っそうじゃないっ!
今大事なのは相手がだれたということだっ!
そして、私は薄目を開けて、事実を確認しようとした。
片方はバーンに間違いなかった。これはこれでビックリしたが、私は冷静にしていた。
(相手は…)
目をちらっと、もう一人にむけた。
もちろん、薄目で。
赤い髪に、少しつり上がった目、そして、よく見慣れた顔…
グラン…
まちがいない、相手はグランだ。
そして、私の目に飛び込んだ光景は、私の思考を狂わせるほどのものだった。
「えっ!?あっ…ふぅぇっ///」
二人の唇が重なったかと思うと、それがすこしはなれて、すぐにグランが舌を、口のなかに滑り込ませた。
チュ…クチュクチュ…
いやらしい音をたてながら、何度も何度もキスを繰り返す。
お互いの舌が絡み合うのが、私からも見えた。
身体中に電気が走ったような衝動に刈られた。
(ゾクゾクしてきた…)
私はそう思いながら、その光景を見ていた。
不意に、グランがバーンによって床に押し倒された。
「ばっバーン!?」
グランが慌てた声で言った。
「…グラン…大好き…」
そう言ったかと思うと、突然の、バーンのキスの雨がグランに降り注いだ。
こんななにかをすごく欲しがっているようなバーンの顔、私ははじめて見た。
10回、20回、30回。
必死で見ていた私にもわからないほど、グランをキスで満たしていった。
そして、しばらくすると、グランが目を開けなくなった。
寝てしまったのか…
「よくあんな状態で眠れるな。」
と、私は小声で呟いてしまった。
「え…ガゼル…?」
そう呼んだのは、紛れもない、バーンだった。