形而上坊主論 -2ページ目

形而上坊主論

ただの坊主頭の男の迷い事(笑)

グレングールドのCDを何の予備知識なしに聴くと
ちょっとビックリする。
ピアノ以外に何かが聴こえる。一瞬、呻き声?みたいな(ノ゚ο゚)ノ

この人は演奏が調子よくなってくると歌いだす人らしい(笑)
だから、呻き声みたいな歌声が聴こえるとその演奏は最高、ということだろうo(〃^▽^〃)o



ベートーヴェン第8番ハ短調 作品13「悲愴」第3楽章。




この曲とフランス組曲をリピートしながら村上春樹初期四篇を読み漁ったので、
なんかイメージが村上春樹www

あとコインランドリーのイメージも少々。
1枚の集合写真があった。
彩り鮮やかな洋服を着た少年少女が
長椅子に座り、その少年少女の後ろには
高級そうな服を着た母親達が並んでいた。

小学校入学式の写真だった。

右端から三番目に他とはあきらかに違う
母子がいた。地味な色合いのみすぼらしい親子。
母親は不機嫌そうな顔をしているが、少年は笑顔。
「笑ってください」と言ったカメラマンの言うとおりに
笑ったのだ。

程なく、少年には、今では差別用語となった
「乞食」というあだ名がつき、いじめられた。
黴菌保有者の如く扱われ、言葉の暴力と、
物による暴力を受けた。

少年は笑顔でいた。

気持悪いと言われても何を言われても
微笑んでいた。酷い言葉には無言で耐えた。
それらが、最良の、心の防具になった。

小学校4年生時、事に気付いた担任のS教員が
学級会議を開き、クラスメート一人一人が
起立し「ごめんなさい」「もうしません」と
少年に謝罪したが、心に届くものに感じられなかった。
感情のない陳腐な朗読に聞こえていたのだ。
そして事は一学級の問題ではなく、一学年の問題でも
あった。
然し少年は笑顔をみせた。そうでなければ、
終わらないと思っていた。

2枚目の集合写真を撮った中学の入学式では
母親同様、少年も笑っていなかった。

入学式翌日、三年生に呼ばれ、
運動場端にある古びたトイレ裏に
連れていかれ、少年は殴られた。
「そのガクラン着てくるなよ!」と殴られた。
母親が近所の家から貰ってきた学生服だった。
いわゆる、ボンタン中ランだったのだ。

少年はその学生服を着続け学校に通った。
裸で行くわけにはいかない、そう言い聞かせ
上級生達の脅しに耐えた。

体育授業もそうだった。
学校指定のジャージ体育着のない少年は
体育教師に殴られ、2メートルほど、
空中を飛んだ。

小学校当時の余韻も少しばかり、残っていた。
一部の女子の蔑むような目が怖かった。

強くなりたいと願った。三年生にも負けないほど
強くなりたいと思った。女子は優しくないと
決めたかった。

一年の秋ごろ、全校学級対抗の音楽祭が行われる事になり
クラスメート達は優勝を目指し一致団結とばかりに
声を上げ、練習に励みだした。
昼休み返上で、全員で練習をしようと持ちかけていた。

少年は参加しなかった。数人の男子女子生徒も
参加しなかった。

少年ら七人は罰として黒板の前に立たされ、
謝罪を求められた。六人は謝ったが少年は
謝らなかった。

七人は反省として、課題曲を
皆の前で歌わされた。
少年だけは歌わなかった。無口のまま、
ただ窓の外の色づき始めたイチョウの木を
眺めていた。
席に着いていた皆がクスクスと
少年を嘲笑っていた。
悪いのは自分だと、認識していた。
謝罪し歌うべきだとは、思っていた。

同時に「今更、何が一致団結だ」と思った。
ほんの数年前には存在しなかった、
一致団結だ。
いや、自分の世界以外には一致団結があったのかも
しれない。
数年前の悲惨な事柄は皆にはすでに
関係ないのだ。なんでもないことだったのだ。
昔のことを引きずる愚かな者は、自分なのだ。
何時までも過去に囚われるバカヤロウだと
一言で終わらされる者なのだ。

