今晩は、所沢市田中則行です。トヨタ・スープラの復活が近づこうとしています。トヨタでは今月14日、北米国際自動車ショー(正式にはデトロイトモーターショーと呼ばれている)に於いて新型スープラを世界初披露されました。日本での発表は今年春頃を予定しているそうです(Googleニュース内『TN カッコイイ大人たちへ』15日11時38分報道発表)。


■5代目スープラ(日本では3代目に当たる)は“ピュアスポーツカー”を追求

新型スープラは5代目に当たり、2002(平成14)年の生産終了から17年振りに復活する。初代スープラ(日本ではセリカリフトバックXX[ダブルエックス])が1978(昭和53)年に誕生して以降、どの世代でも直列6気筒エンジンを搭載したFR車であったことは共通している。加えて今回のモデルではホイールベース・トレッド・重心高の3点の基本要素に拘り、ピュアスポーツカーに相応しいハンドリング性能を実現したと言う。新型スープラの開発を担当したチーフエンジニアの多田哲哉氏は「走る楽しさを極めたピュアスポーツカーを追求しました。馬力やサーキットのラップタイムのような数値だけを追い求めるのではなく、如何にドライバーが車両と一体となって運転する楽しさを感じられるか、と言う感性性能を重視しています」とこう述べました。




以前にCARトップ誌(交通タイムス社刊)で次期スープラが計画発表された記事にBMWのエンジンを搭載するとの噂が広まっていましたが、果たして実際には…!!トヨタにとって新たなる試みと言うべきかと考えられます。因みに日産では次期スカイラインにメルセデスベンツのエンジンを搭載すると言う噂が聞こえているそうです。




さて完全復活が期待されているトヨタ・新型スープラですが、米国では5代目で日本では3代目となるモデルではピュア且つスタイリッシュなボディで大変身を遂げると言った感じです。



かつてセリカXXのネーミングとして知らしめたトヨタのリアルスポーツマシンとして86(昭和61)年に発表されたスープラ。初代70系ではXXでお馴染みのリトラクタブル方式ヘッドライトユニットが装備され、後にエアロトップと名付けられるルーフ完全脱着モデルが追加されましたね。海外では定評あったそうですが、日本ではボディ構成の問題面からフロントウィンドーがビビってしまうと言う指摘もあり、オススメできなかったようです(同じ頃、日産でもS13シルビアにもコンバーチブルモデルも追加されましたが、それもボディ構成の問題面から余りオススメできなかったようです)。それ以外にも2lのワイドボディが加わりましたが、2l車としてはただ太っているだけとしか言い様のなかった内容でした。バブル経済全盛期に280馬力競争が高まった中、平成2年には2.5l直列6気筒ツインカム+ツインターボを武装した2500GTツインターボも登場しました。迫力あるマシンとは言え、暴力的で荒っぽいとのイメージが根本的に強かったとの内容でした。



平成5年にフルモデルチェンジ発表した2代目80系では3l直6ツインカム+2ウェイツインターボ搭載で280馬力を絞り出す有り余るバワー満載の本格的スポーツマシンとして大変身を遂げていました。その頃の模型界では鉄道模型メーカーである株式会社 関水金属で1/43スケールモデルカーで製品化されていました(この頃に関水金属では同じ1/43スケールモデルカーで日産・Z32形300ZXも製品化されていました)。さて3代目ではどのような評価を挙げるか、次期スープラにご注目頂きたいものです