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黄色い部屋の本棚

読書記録です!
読んだ本の厚さだけ、背は伸びる!
ミステリ短編を軸に、そのときどきに興味あるジャンルを乱読していきます!

死を賭けるか?
「カー短編全集5 黒い塔の恐怖」(ディクスン・カー著/創元推理文庫)

【ざっくりあらすじ】
ベティは幽霊水車場で怪しい男、ロバートに会う。
ロバートは継父ジョンと「六ヶ月生き延びたら」大金をもらえるという賭けをしていて、
今日がその最終日だと語る。

【感想】
幽霊水車場というのは、たぶん遊園地のアトラクションのようなものでしょう。
ディズニーランドのスプラッシュマウンテンや、ユニバーサルスタジオジャパンのスパイダーマンライドのような。
二人乗りのボートで水路を行くお化け屋敷のようなものかと。

この作品、ラジオドラマ(の脚本)なので会話主体で、ポンポン進みます。
テンポよく、メリハリも効いていて、ドンドン話が展開していく。
主眼はロバートの命を狙う継父の企みが成功するか?
最終日というのが肝。
タイムリミットものの面白さは鉄板です。
翻訳ものにアレルギーのある人に、カーの面白さを伝えるには絶好のテキスト。
カーは不可能興味ばかり前面にでがちですが、語りのうまさも特筆すべきでしょう。
ちょっと捻りを効かせたオチも鮮やか。