今晩は、のりちゃん本日2回目の更新です。愛媛県を拠点とした農業アイドルグループ『愛の葉girls』のメンバーであった大本萌景さんが自死してから約2年半を迎えようとしますが、週刊女性PLIMEでは大本さんの自死問題訴訟でご遺族と所属事務所が12万円を巡り泥沼化していることが報じられていました。
(ドコモdメニューニュース/Googleニュース/ヤフーニュース内 週刊女性PLIME・8月11日報道発表)
愛媛県を拠点に活動していた農業アイドル『愛の葉girls』のメンバーの一人であった大本萌景さん(被害当時16歳)が自死したのは平成30年3月のこと。一人の少女の死を巡る裁判の現状は“泥沼”の様相を呈している。
「遺族側は事件の7ヶ月後、自殺原因が所属事務所『hプロジェクト』のパワハラや過重労働だったとして事務所の社長や社員らに対し、約9200万円を求めて提訴。一方の『hプロ』側も2019年10月、遺族弁護団らが記者会見で公表した内容は名誉毀損に当たるとして約3600万円の損害賠償を請求し、双方の意見は真っ向から対立しています。次回は10月12日、弁論準備手続が行われる予定です」(全国紙社会部記者)
■不可解な訴訟の取り下げ
当初はこれらの事件に関して4つの訴訟が立件されていたのだが、その中の1つが昨年7月に取り下げられた。
「遺族側が9200万円の訴訟を起こした際、事件後に『hプロ』から『愛の葉』メンバーの移籍を受け入れたに過ぎない『フィールド愛の和』も被告として入っていたのです。そこで『愛の和』側は名誉を毀損されたことに対する損害賠償請求を逆提訴。しかし、その後に遺族側は突如『愛の和』を被告から取り下げ、呼応するように『愛の和』側からも逆提訴を取り下げました。何故遺族側は被告に入れた『愛の和』を突然外すことにしたのか、少し不可解ではありました」(同前)
遺族弁護団に『愛の和』を被告に入れたこと、昨年になって被告から外した理由を聞くと継ぎのような回答が出た。
「既に訴訟において明らかにしております。被告に入れた理由としましては単なる“タレント移籍”ではなく、法律上の債務移転の伴う事業承継と判断したことになります。(被告から外したのは)双方の代理人間において取り下げに関する合意があったためとなります」
移籍先の『愛の和』には萌景さん事件との直接的な因果関係がなかったことで、結局は被告から外したと言うことなのかも知れない。一方で萌景さんが亡くなられたのは事務所から借りる予定だった高校進学費用に必要な21万6000円の内残り12万円を直前で事務所スタッフから“貸し付け撤回”されたことが原因なのかと言うことも争点になっている。
「萌景さんは交際相手と一緒の高校に進学することをとても楽しみにしており、事務所からお金を借りる翌日は学校説明会に行く予定でした。貸し付けを撤回された萌景さんの悲しみは計り知れない。事務所は“貸し付けを一時的に保留”と話していますが、その時の萌景さんは12万円の貸し付け撤回を確定事項として受け止め、その帰り道で自殺する方法をスマホで検索する程落胆していたと、遺族側は主張しているのです」(前出・全国紙社会部記者)
■「お金の件、どうなりましたか」
この件に関して被告側の代理人である渥美陽子弁護士は次のような見解を述べる。
「入学金の貸し付けを撤回したと主張されていますが、事務所は学費21万6000円の内9万6000円を既に渡していました。残りの12万円の貸し付けは母親から“娘の生活態度を注意してほしい”と言われたスタッフが一時的に留保したに過ぎません。そのスタッフは当日の夜、“お金の件、どうなりましたか。社長に連絡してくださいね”と母親に伝えています。学費を貸すつもりがないのなら、事前に9万6000円を渡すのもおかしいし、夜に連絡を入れる必要もないでしょう。母親と義父の方が萌景さんの高校進学に積極的ではなかったのだと思います」
実の母親が娘の高校進学に反対だったと言うのは些か信じがたいが。。遺族弁護団は次のように反論する。
「萌景さんの母親である大本幸栄さんが萌景さんの高校進学自体について反対したことは一切ございません」
大人達の“闘争”を天国にいる萌景さんはどのような思いで見つめているのか─
