P1020172.jpg

こんにちは、所沢市田中則行です。小田急線70000系ロマンスカーが平成30年3月にデビュー、小田急線VOICE広報誌の新型ロマンスカーデビュー発表号で公表されました。また先月発売した鉄道ダイヤ情報誌12月号70頁に掲載中です。

P1020173.jpg

■新型特急ロマンスカー70000系の概要

車輌形式:70000形

編成形態:7輌固定編成

総座席定員:400名(内先頭車輌に展望席を設置)

施工輌数:2編成計14輌

営業運転開始:平成30年3月予定





現在運行中している50000系VSEの人気による座席供給不足と7000系LSEの更新時期到来、上質な観光特急に対するニーズを背景に、より快適で楽しさを広げる車輌の提供を決めたもので、『箱根につづく時間(とき)を優雅に走るロマンスカー』をコンセプトに20m級車輌×2編成が投入されます。定員は50000系VSEの358名より多い400名。日本車輌製造で施工され、平成29(2017)年11月に完成予定となっています。



デザインは岡部憲明氏アーキテクチャーネットワークが担当し、車体を薔薇をモチーフとした深紅・橙色でカラーリング、先頭車輌に16席の展望席を配置、側窓は高さ1mの連続窓とし、電動油圧式フルアクティブサスペンションを全車に搭載、左右方向の振動を低減する。SiC素子採用VVVFインバーター制御器やLED式照明器機等で省エネ性を高め、全密閉式の主電動機等で低騒音化を図る。異常挙動検知装置を備え、雨天時等に滑走を低減しながら制動力を維持する編成滑走制御機能も備える。



室内では4号車以外のデッキ部分にラゲージスペースを備える他、座席下に国内線航空機内持ち込みサイズの荷物が置けるスペースを確保、座席のテーブルは向かい合わせ時にも使用できるようインアームタイプを採用、列車内Wi-Fi機能も備えます。バリアフリー対策に配慮し、改良型ハンドル式電動車椅子での利用にも対応するゆったりトイレを設置し、全洋式トイレにを東陶・ウォシュレットが採用されます。更にデッキと客室に防犯カメラを装備し、多目的室も設置されます。





新型ロマンスカー70000系の断面と内観の完成イメージ

P1020174.jpg
P1020175.jpg
P1020176.jpg
P1020177.jpg

フルアクティブサスペンションを装備することにより乗り心地が向上し、高さ1mの連続窓の採用で眺望も良好だそうです。先頭車は荷物棚を省略し広々とした室内となる模様です。



ヘッド/テールライトの位置と方向幕の設置箇所に対しては未定ですが、来年秋の完成もしくは再来年春にデビューしてからのお楽しみですね。実車デビューは基より、数年後のトミー製品のNゲージ車輌製品化にも期待したいものです