こっちでも載せられるネタかと思い・・・
サンプル的な代わりにって感じですかね。
別館ではもっと・・・更にって感じの話を書いてますが。
珍しく爽やかな感じで書いたので。
こちらでもアップしておきますね。
ま、きっかけは最近寒くなってきて肌の乾燥が気になり
あるものを買った時にふと浮かんだわけで。
ま、いつもこんな感じっすよ。ワシの脳内はw
「From Your Skin・・・」
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久々に私の部屋にやってきたヴァネスは髪が伸びていて・・
髪だけじゃなくて髭まで生えていた・・・
今までの私だったらきっと苦手なスタイルなんだけど・・
ヴァネスだからかな・・・とても似合ってたりして。
「久々に汐音の部屋に来れて嬉しいな・・はぁ・・・」
そう嬉しそうにソファーに身体を預けているヴァネスを見て
私も嬉しくなる・・・
日本でのライブも無事大成功のうちに終了して・・・
私は初めてヴァネスの仕事仲間にも会えたし。
なによりも嬉しかったのはヴァネスが3人に私を紹介した時
「汐音は・・・俺にとって今もこれからも一番大切に一緒に生きていきたい子だよ」
そう皆の前で私の事を紹介してくれたことだ・・・
「ライブ大成功だったね・・・お疲れさま」
「うん。凄い楽しかった・・・ようやく日本で4人でステージ立てたし」
私がそう言いながら手渡した水の入ったコップをシャワーから出て
さっぱりとした表情のヴァネスに手渡すと受け取りながらニッコリ笑った・・・
「明後日までは日本にいられるの?」
「ん。帰ったらまた仕事だけどね・・・」
「そっか。でも戻るまでは二人で居られるね・・・嬉しいな・・」
そう言いながら私はヴァネスの隣にダイブしながら座って笑った・・
「そうだ・・・汐音に聞きたい事があったんだ・・・」
「ん?何?」
「あのさ・・パフューム・・変えた?」
「え・・・変えたって・・・付けてないよ・・私・・・」
「・・・だよねぇ・・・何か・・イイ匂いするんだけど・・・」
そう言いながらヴァネスは私の首に鼻を近づけてクンクンと嗅いできた・・
「・・・くすぐったい・・・ヴァネス・・・・」
「あ・・ゴメン・・・」
ヴァネスの髭が私の肌に当って思わず身体を捩った・・・
「・・・なんだろうな・・・わかんないけど・・・イイ匂いなんだよなぁ・・・」
「え~?仕事で会う人の中にはパフュームつけてる人・・いないけど・・」
「うーん・・パヒュームっていうか・・・どっちかというと・・フルーティーな香りなんだけど・・」
「フルーティーな香り・・・うーん・・・・」
私はしばし考え込んでふと思い出した・・・
「あ・・・解ったっ!もしかして・・・この香りじゃない?」
私はソファーから立ち上がって寝室から小さなクリームを手にして
ヴァネスの隣に再び座り手渡した・・・
「これ?・・・ボディー・・・バター?」
私が手渡したクリームのパッケージを見てから蓋を開けてクンクンと鼻を近づけた・・
「そうそう。この香り・・・クリームだったんだ?」
「うん。ほら・・寒くなってくると肌が乾燥するでしょ・・・
で・・これ・・試しに使ってみたの・・・マンゴーの香り・・」
「そっかぁ・・・クリームだったのかぁ・・・」
ヴァネスがクリームを一すくいして自分の手に馴染ませてから匂いを確認する・・
私もヴァネスの手を自分の鼻先に持っていきその香りを嗅いでみる・・
「確かに・・・マンゴーの香りが結構残ってるかもね・・・」
「汐音・・・これって仕事行くときも使ってるの?」
「え?うん。乾燥しやすいから・・・私の肌って・・」
「それはダメだよっ!汐音!」
いきなりヴァネスが声を張って私にそう言ったので
私は驚いた・・・
「へ・・・何で?」
「解らない?汐音・・・」
「・・・うーん・・・匂い・・強いから・・かなぁ・・」
そう私が考え込みながら呟くとヴァネスはいきなり私を抱きしめた・・・
「うひゃぁっ・・・」
驚いておかしな声を上げた私にもヴァネスは気にしないで
私を抱きしめたままジッと動かない・・・・
「・・・あのぅ・・・ヴァネス?」
「はぁ・・・汐音・・・自覚無さすぎだよ・・・ホント・・・」
「・・・何が?」
私がそう尋ねるとヴァネスが私の首筋をチロっと舌先で舐めた・・・
「っ・・ちょ・・・」
「・・・こんな香りしてたらさ・・・食べたくなっちゃうじゃん・・・誰だって・・」
「な、何言ってるのよ・・・ヴァネス・・・
食べたくなんてならないってば・・・普通は・・・」
「・・・俺が普通じゃないって事?」
「普通じゃないっていうか・・・ほら・・・普段食事を節制してるからだよ・・」
「・・・・・」
私がそう言うとヴァネスは何も言わなくなった・・・
・・・ちょっと強く言い過ぎた?
