。

例えばアイドルグループになにか食べ物を与えたら、ほぼ確実に「あ~ん♡」をする光景が見れると言っていいでしょう。インタビュー中は隣のメンバーの膝に手を置いたり、前のメンバーの肩に顎を載せたり、手をつないだり、内容だけでなく行動にも目が離せません。とにかくどんなシチュエーションをとっても「カメラ回ってるよ?」と言いたくなるほどにスキンシップが多い!イチャイチャ摂取多量により耐性がついてしまうなんてこともあるかもしれません。

 

日本ではデリケートなジャンルとして扱われる3次元ジャンルですが、K-POPアイドル界隈はその点とてもオープンで、薄い紙を口移しで渡すペーパーキスゲームなんてものが定番化されているほど。色々な意味で腐女子に優しいジャンルなのです。もちろん、BL文化をよく思わないアイドルもいますので、その点は注意が必要です。

 

どうでしょう。K-POPがいかに腐女子向けなジャンルか伝わりましたでしょうか。K-POPアイドル業界は今まさに世代交代の時期です。皆さんもこの機会に新しい沼に落ちてみませんか?