今日は、所沢市田中則行です。先週6日のNHK総合テレビ『ダーウィンが来た』「サバンナのオオカミ 落ちこぼれゼロ教育」をお浚いします。アフリカ・タンザニアのセレンゲティ国立公園。主役は強敵犇めくサバンナでひっそり暮らす肉食獣、キンイロオオカミ。生き残りの秘訣は驚きの教育術にあります。「落ちこぼれゼロ」を実現する見事な子育てに密着されました。



キンイロオオカミの体長は中型犬とほぼ同じ。夫婦と数匹の子供からなる家族単位で暮らします。夫婦で狩りを行うなどとても仲がいいそうです。



電光石火の鼠狩り。草むらに潜む鼠をジャンプして一撃で仕留める凄技。大きな耳で微かな音を聞き分け、正確に居場所を知る能力があります。



キンイロオオカミは2015(平成27年)に発表された「新種」。それまで見た目から「キンイロジャッカル」だと思われてきましたが、DNA分析によると実は狼の仲間であることが判明されました。犬属では150年振りの新種だそうです。



夫婦は教育上手。普段は仕留めた鼠を一度飲み込み、吐き戻して子供に与えます。しかしそれでは子供が狩りを覚えません。「いつまで経っても独り立ちしない」そこで教育が始まりました。



キンイロオオカミの鍵となるのが留年でした。



何倍も体の大きなハイエナを追い払う方法は俊敏さを活かして背後に回り込むことです。相手は背後から後ろ足を噛まれることを嫌って戦わず逃げていきます。ハイエナの弱点は後ろ足。



キンイロオオカミの遠吠えは仲間同士のコミュニケーション手段。スタッフが遠吠えを真似すると、その声に反応し遠吠えが始まったそう。俄然親近感が湧く一瞬でした。



頼りになるスマホのGPS機能。目印のない平らな草原で、目当ての巣穴に辿り着くため欠かせません。縄張りの大きさも調べることができてとても便利。



これまで「キンイロジャッカル」はアフリカと欧州やアジアに生息すると考えられてきました。DNAを調べるとアフリカの方は新種で、これが「キンイロオオカミ」だったそう。100万年以上前に分かれた種だそうです。



子育て熱心ですが、時に厳しく子供達には「卒業テスト」もあります。しかしこの厳しいテストが落ちこぼれゼロを実現する一石二鳥な見事な教育システムの始まりでもあるそうです。



★ヒゲじいの駄洒落★①

ヒゲじい:へ~、そうなんだ。『”手のかかる 子こそ愛しや 親心』

中山果奈アナウンサー:急にどうしたんですか?

ヒゲじい:教育だけに、今日一句


★ヒゲじいの駄洒落★②

へ~、キンイロオオカミの教育って本当に丁寧ですな。子供は、いつかきっと感謝しますぞ。おとん、おかん、ホンマに、オオカミ、いやオオキニ…





☆のりちゃんの追記☆

マヌ~ルの夕べ
◆フクロネコの巻
オーストラリア・タスマニア島へ訪れたキッチンマヌ~ル一行。フクロネコの一人が来客し、ナポリタンをテイクアウトオーダーした。そのフクロネコは袋小路さんと言った。一見、猫の仲間と思われるが猫ではないと言う。姿と形と住みかと狩りの方法は猫同様であるが、一番の違いはカンガルーと同じ有袋類であること。その袋小路さんのお腹のポケットから5匹の子供が出てきたのだ。5匹の子供はお腹の袋の中で子育てしている。

袋小路さんがテイクアウトオーダーしたナポリタンが出来上がった時点で5匹の子供はお腹の袋に戻り、テイクアウトしたナポリタンを袋の中に入れて持ち帰ろうとしたが、子供達は直ぐに食べ始めた。有袋類ってそこまで便利だとか!?






本日13日は「珍獣フクロネコと暮らしてみた!?」が放映されます。オーストラリアに生息する絶滅危惧種、フクロネコがある牧場の空き家で暮らし始めました。生態に迫るため、一緒に暮らす密着取材を開始。不思議な行動が次々と明らかに!