政府が開発を進めるジョホール州南部イスカンダル・マレーシア(イスカンダル開発地域=IDR)への累計投資額が認可ベースで1,000億リンギ(約2兆7,000億円)を突破した。また今後はクリエーティブ産業や金融サービスなどの業種が投資をけん引すると見込まれている。
12日付ニュー・ストレーツ・タイムズ、南洋商報などによると、累計投資額は、先月末時点で1,051億4,000万リンギとなり、開発開始からわずか6年で大台を突破した。内訳は不動産が全体の33.4%に当たる351億リンギで最も多く、次に製造業が339億リンギ(全体の32.2%)、インフラ投資が95億リンギ(同9.1%)が多かった。累計投資のうち、今年11月時点で42%が実行されている。
また累計投資額のうち、64%に当たる676億9,000万リンギが国内資本による投資だった。残りの36%(374億5,000万リンギ)が海外資本による投資で、国別で見るとイスカンダル地域から近いシンガポールからの投資が最も多かった。06年の開発開始から現在までに、15万4,000人の雇用機会を創出している。
ナジブ首相はイスカンダル開発を主導するイスカンダル地域開発庁(IRDA)の会合に出席し、今年はヌサジャヤ地区で新たに「レゴランド・マレーシア」と「プテリハーバー・ファミリーテーマパーク」の2つのテーマパークが開業したほか、新たに複数の大学の分校や商業施設が完成したことを指摘。イスカンダルの存在感が高まった年になったとコメントした。
投資額は今年1~11月では、203億6,000万リンギに達している。
■サービス産業がけん引
IRDAのイスマイル・イブラヒム長官は、2013~15年はクリエーティブ、ヘルスケア、金融サービス、物流分野が投資をけん引するとの見方を明らかにした。来年は、マレーシア政府系投資会社カザナ・ナショナルと英系パインウッド・イスカンダル・マレーシアが共同で開発する映像制作スタジオの開設も予定されており、同分野での誘致強化につながるとみている。
イブラヒム長官は、06年当初は民間と公共投資の比率が同じだったが、今年は民間投資が13倍にまで拡大していると指摘。世界的に景気の先行きが不透明になっていることから、今後は幅広い国・地域から投資を誘致する必要があるとした。
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