今晩は、のりちゃん本日2回目です。本日のNHK総合テレビ大河ドラマ『青天を衝け』第5話「栄一、揺れる の巻」のあらすじと今週の渋沢栄一を解説します。
[第5話のあらすじ]
惇忠(田辺誠一さん)に薦められた本で、清がアヘン戦争でいかに英国に破れたかを知った栄一(吉沢亮さん)は、開国した日本の未来を危惧する。そんな中、栄一の姉・なか(村川絵梨さん)は、自身の縁談を“相手の家に憑き物がいる”と言う名心的な理由で伯父・宗助(平泉成さん)達から反対され、塞ぎ込んでしまう。一方、幕府の方針をなおも受け入れられない斉昭(竹中直人さん)は暴走。老中・阿部正弘(大谷亮平さん)と斉昭の側近・藤田東湖(渡辺いっけいさん)は斉昭を必死にいさめる。そんな時、大地震が江戸を襲う。



◆今週の渋沢栄一 (第5回)

▪惇忠から借りた本を夢中で読み、未来を危惧する



▪縁談相手の家に「憑き物がいる」と言う理由で伯父・宗助と伯母・まさに縁談を反対され、様子のおかしい姉・なかを心配する
「強く見える者ほど、弱き者です。弱き者とて、強いところもある。人は一面ではございません」



▪市郎右衛門となかの留守中に伯母・まさがお祓いをするために祈とう師達を呼ぶが、胡散臭さを感じた栄一は祈とう師達を言い負かし追い返す
「俺は人の弱みに漬け込む神様なんかこれっぽっちも怖かねぇ。うちのねえさまだってそんなに弱かねえぞ。こんな得体の知れねぇもんで一家を惑わすのは、金輪際御免被る!」




▪気分が晴れたなかを見て安心する






青天を衝け紀行
◆第5集 埼玉県坂戸市/深谷市

同情に漂う緊張感、神道無念流の稽古場。渋沢家や尾高家の人々が学んだ神道無念流です。剣術のみならず、学問を小重んじ後に明治時代に活躍する人材を輩出しました。

試合の記録には栄一や喜作、惇忠の名前が残されています。長七郎は江戸へ遊学し、剣の腕を磨きました。
大川平兵衛が開いた神道無念流の道場があった埼玉県坂戸市。平兵衛はここから血洗島(現在の埼玉県深谷市)に出向き、栄一達に剣術の指導を行いました。

栄一が通った道場は鹿島神社の近くにあったと言い、境内には試合が行われたと伝わっています。
直向きに剣術を極めた若者達は、やがて幕末の動乱に身を投じていきました。





◆大川道場跡[大川平三郎翁記念公園] (坂戸市)
交通アクセス:東武東上線・若葉駅下車 路線バス利用、東坂戸団地停留所下車徒歩15分


◆鹿島神社 (深谷市)
交通アクセス:JR高崎線・深谷駅下車 路線バス利用、渋沢栄一記念館停留所下車徒歩8分

※路線バス運行期間:令和3年2月16日~令和4年1月10日



次回3月21日は第6話「栄一、胸騒ぎ の巻」が放映されます