そう考えると少年は外を眺めながら、
笑いたくなった。
笑ったら、「反省しろ!」誰か言うだろうか?
それとも「歌え!」と怒りを露にするだろうか?
笑いをこらえるために、眉間に皺を寄せた。

両手をズボンのポッケに入れ、
席に着き傍観している者達を睨んだ。
乞食と罵り、あらゆる差別をした者、
無関心のまま、ただ自分を遠回りに避けていた者たちを
睨んだ。

いつか自分にもあちら側の立場がくるかもしれない。
誰かを罵り傷つけ、嘲笑うかもしれない。
無意識に悪気無く、酷い仕打ちをするかもしれない。
きっとそれらは直線的か形を変えてかで、きっと自分に返ってくるだろう。
覚悟しよう。あらゆる仕打ちを受け止めよう。
頭は悪いが、一つだけ、学んだのだ。

目の前の並べられた椅子に座り
こちらを薄ら笑いで眺めている、
彼ら彼女らが、教えてくれたのだ。

六人の「翼をください」が終わったころ、
少年は、そう思った。

          了
        (なんちゃってγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ)

おそまつ☆☆☆
ハチドリのひとしずくの話を
突然思い出した(-^□^-)

森が火事になり
動物たちが皆逃げている時に
ハチドリが小さなクチバシに
水をふくみ火事を消す話。

動物たちが
『そんなことをしていったい何になるんだ?』
ハチドリが応える。
『私は、私にできることをしているだけ』

あ~なんか幸福な王子の話も
思い出しそう~~~o(^▽^)o

ちょっと、眠ろう。
夜、月が綺麗に輝いていた。

近所をふら~っと走るつもりが
もうちょっともうちょっと、と走り
湾岸道路まで来ていたΣ(・ω・ノ)ノ!

ぼ~っと夜風に吹かれていたら
幕張すぎてた。

真夜中の湾岸道路をねずみーランド横目に
帰ってきた。

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途中、潮の香りもした。

夜は走りやすいヽ(゜▽、゜)ノ
お前はお前で丁度よい
顔も身体も名前も姓も
お前にそれは丁度よい。

貧も富も親も子も息子の嫁もその孫も
それはお前に丁度よい。
幸も不幸もよろこびも
悲しみさえも丁度よい。

歩いたお前の人生は悪くもなければ良くもない
お前にとって丁度よい。
地獄に行こうと極楽に行こうと
行ったところが丁度よい。
うぬぼれる要もなく卑下する要もなく
上もなければ下もない
死ぬ月日さえも丁度よい。




「確かにγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ」



$形而上坊主論
注・本人無宗教。

九州のド田舎にいた十八歳ごろ先輩に「おまえら今日から少林寺拳法習え!」と
鶴の一声がかかり六七人で道場に通い始めた。


道場で練習が終わると先輩の家のガレージに行き、実践、実戦。いわゆる殴り合い(*^▽^*)

帯の色がかわりはじめると再び鶴の声「おまえら黒帯になったら道場辞めて夜の街に行って
悪そうなヤツ全員ぶっとばして来い!俺が許す!」無茶です。無謀です。むちゃくちゃです(笑)
人間性が捻じ曲がっていますヽ(゜▽、゜)ノ

そして我々に初段試験の許可が出ました。我々は覚悟を決めました。夜の街に空しく散ろうと。

が、しかし、我々には大きな壁が立ちはだかりました。

九州のド田舎の道場では初段試験になんと、般若心経の暗記と筆記の試験があったのです。
我々七人の頭脳を集結しても、果たして九九が制覇できたかどうか(少し誇張しましたすみません)

ここぞとばかりに仲間が・・
一人減り二人減り・・そして誰もいなくなった。byアガサクリスティ(*^o^*)

