Kさんは仰向けになってずっと咳き込んでいました。
「どうしたの?大丈夫?!」
「Kさん!!」
AさんがKさんの頭を自分の膝にのせました。
Kさんは変な咳をして、泡まで吹き出しました。
笑いながら泣いていました。
「救急車呼んだ方がいいんじゃ??」
「え・・・でも・・・そうする?」
救急隊員が到着しました。
「どうしました?」
「帰ってきてからずっと咳き込んでいて。見たら倒れていたんです。」
Kさんの肩をたたき、救急隊員が問いかけます。
「ご自分の名前と生年月日をおっしゃってください。」
「○○○○です!」「○○年○○月○○日生まれです!」
Kさんは、手を敬礼のように頭にかざし、笑ってみせます。
「酔ってますね。」
異常が無いことを確認し、救急隊員はKさんを布団に寝かせ、家を出ました。
私とAさんとで救急隊員に謝り、見送りをしました。
Aさんが自販機で缶コーヒーを買います。
「あんなに酔って倒れたことないぞ?」
・・・Aさんが缶コーヒーを飲もうとした時、アパートからKさんが出てきました。