また、世界的な景気低迷により2013年上半期に原油需要の伸びが抑制される可能性があるとの見方を示した。
OPEC加盟国の11月の産油量は、前月比日量21万バレル減の同3078万バレル。加盟国中最大の産油国であるサウジアラビアの産油量は日量23万バレル減の同949万バレルだった。
OPECは2013年の原油需要の増加幅を日量77万バレルと予想、従来予想を据え置いた。
2013年のOPEC加盟国産原油に対する需要は平均で日量2970万バレルとし、前月に示した予想を据え置いたが、同年上半期だけでみると平均で日量2925万バレルとし、需要は弱含むと予想。産油量が今年11月の水準に維持された場合、日量約150万バレルの在庫が積み上がるとの試算を示した。
OPECは、「世界経済の減速で、原油需要の見通しが非常に不透明になっている。原油需要見通しには、特に(2013年)上半期に下方リスクがある」とした。
ただ、世界的な経済成長が2012年の3.0%から3.2%に加速すれば、原油市場は全般的に上向くとの見通しを示した。
OPECは12日にウィーンで開く総会で、生産目標を日量3000万バレルに据え置くとみられている。
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