整然とした広い店内、厨房から豪華な中華ナベの音が鳴り響く。
ウェイターは奥さん、調理は旦那さん。
奥まった厨房のせいか、位置さえも確認できず、旦那さんの姿はまったく見えない。
会議が終わった夜、たまに寄ってビールで喉を潤す。
男の都合で出かける時間、腹ごしらえに寄ったりもする。
ちと大袈裟だが
「目を楽しませ、舌を悦ばせ、胃を満たす」
昨夜も寄った。
帰りがけ厨房方向を指差し、奥さんに一言
『顔見たいんだけど…』
『あ、少し待って、後で』
会計を済ませ、フロアーに立っていると、
爽やかな笑顔で出て来てくれ
『ありがとうございます…』
気まずさと嬉しいさで顔が火照った。
が、すかさず
『すごく美味しいです!また来ます♪』
陳建一とか、金萬福の顔を想像していたが、とんでもない。
背筋がスッと伸び、凛々しくてカッコイイ。
もしかして、客の前に出たのは初かも?
店先の顔写真が本人だったとは…
もうちょい細面
とにかくウマイ、料理の鉄人。
http://ameblo.jp/9898nayn-us/entry-12141620423.html