今晩は、所沢市田中則行です。昨日に続き西武線最近の動向をリポートします。2回目となる今回は元池袋線9000形の多摩湖線運用開始と西武バス各路線のバイオディーゼル燃料車両運用開始について取り上げます。



◆西武池袋線9000形、多摩湖線で10月より運行開始  元ライオンズ列車を単編成し4輌化に (ドコモdメニューニュース及びGoogleニュース内 乗り物ニュース・9月29日より)
西武鉄道株式会社では今年10月より多摩湖線内を走行するワンマン列車として元池袋線9000形を導入しています。

池袋線9000形は平成5年に登場した4扉車で、かつての所沢車輌工場で施工された最後の形式であり、主に池袋線で運用されてきました。多摩湖線に運用されている車輌は埼玉西武ライオンズラッピング列車として使用された9108Fで、車体塗色はレジェンドブルーのまま。それまでの10輌から4輌に短編成しワンマン運転向けに改造されました。尚、多摩湖線では西武線車輌の中でも最古参となるモハ101系も運用されていますが、同系も暫くは9000形と共に運用されるそうです。



◆ミドリムシで走行する西武バス各路線  バイオディーゼル燃料を使用、CO2排出量1割減 (ドコモdメニューニュース及びGoogleニュース/ヤフーニュース内 毎日新聞・9月29日報道発表)
所沢市に本社を置く西武バス株式会社では微細藻類であるミドリムシを活用したバイオディーゼル燃料を使用する路線バス車両の運用を開始されています。先月16日に所沢市上山口の埼玉西武メットライフドーム敷地内で給油式が行われ、環境配慮をアピールしました。

燃料はミドリムシを活用した機能性食品や化粧品等を製造する東京都のユーグレナ社が開発。微細藻類油脂と廃油用油を主原料に軽油を混合したものです。普通のディーゼルエンジンで使用でき、ディーゼル燃料で走行するより二酸化炭素(CO2)排出量が10%削減できると言う。

使用される路線バス車両は東京都内にある上石神井・滝山の2営業所の各1台で、都内と埼玉県内を9月7日より運転されています。「ミドリムシで走る 環境に優しいバス」と記した緑色を基調にしたラッピングが施されました。




明日も引き続き西武線最近の動向をリポートします。来月上旬に開催予定される西武池袋線・横瀬車輌基地列車フェスタと10000系レッドアロークラシックちちぶ号の運転の情報を配信します