7月の日銀決定会合でイールドカーブコントロールの実質解除がありましたが、
円安傾向は変わりませんでした。
先日、読売新聞の植田総裁へのインタビュー記事が掲載され、マイナス金利解除を匂わせる
内容でした。
その記事の影響で日本債券が下落、利率は上昇し、市場は少しずつマイナス金利を織り込み
始めたようです。
しかしながら円安傾向は変わらず、この記事投稿時点で1ドル147円半ばで推移しております。
ここ数日の経済誌を見ていると、2024年1月から4月頃のマイナス金利解除を予想しているところが
多いようで、
それを元に債券利率は上昇するものの、ドル円はマイナス金利解除はまだ先との思惑からか
円安は続いております。
これは素人の私の個人的な予想ですので外れる確率が高いかもしれませんが、
もしかしたら、
2023年9月(22日)か10月(31日)の日銀決定会合で
マイナス金利を解除するのではないかと思っています。
理由はシンプルでして、円安が止まらないから!
日銀は物価上昇を年2%で安定させたいわけですが、
今はそれを大きく上回る3.3%で推移しています。
円安だから輸入物価が上がるわけで、強制的に物価が上がっているわけですが、
これを続けていると個人消費が弱含んでくる可能性があり、
消費者の円安耐性はそう長くは持たない。
日銀がマイナス金利を解除することで緩やかに円高に向かい、1ドル130〜135円くらいで安定させたいのではないか。
日銀の政策変更はサプライズ性が求められますので、思惑通り2024年1月以降に変更したのでは
効果が薄い。
もう一つ年内にマイナス金利解除すると思う理由があります。
それは政府のガソリン補助が年内までとなっていること。
年内限りということは、恐らく年内に政策を変更して補助が必要なくなる状態にするのではないか。
政府と日銀はそれぞれ独立していますので、日銀は政府の意向に沿って動くわけではありませんが、
岸田総理と植田総裁は会って意見交換をしています。
政府の意向は十分把握した上で、政策を決定しています。
年内に日銀政策決定会合は、9月、10月、12月の3回ありますが、
私の予想では、そのどれかだと思っていまして、
早ければ9月もありうると思います。
10月が最も可能性が高いとは思いますがどうなりますでしょうか。
余談ですが、債券金利が上がると銀行の収入が増えますので、銀行株が上がる傾向にありますが、
ネット銀行2社、住信SBIネット銀行と楽天銀行は株価の推移は芳しくありません。
住信の方は親のSBIが新生銀行の方に力を入れ始めたため、楽天銀行の方は引き続き親の楽天グループの
経営状況がマイナス視されているのだと思います。分かりませんが。
期待してネット銀行を買っている私は、、、、、銀行株上昇の恩恵を受けられておりません。残念!