お早う御座います、所沢市田中則行です。静岡県の井伊直虎所縁の旅特集の十八回目で、今回では浜松城周辺の徳川家康公スポット巡りをご紹介します。
浜松城の周りにも徳川家康所縁の史跡が沢山。浜松市は家康に仕えた井伊直政にとっても出世の足掛かりとなった地。当時に思いを馳せながら歴史散歩へ出掛けてみてはいかがでしょうか
①浜松八幡宮
■家康にパワーを授けた祈願所
鬱蒼と茂る木々に囲まれたパワースポット
浜松城の「鬼門」を守る馳に鎮まり、戦の度に家康が武運長久を祈ったと言う。境内のご神木「雲立ちの楠」にある洞には三方ヶ原の戦いで破れた家康が身を潜んだと言う逸話も
本殿の屋根には徳川家の家紋・三つ葉葵が見える
県の天然記念物に指定されている「雲立ちの楠」
◆所在地:静岡県浜松市中区八幡町2番地
◆交通アクセス:遠州鉄道線・八幡駅下車徒歩5分
◆境内自由
◆駐車場:20台
◆お問い合わせ先:053(544)7111
②東照宮(引間城跡)
■家康を苦戦させたもう一人の女城主の城跡
閑静な住宅前にひっそりと立っている
現在は家康を祭る神社となっているが、元はこの場所に飯尾家の居城・引間城があった。この城を守った飯尾家の田鶴姫は戦国時代のもう一人の女城主として名高く、攻めてきた家康の軍を手こずらせたと伝えられる
★家康像と秀吉像
県内には家康と少年時代の豊臣秀吉の像が並び立つ。家康は浜松城の建造期間中この地(引間城)に住み、秀吉は主君を探す旅の途中にここを訪れたことがあるとされる。
◆所在地:静岡県浜松市中区元城町111ー2
◆交通アクセス:JR東海東海道本線・浜松駅下車 遠鉄バス・市役所行き等で5分、浜松城公園入口停留所下車徒歩3分
◆境内自由・駐車場なし
◆お問い合わせ先:053(452)1634
③浜松城
※17回目の記事を参照
④五社神社・諏訪神社
■子育てのご利益があると言う三代将軍秀忠所縁の古社
鳳凰や獅子の彫刻がある社殿の欄間にも注目
寛永15(1638)年に浜松城主から寄進された手水鉢
五社神社は家康の三男・秀忠の守り神とされた。代々徳川家に尊崇され「両社に参拝すれば江戸見物の必要はない」と言われた程、立派な社殿を有していたが、繊細で焼失。安産・子育ての神として親しまれている
◆所在地:静岡県浜松市中区利町302ー5
◆交通アクセス:JR東海東海道本線・浜松駅下車 徒歩10分
◆拝観無料
◆開門時間帯:8時~18時(社務所は9時~17時)
◆年中無休
◆駐車場:80台
◆お問い合わせ先:053(452)3001
⑤西来院
■家康最初の妻・築山殿が眠るエキゾチックな寺院
境内は藤の名所。4月下旬~5月上旬が見頃
家康の正室・築山殿(瀬名)の墓所がある禅宗寺院。寺全体が戦災で焼けてしまったが、築山殿の墓所『月窟廟』は昭和53年の400回忌に復元。約350年前に建立された浜松最古であり最大の六地蔵像も鎮座
◆所在地:静岡県浜松市中区広沢2ー10ー1
◆交通アクセス:JR東海東海道本線・浜松駅下車 遠鉄バス舘山寺温泉行きで7分、鹿谷町停留所下車徒歩15分
◆境内自由・駐車場なし
◆お問い合わせ先:053(452)7584
⑥犀ヶ崖資料館
■三方ヶ原の戦いを再現した繊密なジオラマは必見!