大本萌景さん事件とほぼ同じ頃、アニメーション制作会社「ビハイア」でも似たようなパワハラ事件で女子社員であった大山さん(当時30歳)も社長からの過酷な労働や下らない指図、暴言・暴行等によって自死したと言う事件が2月末に発生されました。裁判で元社長が大山さんの自死問題訴訟で反論すると言う報道が各々のネットで拡散されています。大山さんの件では社内で大山さんご本人側が大学卒業を記念とした卒業旅行参加について元社長に聞き出し、社長側がこれに反対し過重なやらせ労働を強いられる行為が発生し、せっかくの卒業旅行がキャンセルとなってしまいました。このような行為は東京都内に複数の店舗を構える飲食店「ステーキのくいしんぼ」を運営している「サンチャレンジ」でも同じような手口がありました。渋谷区のステーキ店の店長さんが休日にパチンコに出掛けていることで会社側にばれてしまい、無駄遣いする癖を失くす上で元マネージャーの男からの指図によって長時間労働を強いられるようになりました。その後元マネージャーの男からの連絡で休日に「ソースがないから買ってこい」と指図されました。店長さんがアルバイト従業員女性との交際を始めて以後、休日に店長さんとアルバイト従業員女性とのお二人で横浜市内の遊園地『コスモワールド』へお出掛けしている最中に元マネージャーの男からの呼び出し連絡で「ソースがないから買ってこい」等と指図し、店長さんが「今、横浜です」と返答したのにも関わらず、 元マネージャーの男側がこれに反対しソースを買わせる上で店に働かせると言った不正行為も発生しています。休暇もろくすっぽ与えさせないどころか、日中から翌日になるまで長時間労働を強いられ、複数に渡る業務中での暴行事件を起こす等の不祥事が相次いでいました。休暇禁止だけでなく、残業代や賞与もろくに与えさせない虐待行為もありました。それらの不祥事を苦に店長さんは店舗の入っているビル内の非常階段で首吊り自死してしまいました。裁判では会社側がこれらの不祥事を隠すように反論し「訴状が届いていないのでコメントできない」と誤魔化しています。これらの長時間労働行為と暴行事件を起こしたことによって、数年後にはブラック企業大賞にノミネートされました。また一方で名ばかりアニメーション制作会社の事件では大学卒業旅行禁止の他、元社長が会社の資金を使ってブランド品をプレゼントとして手渡し、それを切っ掛けとして社員其々に借金返済として所持金を横取りし、最終的には社員3名共に給与を支給せず自宅を引き払って会社住まいにさせ「生きていても借金残して死んでも迷惑」と言動的且つ意地汚い台詞を吐き時には暴力を振るう不祥事が発生していました。その件を苦に大山さんがご両親様と元社長宛に遺書として「今日、私は死にます」と書き込みした直後にビルから飛び降りて自死してしまいました。大山さんの自死以降、元社長の自宅にインターホンを終日鳴らす・ツイッターやフェイスブックに誹謗中傷するコメントを書き込む・宅配便で塵を送り付ける等の嫌がらせが発生されました。名ばかりアニメーション制作会社事件の裁判では会社側のパワハラ等の不祥事について元社長がこれに反論し争っています。そちらも間違いなくブラック企業大賞にノミネートされるでしょう。
今回女性自身PLIMEで報じられました大本萌景さん事件でも似たようなパワハラが発生し、事務所元社長の指図により過酷な労働を強いられ高校通学も受け入れてもらえず、大本さん側がアイドルをやめたいと言ったのに対し事務所元社長が「やめるのなら違約金として一億円を払う」よう指図したのが一番の大問題で、大本さんがそれを苦にご自宅で首吊り自死したものと考えられます。大本さんの自死問題で所属事務所宛に元社長への悪口を託すような苦情が寄せられ、宅配便で事務所宛に「加湿器」と記載し塵を送り付ける嫌がらせも発生し、最終的には「悪徳芸能事務所」とのレッテルを貼られています。裁判で事務所元社長側が「一億円払えと言った記憶はない」等と主張し反論しています。大本さん事件裁判で今後、どのような体制で争うかが焦点となるところです。大本さんを自死に追いやった事務所元社長側は延々と反論し続けるのか、もしや所属事務所会社側もブラック企業大賞にノミネートされるに違いありません。
飲食店もアニメーション制作会社も所属事務所会社も関係なく、どうにかブラック企業を失くしたいと誰もが言いたいでしょうけど、ブラック企業がなかなか失くならないのが現実です。働き方改革が推進している現代、ブラック企業は失くなるのか??今後の社会活動に注目したいものです