香港事件
中国大陸に滞在しているので、香港にマイナス的な情報は遮られていて、真実を知りたかった。香港騒ぎを耳にした途端、えっ、なぜ?と思っていた。なぜ十代、二十代の子供たちがここまで しずこくやってしまったのか。
昨日、香港政府がものすごい経済政策を打ち出したことから答えが見つかった。香港経済は焦げついてる? ま、芳しくないに違いない、若者が現在や将来に対する不安が火種になっていて、少々でも火をつければ燃え広がってしまうのだ。
中国に戻った後香港の21世紀に向けて、新たな経済基盤を作ろうと、第一代の董長官がIT中心に香港を改めようとしていたのだが、不動産王たちの反対で実施できずに香港の不動産価格を天にまで引き上げられてしまった。その連動で庶民の生活が日々異常な物価高に徐々に苦しんでいく、若者の就職、住宅への心配が増えつつ、林立する立派な高層ビルに挟むぼろ住宅や公団住宅を見るだけで、自分の将来はどこにあるの?と、誰でも怒り心中していまったのだ。大陸も問題を認識し、観光で香港経済を振興しようとしていたが、大陸からの「爆買」は香港で逆効果をもたらしてしまった。
大陸が改革開放の前には香港はイギリス領であり、大陸のことなら、外国でも大陸でも、頭を下げて話をしてくるその上位感から、いまの上海を見たり、目の前の香港を見たりするとギャップが大きい。これこそ今回騒ぎの主な原因であろう。
ただし、イギリス式民主主義に戻ろうや色革命で香港を変えようとかの試みはすべて幻想であり、無理に決まっている。文革や天安門事件を思い出すと、私はただただ若者達の運命に心配しているだけ。