三方ヶ原の戦いを解説するシアターもある
三方ヶ原の戦いの死者を弔うため、家康は僧・了伝に命じ、7日間鉦と太鼓を打ち鳴らし念仏を唱えさせた。これが「遠州大念仏」の起源と伝わる。この大念仏に関する資料や三方ヶ原の戦いのジオラマを展示
◆所在地:静岡県浜松市中区鹿谷町25ー10
◆交通アクセス:JR東海東海道本線・浜松駅下車 遠鉄バス・舘山寺温泉行き等で9分、浜松北高停留所下車徒歩2分
◆入館無料
◆開館時間帯:9時~17時
◆休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
◆駐車場:5台
◆お問い合わせ先:053(472)8383
⑦犀ヶ崖古戦場跡
■大敗を喫した家康が武田軍に一矢報いた地
当時の面影を残す谷間が遊歩道沿いに続いている
入口には『三方ヶ原古戦場犀ヶ崖』と書かれた石碑が立つ
三方ヶ原の戦いで破れた家康が武田信玄への反撃として夜襲をかけ成功を収めた地伝わる。当時、東西約2km×幅30mに及ぶ深い谷が広がっていたため、慌てた武田軍は次々と谷底へ追い落とされたと言う
◆所在地:静岡県浜松市中区鹿谷町25ー10
◆交通アクセス:JR東海東海道本線・浜松駅下車 遠鉄バス・舘山寺温泉行き等で9分、浜松北高停留所下車徒歩2分
◆散策自由
◆駐車場:5台
◆お問い合わせ先:犀ヶ崖資料館 053(472)8383
⑧太刀洗の池
■非情な戦国に散った女性の運命を偲ぶ
佐鳴湖の東にあり、戦国時代は一帯が藪に襲われていたと言う
家康の妻・築山殿(瀬名)は今川義元の姪で、家康とは不仲だったとの説がある。38歳の時、敵・武田勝頼のためにスパイを働いた疑いをかけられ、岡崎から浜松へ向かう途中で殺害された。その血がついた刀を洗った池の跡
◆所在地:静岡県浜松市中区富塚町328番地
◆交通アクセス:JR東海東海道本線・浜松駅下車 遠鉄バス・医療センター行き利用18分、医療センター停留所下車すぐ
◆見学自由・駐車場なし
◆お問い合わせ先:浜松市観光インフォメーションセンター 053(452)1634
⑨浜松市博物館
■細部まで忠実に作られた『しかみ像』立体模型は必見!
博物館の敷地には縄文時代の貝塚『蜆塚遺跡』に隣接
『しかみ像』を始め、模型やパネルを使って分かりやすく展示
ナウマンゾウのいた原始時代から近代まで、浜松市の歴史を紹介するミュージアム。家康が自戒のために描かせたと言う『しかみ像』の等身大立体模型等もある
◆所在地:静岡県浜松市中区蜆塚4ー22ー1
◆交通アクセス:JR東海東海道本線・浜松駅下車 遠鉄バス・蜆塚・佐鳴台行き利用15分、浜松市博物館停留所下車すぐ
◆入館料:300円(特別展は入場料別途)
◆開館時間帯:9時~17時
◆休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
◆駐車場:45台
◆お問い合わせ先:053(456)2208
次回十九回目では浜松市グルメの王道・鰻を特集します
浜松城の周りにも徳川家康所縁の史跡が沢山。浜松市は家康に仕えた井伊直政にとっても出世の足掛かりとなった地。当時に思いを馳せながら歴史散歩へ出掛けてみてはいかがでしょうか
①浜松八幡宮
■家康にパワーを授けた祈願所
鬱蒼と茂る木々に囲まれたパワースポット
浜松城の「鬼門」を守る馳に鎮まり、戦の度に家康が武運長久を祈ったと言う。境内のご神木「雲立ちの楠」にある洞には三方ヶ原の戦いで破れた家康が身を潜んだと言う逸話も
本殿の屋根には徳川家の家紋・三つ葉葵が見える
県の天然記念物に指定されている「雲立ちの楠」
◆所在地:静岡県浜松市中区八幡町2番地
◆交通アクセス:遠州鉄道線・八幡駅下車徒歩5分
◆境内自由
◆駐車場:20台
◆お問い合わせ先:053(544)7111
②東照宮(引間城跡)
■家康を苦戦させたもう一人の女城主の城跡
閑静な住宅前にひっそりと立っている
現在は家康を祭る神社となっているが、元はこの場所に飯尾家の居城・引間城があった。この城を守った飯尾家の田鶴姫は戦国時代のもう一人の女城主として名高く、攻めてきた家康の軍を手こずらせたと伝えられる
★家康像と秀吉像
県内には家康と少年時代の豊臣秀吉の像が並び立つ。家康は浜松城の建造期間中この地(引間城)に住み、秀吉は主君を探す旅の途中にここを訪れたことがあるとされる。
◆所在地:静岡県浜松市中区元城町111ー2
◆交通アクセス:JR東海東海道本線・浜松駅下車 遠鉄バス・市役所行き等で5分、浜松城公園入口停留所下車徒歩3分
◆境内自由・駐車場なし
◆お問い合わせ先:053(452)1634
③浜松城
※17回目の記事を参照
④五社神社・諏訪神社
■子育てのご利益があると言う三代将軍秀忠所縁の古社
鳳凰や獅子の彫刻がある社殿の欄間にも注目
寛永15(1638)年に浜松城主から寄進された手水鉢
五社神社は家康の三男・秀忠の守り神とされた。代々徳川家に尊崇され「両社に参拝すれば江戸見物の必要はない」と言われた程、立派な社殿を有していたが、繊細で焼失。安産・子育ての神として親しまれている
◆所在地:静岡県浜松市中区利町302ー5
◆交通アクセス:JR東海東海道本線・浜松駅下車 徒歩10分
◆拝観無料
◆開門時間帯:8時~18時(社務所は9時~17時)
◆年中無休
◆駐車場:80台
◆お問い合わせ先:053(452)3001
⑤西来院
■家康最初の妻・築山殿が眠るエキゾチックな寺院
境内は藤の名所。4月下旬~5月上旬が見頃
家康の正室・築山殿(瀬名)の墓所がある禅宗寺院。寺全体が戦災で焼けてしまったが、築山殿の墓所『月窟廟』は昭和53年の400回忌に復元。約350年前に建立された浜松最古であり最大の六地蔵像も鎮座
◆所在地:静岡県浜松市中区広沢2ー10ー1
◆交通アクセス:JR東海東海道本線・浜松駅下車 遠鉄バス舘山寺温泉行きで7分、鹿谷町停留所下車徒歩15分
◆境内自由・駐車場なし
◆お問い合わせ先:053(452)7584
⑥犀ヶ崖資料館
■三方ヶ原の戦いを再現した繊密なジオラマは必見!
