みなさん初めまして☺️✌️
黒にんにくを研究して1年が経とうとし、黒にんにくを料理へ展開させることによって、多くの人々の生活に黒にんにくがより多く普及されることを願って研究をしている者です

さて、先日2016年9月6日に世界黒にんにくサミットが青森県で開催されました。
知っていましたか??
ルクセンブルクからお招きしたシェフやタイや中国ら日本全国から総勢420名ほど出席なさった非常に活気溢れた会が行われたんです。
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私も参加者の1人として、出席させて頂きました✨
そして、翌日2016年9月7日には世界黒にんにく料理グランプリという黒にんにくを使った創作料理のコンテストが行われたわけですが、562点の応募の中からグランプリ1点を決めるという、これまた活気に溢れたコンテストも行われたんです。
その中で、非常に名誉な賞であるグランプリを頂くことが出来ましたので今回はその料理レシピと黒にんにくについて少しお話をさせて頂こうと思います。
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私が提案した黒にんにく料理レシピは、
「青森の黒にんにくとりんご酢の簡単プチパイシュー〜津軽と南部の奇跡の溶け合い〜」です。
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青森県はかつて津軽藩と南部藩に分かれ、長い長い対立が続いていた歴史があったそうで、今回の料理に津軽(りんご)と南部(黒にんにく)を意味する食べ物を使用して融合させることによって、津軽藩と南部藩の長い対立の雪解けを表現しています。
今回の世界黒にんにくサミットも、津軽と南部の方が力を合わせて創り上げたものですのでサミットにちなんだ料理である事も実は意味しています。

早速ですが、作り方です。⬇︎
【用意するもの】(4人分)
・黒にんにく 4片
・りんご酢    大さじ3〜4
・はちみつ    小さじ4〜5
・砂糖           小さじ4〜5
・冷凍パイシート 1シート
・溶き卵          1個(MでもLでも)
・お好みで飾り付けるもの  
                       (粉砂糖、ピック)

【作り方】
①冷凍パイシートを用意し、小さめのコップでくり抜いたら溶き卵を塗って余熱した200度のオーブンで15分焼きます。
(トースターでも15分で焼けます)
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②黒にんにくペーストを作ります。
黒にんにく、りんご酢、はちみつ、砂糖を小鍋に入れてプツプツと火にかけます。
ヘラで黒にんにくを潰してペーストにしたら出来上がり。
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③焼いたパイを真ん中から2つに割いて中にペーストを塗ります。
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あとは、可愛く粉砂糖やお弁当に付けるピックを刺したら完成!!!
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冷凍パイシートはお近くのスーパーの
「冷凍食品売り場」に行けば300円ほどで手に入ります。
枝豆を買うついでにチラッと見てみて下さい

さらに、この料理を展開させると
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こーんな感じで展開も出来ます!!
チョコレートをかけたり、抹茶をかけたり、ゴマやサツマイモにも合います!
ミートパイにまで変身しちゃうんです!

【黒にんにく】
抗がん作用
抗酸化作用
血液サラサラ効果
記憶力UP効果
免疫力UP効果
リラックス効果
このような効果が見込めるそうです。
女性に嬉しいのは抗酸化作用による美容効果やアンチエイジング、老化防止ですよね。黒にんにくを食べることによって体温が上昇し、免疫力UPへと繋がるため代謝の良い体へと変わっていきます。

今回は【りんご酢】を使用しているので、お酢の脂肪酸の吸収を抑える効果や、血液サラサラへと繋がる効果が見込めたり、黒にんにくの気になる匂いを抑えたりなど、良いこと尽くしなんです。

にんにくの臭いはそもそも何が原因かというと、「アリシン」という成分が臭いの素なんです。
にんにく本来にはアリシンは含まれていないのですが、「アリイン」というややこしい名前の成分がにんにく本来に入っていて、にんにくを傷つけたり擦ったりすることによって「アリイナーゼ」という分解酵素が出てきて、それとくっついて「アリシン」を作るそうなんですね〜〜。⬇︎

アリイン→(にんにくを傷つける)→アリイナーゼ(分解酵素)→アリイン+アリイナーゼ→アリシン(臭いの素)

こんな感じです。

なぜ、こんな臭いを出すかと言うと。
傷つけられた時に自分の身を動物から守るために臭いを出しているそうなんです。
他にも似たような植物や動物がいますよね。それと同じです。
だから臭いんだ〜〜と納得しますね。

黒にんにくが三重県で生まれてから早20年ほどが経とうとし、青森の黒にんにくの研究結果が世に出たのは2006年。それから2016年まで10年が経ち、黒にんにくの効能や機能性は徐々に明らかにされつつあります。青森県の協同組合黒にんにく協会を始めとし多くの人々が黒にんにくに興味を持ち始めています。
世界には25カ国に黒にんにくが輸出され、30カ国を目指そうとしています。
ヨーロッパでは黒くて甘酸っぱい食材として料理を引き立てるものとして既に使用されているところが多々ありますが、日本での認知度が未だはっきりとしていない部分があります。知り合いに黒にんにくって知ってるかと聞いても5人に3人は知らないと答えます。特に若い人たちは、にんにくは滋養強壮のために食べる物だから食べなくても大丈夫だと思っている方々が多いです。滋養強壮の固定的なイメージを少しだけ壊し、若い人にも嬉しい効果が沢山あるという新しいイメージをつけるためにも、黒にんにくの効能と機能性を活かした「健康食材」としての可能性を広げて普及できると良いな〜と思います。
シェフや料理家は「料理を引き立てる食材としての可能性」を、私は「効能や機能性を活かした健康食材としての可能性」を追求していきたいと思います。
私の専門分野は栄養学と実践的な調理学、生化学や料理献立なので、いかに健康的な料理で、人々の生活により普及されやすく身近に感じる事の出来る黒にんにくを提供出来るかを目標としています。栄養士としての知識を活かして次回も黒にんにくの健康レシピを「黒にんにく健康料理研究家」としてレシピをどんどん載せていきたいと思います!
2つの視点がとっても面白いですよね!✨

では。✨