今晩は、所沢市田中則行です。本日、ハロウィンと衆議院選挙投票日でしたね。東京競馬場では第164回天皇賞(秋)が行われました。同G1レースで3番人気に指名された3歳馬、エフフォーリアが優勝しました。その一方で昨年のデビューか無敗で3冠を達成し今年で引退するコントレイルは2着でした。

(NHKニュースWeb 及び NHKニュース防災サイト・10月31日18時24分報道より)
■東京競馬場・第164回天皇賞(秋)
[G1・芝2000m・16頭出走]
横山武史騎手が手網を取った3番人気のエフフォーリアは前方から中団に付け、最終直線で先頭に立ち1分57秒9のタイムで優勝しました。3歳馬のエフフォーリアは皐月賞に続き、今年のG1レースで2勝目を挙げました。3歳馬が天皇賞 秋を制したのは平成14年のシンボリクリスエス以来19年振りとなりました。

騎乗した横山武史騎手は「人生で初めて嬉し泣きしました。道中で理想的なポジションで、馬の力を信じて乗った」と振り返りました。

横山騎手は親子3代で天皇賞 秋を制し「親子3代で勝利はなかなかできることではない。達成できて本当に良かった」と話していました。


一方で昨年のデビューから無敗でクラシックレースを3冠を達成し、来月のジャパンカップを最後に引退するコントレイルは1番人気で出走しましたが2着でした。3着には2番人気のグランアグレシアが入りました。



◆東京競馬場・第164回天皇賞(秋) 払戻金結果

単勝:⑤ 340円/枠番連勝:1‐3 400円/馬番連勝複式:①⑤ 390円/馬番連勝単式:⑤① 850円/馬番3連勝複式:①⑤⑨ 350円/馬番3連勝単式:⑤①⑨ 2040円/馬番ワイド:①⑤ 170円、⑤⑨ 200円、①⑨ 170円



■コントレイル ジャパンカップが最後のレース

天皇賞で1番人気で臨み、2着に終わったコントレイルは最後のレースとなる11月のジャパンカップで有終の美を飾ることができるか注目されます。コントレイルは平成29年に北海道新冠町で生まれ、名前の由来は「飛行機雲」を意味しています。 「飛ぶようだ」と言われた平成17年の無敗の3冠馬であるディープインパクトが父です。父から受け継いだ抜群の瞬発力が持ち味で、昨年の皐月賞、日本ダービー、菊花賞と、3歳馬によるクラシックレースをデビューから負けなしで全て制しました。無敗での3冠達成は15年振りで、親子で無敗を成し遂げたのは史上初でした。偉業達成の凡そ1ヶ月後、昨年11月に行われたジャパンカップでは2着となり、初めて優勝を逃しました。それでもこのレースで日本の馬では芝G1最多の9勝目を挙げたアーモンドアイと、同じ年に牝馬の無敗の3冠馬となったデアリングタクトとの争いは「世紀の対決」として大きく注目されました。4歳を迎えた今年は4月のG1・産経大阪杯で雨天での重馬場に苦戦し3着となり、その後夏季のレースには出走せず多くの有力馬が集まる天皇賞に挑みました。

コントレイルは父・ディープインパクトと同じように4歳で引退し、今後種牡馬としての生活を送ることになります。11月28日に予定されているジャパンカップが最後のレース出走となります。

“ラストラン”となった有馬記念を制した父のように、多くのファンが見守る中、有終の美を飾ることができるか注目されます