三方ヶ原の戦いを解説するシアターもある
三方ヶ原の戦いの死者を弔うため、家康は僧・了伝に命じ、7日間鉦と太鼓を打ち鳴らし念仏を唱えさせた。これが「遠州大念仏」の起源と伝わる。この大念仏に関する資料や三方ヶ原の戦いのジオラマを展示
◆所在地:静岡県浜松市中区鹿谷町25ー10
◆交通アクセス:JR東海東海道本線・浜松駅下車 遠鉄バス・舘山寺温泉行き等で9分、浜松北高停留所下車徒歩2分
◆入館無料
◆開館時間帯:9時~17時
◆休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
◆駐車場:5台
◆お問い合わせ先:053(472)8383
⑦犀ヶ崖古戦場跡
■大敗を喫した家康が武田軍に一矢報いた地
当時の面影を残す谷間が遊歩道沿いに続いている
入口には『三方ヶ原古戦場犀ヶ崖』と書かれた石碑が立つ
三方ヶ原の戦いで破れた家康が武田信玄への反撃として夜襲をかけ成功を収めた地伝わる。当時、東西約2km×幅30mに及ぶ深い谷が広がっていたため、慌てた武田軍は次々と谷底へ追い落とされたと言う
◆所在地:静岡県浜松市中区鹿谷町25ー10
◆交通アクセス:JR東海東海道本線・浜松駅下車 遠鉄バス・舘山寺温泉行き等で9分、浜松北高停留所下車徒歩2分
◆散策自由
◆駐車場:5台
◆お問い合わせ先:犀ヶ崖資料館 053(472)8383
⑧太刀洗の池
■非情な戦国に散った女性の運命を偲ぶ
佐鳴湖の東にあり、戦国時代は一帯が藪に襲われていたと言う
家康の妻・築山殿(瀬名)は今川義元の姪で、家康とは不仲だったとの説がある。38歳の時、敵・武田勝頼のためにスパイを働いた疑いをかけられ、岡崎から浜松へ向かう途中で殺害された。その血がついた刀を洗った池の跡
◆所在地:静岡県浜松市中区富塚町328番地
◆交通アクセス:JR東海東海道本線・浜松駅下車 遠鉄バス・医療センター行き利用18分、医療センター停留所下車すぐ
◆見学自由・駐車場なし
◆お問い合わせ先:浜松市観光インフォメーションセンター 053(452)1634
⑨浜松市博物館
■細部まで忠実に作られた『しかみ像』立体模型は必見!
博物館の敷地には縄文時代の貝塚『蜆塚遺跡』に隣接
『しかみ像』を始め、模型やパネルを使って分かりやすく展示
ナウマンゾウのいた原始時代から近代まで、浜松市の歴史を紹介するミュージアム。家康が自戒のために描かせたと言う『しかみ像』の等身大立体模型等もある
◆所在地:静岡県浜松市中区蜆塚4ー22ー1
◆交通アクセス:JR東海東海道本線・浜松駅下車 遠鉄バス・蜆塚・佐鳴台行き利用15分、浜松市博物館停留所下車すぐ
◆入館料:300円(特別展は入場料別途)
◆開館時間帯:9時~17時
◆休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
◆駐車場:45台
◆お問い合わせ先:053(456)2208
次回十九回目では浜松市グルメの王道・鰻を特集します