今晩は、所沢市田中則行です。昨夜16日のNHK総合テレビの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第2話「佐殿の腹 の巻」のあらすじと解説をリポートします。
[第2話あらすじ]
罪人・源頼朝(大泉洋さん)を処断しようと兵を率いて迫る伊東祐親(浅野和之さん)。しかし北条義時(小栗旬さん)の父・時政(板東彌十郎さん)が頼朝を庇って対立。両勢力が一触即発の状態となる中、平清盛(松平健さん)を後ろ盾に相模の武士団を束ねる大庭景親(國村準さん)が現れる。一方、目まぐるしい展開に振り回される義時は、姉・政子(小池栄子さん)らの助けを受けて頼朝と富士の山裾にいた。だがそれも束の間、弓矢が放たれ緊張が走る…
◆第2話解説
◾流人・源頼朝の支援者
流人生活を送る源頼朝には、少なからず支援者がいました。その一人が頼朝の乳母である比企尼です。乳母は夫と共に貴人を幼い頃から養育・後援する役目を担います。ただ授乳をするだけではありません。このため乳母やその一族と貴人との繋がりはとても深いものとなり、強い主従関係で結ばれて大きな発言力も持ちました。
比企尼の貢献は特に大きく、頼朝が流罪となる夫と共に武蔵国比企郡(現在の埼玉県・東松山市)を請所として都から下向し、夫の死後もずっと頼朝の生活支援を続けていました。比企家からの仕送りは月に一度のペースで頼朝の下へ届いたとも言われています。頼朝も人一倍、恩義を感じていたのではないでしょうか
鎌倉殿の13人紀行
◆第2集 静岡県・伊東市/伊豆の国市
静岡県・伊東市。頼朝の監視役を務めた伊東一族が治めた地です。現在の物件塚公園の一帯に八重の父・伊東祐親の館があったと伝わります。