ヴァネスがふいにボディーバターを自分で首筋に塗りこみ始めて・・
その後その姿を見ていた私をいきなり抱きしめて自分の膝の上に私を跨がせた・・
その為私の鼻先がヴァネスの首筋に自然と触れていた・・
私の鼻先をヴァネスの首筋に塗られたボディーバターの香りがくすぐる・・
・・・マンゴーの香りが仄かに香って・・・
・・・それだけじゃないかも・・・ヴァネスの付けてる香水・・・ううん・・違う・・
ヴァネスの香り・・・がマンゴーの香りと混ざって・・・
私は抱きしめられたまま自分の腕をヴァネスの背中にまわした・・・
「・・・どう?これでも俺だけが食べたくなるって思う?」
「・・・・」
「・・・ん?汐音・・どうしたの?」
「・・・ヴァネス・・・何か・・食べたくなるの・・私も解った気が・・する・・」
普段じゃ絶対こんな事・・恥ずかしくて言えないのに・・・
ヴァネスと向かい合って抱きしめられた今の私・・・
物凄い・・・大胆な発言してる気がする・・・
「・・・汐音も・・食事節制してたっけ?」
楽しそうにヴァネスは私の背中からいつの間にか腕を滑り込ませ
私の腰を掴んでいた・・
「っ・・・意地悪なこと言うんだ・・・ヴァネス・・・」
そう膨れながら私がヴァネスを睨むとヴァネスはクスっと笑っていた・・
「・・・何で笑うのよ・・・もう・・良い・・」
私がそう言ってヴァネスから離れようとすると
ヴァネスの腕が私の腰をしっかりと掴んでいた・・・
「・・・良い訳ないだろ・・・俺食事制限辞めたんだよ・・とりあえずは・・」
「・・・だから・・・・美味しいものでも食べれば良いじゃない・・」
まだふて腐れている私はそうヴァネスと視線を合わせないように
俯いたままそう呟いた・・・
「・・・食べて良い?」
「・・・私に許可なんか要らないじゃない・・・好きなモノいっぱい思いっきり食べれば・・・」
「そっか・・・んじゃ思いっきり食べよっかなぁ・・・」
私の顔を覗き込むようにしてそう答えた後二コリと笑って
私にいきなり深いキスをヴァネスがしてきた・・・
普段とは違う・・・いきなり私の唇を割って入ってくるヴァネスの舌先・・・
その舌先を味わう私にはヴァネスから香るマンゴーの香り・・
思わずその香りに誘われて私もヴァネスの舌先の動きに合わせていく・・
いつもより大胆になっている私から唇を離すとヴァネスはクスっと笑った・・
「汐音の許可も要らないみたいだから・・・・覚悟して?」
「・・・覚悟って・・何よぉ・・・」
「ん~?とりあえず・・・ベッドに行こうか・・・」
そうヴァネスは私に答えると私を抱きかかえたまま寝室に向かう・・・
私を抱きかかえたヴァネスの首筋からはマンゴーの香り・・・
私はその首筋に軽く歯を立てるとヴァネスが驚いて立ち止まった・・
「・・・・私も今日は思いっきり食べちゃうもん・・・」
自分で言った言葉に思わず恥ずかしくなって頬が熱くなる・・・
「・・・望むところだね・・・汐音・・・」
ヴァネスは楽しそうに私にそう答えると再び寝室へ向かいドアを開けて
中へ入り背中でドアを閉めた・・・
私をいつもより乱暴にベッドに下ろすと自らシャツを脱いで私を上から見下ろすヴァネスを
私はゆっくりと両手を広げて彼を見上げながら待ち受けた・・・
いつもの私達より少しお互いが大胆になれたのは
ボディーバターという二人だけの調味料のおかげ・・・かな・・・
それにお互いにしかないスパイスを混ざるから・・・
お互いが欲しくなるだけ・・・
だから・・安心して。
ヴァネスが思うような事は無いから。
だって・・ヴァネスだから・・・私はこんな姿を見せられるんだもの・・・
私はそう思いながらヴァネスの香りを思いっきり吸い込んで目を閉じた・・・
/fin/