今晩は、所沢市田中則行です。夕刊フジZAKZAK芸能ニュースで掲載中の歌姫伝説 中森明菜さんの軌跡と奇跡ですが、今回は「小泉今日子さんが語ったラジオで“明菜愛”『本当に頑張っていると嬉しい同志』」と題して小泉今日子さんとの縁とその2人の関係について示しています。

(ドコモdメニューニュース及びGoogleニュース内 夕刊フジZAKZAK芸能ニュース・8日報道発表)
女優である小泉今日子さん(54歳)が先月21日に生出演した『あなたとラジオと音楽と』(TBSラジオ系列)で中森明菜さん(54歳)について「本当に頑張っていると嬉しい同志です」と語った。リスナーのメッセージに応える形で心情を述べたものであった。



小泉と明菜は堀ちえみ、石川秀美、三田寛子、早見優らと並び「花の82年組」と言われるアイドル。小泉は明菜より約40日早い3月21日日『私の16才』でデビューした。「82年組」の中でも2人は仲が良かった。今回はそんな2人の関係を改めて示した。

リスナーから明菜のデビュー曲『スローモーション』をリクエストされた小泉は当時の思い出として「地方のラジオ局にもゲスト出演で行きましたね。(ランキング番組で)1位になった時は嬉しさと怖さで一杯だったことを思い出します」と感慨深そうに振り返った。その上で「中森明菜さんとは同期で、出身番組(日テレ系列『スター誕生!』)も年齢も一緒で、同志と言いますか、本当に頑張っていると嬉しい同志ですね」とコメントした。更に「この曲が私も一番好きで、たまにカラオケでも歌っています」と『スローモーション』を紹介し「いい曲ですよね。これがデビュー曲なんて凄く素敵。まだ16歳の女の子のデビュー曲で、この世界を歌わせて凄く歌詞がドラマチックで絵が見えてくる。いやー、素晴らしい」と絶賛していた。



小泉が明菜への思いを語ったことにリスナーからは「小泉今日子の歌も魅力があるが、中森明菜は別格」「明菜が信頼していたキョンキョンが今も明菜の話をしてくれたことを嬉しく思った」「昔の仲間で明菜にコールをしてくれるのはキョンキョンだけ。2人の絆はきっとある」と反響が続々届いたと言う。



ワーナー・パイオニア(現・ワーナーミュージックジャパン)の邦楽宣伝課で明菜のプロモートを担当した富岡信夫氏(現モモアンドグレープスカンパニー代表取締役)はこう語る。「今回、明菜について語ってくれたのは嬉しかった。最も我々は一歩も二歩もリードしていた小泉さんに追い付こうと頑張っていたのですが…。芸能誌やテレビ出演のハードルは高いものがありましたが、ファンの声がダイレクトで届くラジオや有線リクエストでの明菜人気は圧倒的でした。実際、地方のラジオ局の制作ディレクターには明菜を絶賛してくれる人、支持してくれる人が沢山いました。そう言ったパワーが大きなウネリになったのだと思います。結果、ファースト・アルバム『プロローグ〈序章〉』のベストテン入りや『少女A』のヒットへと結び付いたのだと思います。82年組でも6、7番目だったことで地方キャンペーンがしっかりできたのも良かったかも知れません。極端な言い方をすると明菜はミカン箱1つあれば、マイクがなくても十分に訴えるだけのボーカル力、表現力がありましたからね。当時、そんな歌手は明菜か岩崎宏美ぐらいでした」



『少女A』は右肩上がりでセールスを伸ばし、昭和57(1982)年9月16日オンエアの『ザ・ベストテン』(TBSテレビ系列)で遂に9位にランクイン。明菜にとって、初のゴールデンタイムのメジャー音楽番組出演となった。東京都港区・赤坂の東京放送のGスタジオのモニターで出演を見守った富岡氏は、念願のベストテン入りを果たし『少女A』を歌う姿に涙が止まらなかった。小泉の『ザ・ベストテン』出演はデビュー直後の同年5月6日で「今週のスポットライト」(同期デビューの三田寛子と出演)であった





(芸能ジャーナリスト 渡邉裕二・談)