今晩は、所沢市田中則行です。先週4日のNHK総合テレビ『ダーウィンが来た』「植物すごいぜ!緑の超世界へ大冒険」をお浚いします。先週の主役は世界に30万種とも言われる植物で、唯一無二の作戦で生き抜く不思議な植物達が大集合。人間の想像をはるかに超えた「緑の超世界」の大冒険でした。



驚異の能力を秘めた植物達。世界一巨大で臭い花や100年に一度大変身する高山植物、更に海を滑走する花も登場しました



開花すると強烈な悪臭を放つため「世界一臭い花」と言う異名も持つショクダイオオコンニャク。実はその臭さにも驚きの生き残り戦略が秘められています。



食虫植物ウツボカズラが様々な罠を仕掛ける森に潜入。雨粒が落ちる衝撃を利用して蟻を壺へ落とす、巧みな狩りの技が目撃されました。



過酷な環境を生き抜くための様々な生存戦略を持っている植物。そこで人間の想像をはるかに超えた「植物の超世界」が全国のガーデナー、ベランダー必見です。



南の海では大潮の日、海面を沢山の花が走る奇妙な現象が見られました。



日本の山で見かける高山植物と言えば小さくて可愛らしいものばかり。南米アンデス山脈には100年に一度、高さが10mにまで巨大化する高山植物がいます。



南米アマゾンの水辺を覆い尽くすのは、世界最大の葉を持つ水草オオオニバス。何と人が乗ってもへっちゃら!ここにも驚きの生存戦略がありました。



驚異の植物ワールドに潜入する写真家の山口進さん。山口さんはお馴染みの学習帳の表紙写真を40年以上に渡って撮ってきた植物撮影の大ベテラン。世界各地で奇想天外な植物の数々を発見します。




ウツボカズラの壺の中に溜まった消化液。小さな虫を溶かす働きがありますが、その昔、ジャングル道に迷った探検家がこの水で一命を取り止めたんだとか。因に成熟したものは雑菌が入って飲めません。



密かなブームの食虫植物。世界にはまだまだ想像の斜め上を行く奇想天外な植物達が沢山います。



★ヒゲじいの駄洒落★
①井上二郎アナウンサー:だからウツボカズラは、他の生き物を騙して栄養を賄うツボ作戦を編み出したんです
ヒゲじい:ほほほほ。ツボを使って相手を騙すなんて、まさにウツボカズラの思うツボ、ですな

②井上二郎アナウンサー:ウツボカズラが、様々な罠を仕掛ける森に潜入しますよ?
ヒゲじい:そりゃ、早く見たいワナ、なんて





☆のりちゃんの追記☆

マヌ~ルの夕べ
◆ヤンバルオオフトミミズの巻
沖縄県・やんばるに辿り着いたマヌ子ママらキッチンマヌ~ル一行。久々にヤンバルクイナのやんばさんに出合い、ツノミンが嬉しく思った。やんばさんはやんばるには隠れた大スターがいることをご存知かどうかマヌ子ママとツノミンに聞いてみた。確かにやんばるには国の天然記念物であるヤンバルクイナの他にヤンバルテナガコガネやノグチゲラなどの固有種が生息しているのだが、正解はヤンバルオオフトミミズだと言う。そのヤンバルオオフトミミズはおふとみ君と言った。蚯蚓と聞いた上でマヌ子ママとツノミンはガックリ。ヤンバルオオフトミミズと言うその種は、見た目そのものは地味だが、オオフトミミズの場合は落ち葉を食べて分解し土に変えてくれると言うもの。そうしてこれが森を支える土壌になり、やんばるの貴重な生き物達を支えてくれると言う訳だ。ヤンバルオオフトミミズは確かに隠れた大スターだ。そんなわけだからオオフトミミズをネタにしたおふとみグッズが作られたのだ。一発当ててみようとしたその時点でマヌ子ママがオオフトミミズのマフラーに絡まれてしまった…!!!その後、おふとみマフラーは人気商品となり、一大ブームとなった。





いよいよ今晩は「世界自然遺産へ 奄美・沖縄 豊かな森の秘密」が放映されます。地球上でここにしかいない固有種が多数生息する奄美・沖縄の森。この森独自の進化が起きた理由を貴重な映像満載で解き明かされます