でも何人か、暗記はできた。

時々師範代が読誦してくれて、何度か一緒に読んだ。
それがなんともクル感じ?心かハートか脳内かに、来る感じ。
気持が良くなったのは事実だったかなぁ。

なんか懐かしくなって例によってユーチューブで見つけて聴いてみたら
意外に憶えてた。九九よりね。書けないけどね(^▽^;)

それで載せてみた。

幾つかゆーちゅーぶで聴いて、いろいろ探したけど、
書いてあるのと、実際の発音では微妙に違うから、ひらがな部分で実際の発音っぽく
書いてみた。
キーボード打ちながら、実際何度か飽きてきて心が折れそうになったけど、なんとか完成させた~~

読むか読まないかは、あなた次第(笑)
携帯電話ではちと読み辛いですね。




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ぶっせつまーかーはんにゃーはーらーみーたーしんぎょう
佛説摩訶般若波羅蜜多            心経


かんじーざいぼさーぎょうじんはんにゃーはーらーみーたーじーしょうけんごーうんかいくうどー
観自在菩薩     行深般若波羅蜜多          時照見五蘊皆空度
         
いっさいくーやくしゃーりーしーしきふーいーくうくうふーいーしきしきそくぜーくうくう
一切苦厄     舎利子    色不異空空不異色色即是空空
 
そくぜーしき じゅーそうぎょうしきやくぶーにょぜーしゃーりーしーぜーしょーほうくう
即是色    受想行識      亦復如是    舎利子     是諸法空

そうふーしょうふーめつふーくーふーじょうふーぞうふーげんぜーこーくうちゅう
想 不生不滅      不垢不浄     不増不減     是故空中  

むーしきむーじゅーそうぎょうしきむーげんにーびーぜつしんにーむーしきしょうこうみーそくほう
無色  無受想行識        無限耳鼻舌身      意無色声香味触法

むーげんかいないしーむーいーしきかいむーむーみょうやくむーむーみょうじんないしーむーろうしー
無 限界乃至    無意識界     無無明亦     無無明尽      乃至無老死

やくむーろうしーじんむーくーしゅうめつどうむーちーやくむーとくいむーしょとっこー
亦無老死尽      無苦集滅道      無知亦無得      以無所得故

ぼーだいさったーえーはんにゃーはーらーみーたーこーしんむーけーげーむーけーげーこーむーうー
菩提薩垂     依般若波羅蜜多        故心無圭礙      無圭礙故無有

くーふーおんりーいっさいてんどうむーそうくーきょうねーはんさんぜーしょぶつ
恐怖遠離    一切転倒夢想       究境涅槃      三世諸仏

えーはんにゃーはーらーみーたーこーとくあーのくたーらーさんみゃくさんぼーだいこーちー
依般若波羅蜜多        故得阿耨多羅       三藐三菩提故知
 
はんにゃーはーらーみーたーぜーだいじんしゅーぜーだいみょうしゅーぜーむーじょうしゅーぜー
般若波羅蜜多       是大神呪     是大明呪       是無上呪是

むーとうどうしゅーのうじょーいっさいくーしんじつふーこーこーせつはんにゃーはーらーみーたー
無等等呪     能除一切苦       真実不   虚故説般若波羅蜜多

しゅーそくせつしゅーわつぎゃーていぎゃーていはーらーぎゃていはらそうぎゃーてい
呪 即説呪曰        羯帝羯帝     波羅羯帝    波羅僧羯帝

ぼーじーそわかーはんにゃーしんぎょう
菩提 僧莎訶    般若心経

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動機は、大罰当たりだったけれども、
少林寺拳法の道場に通って良かったと思えることは、般若心経にちょっとだけ触れられたことと
合掌が人前で恥ずかしくなくなったことかな。

これを読んで何かの役にたつとか、何かがかわるとか、
ましてや彼岸(煩悩を脱した悟り)の境地にたどりつけるわけではないでしょうが、
日々を健やかに、穏やかに、笑顔多き毎日であればと思います。


色即是空。合掌。