こんばんは、所沢市田中則行です。8月に突入しました。先日、千代の富士九重親方様(本名：秋元貢)が膵臓癌で亡くなられたとの報道がありました。享年61歳でした。
千代の富士九重親方様は現役時代、“小さな大横綱”で優勝31回を誇った狼として知らしめ、平成元年度には相撲界初の国民栄誉賞を受賞し、自己最多記録も記憶に残した昭和最後の英雄としても有名でした。
千代の富士九重親方様は昨年5月末に自身の還暦土俵入りを行った直後、早期の膵臓癌癌見つかり手術されました。一時は職務に復帰し元気な姿を見せていましたが、膵臓癌発見から1年余りで帰らぬ人となり、先月31日夕方に東京都内でお亡くなりになりました。
■一時は復帰も今年癌再発
昭和最後の土俵を彩った「小さな大横綱」千代の富士関が人生に於いても遂に体力の限界を迎た。
7月の名古屋場所では所属する観察委員室に初日から現れ、最近の力士の稽古不足等を鋭く指摘。口数も多く、元気一杯であったと言う。それが4日目になると様子が急変。居合わせた関係者によると、思い足取りで室内に入り、椅子に座ると机に突っ伏した。「きついなぁ…。きついよ」と大きなマスク越しに声を絞り出し、目を閉じた。「大将」と呼ばれ照れ屋で皮肉屋でもあったが、痩せ我慢すらできない程弱っていた。翌日から緊急帰京して休場。場所後に名古屋市内で行われた九重部屋千秋楽パーティーも欠席していた。
精悍な顔つきと筋肉質の体から「ウルフ」の愛称で呼ばれた九重親方は昨年6月1日に60歳の誕生日を迎えた。その前日に行った還暦土俵入りでは太刀待ちに白鵬、露払いに日馬富士の現役横綱を従えて元気な姿を見せていたが、その直後に膵臓癌が見つかったため手術を受け、内蔵疾患を理由に同7月の名古屋場所を休場。それでも治療により2ヶ月後の秋場所では職務に復帰し、同場所で休場した白鵬に対し「8年間休場なく頑張ってきて疲れも出てきたのかな。万全な体調で出てきてほしい」とエールを送っていた。だが、今年に入って癌が再発。懸命に放射線治療等を行っていた一方で、3月の春場所には常時マスクを使用して会場に姿を現す等、体は急激に痩せ始め、7月には都内で乗用車を運転中、接触事故も起こした。
(スポニチ8月1日号・第1面より)
大相撲界優勝最多数31回を誇り、歴代第3位に輝いたのは驚異的でしたね(現時点では白鵬関が優勝回数37回で歴代第1位に輝いています)。千代の富士九重親方様のご冥福をお祈り申し上げます
千代の富士九重親方様は現役時代、“小さな大横綱”で優勝31回を誇った狼として知らしめ、平成元年度には相撲界初の国民栄誉賞を受賞し、自己最多記録も記憶に残した昭和最後の英雄としても有名でした。
千代の富士九重親方様は昨年5月末に自身の還暦土俵入りを行った直後、早期の膵臓癌癌見つかり手術されました。一時は職務に復帰し元気な姿を見せていましたが、膵臓癌発見から1年余りで帰らぬ人となり、先月31日夕方に東京都内でお亡くなりになりました。
■一時は復帰も今年癌再発
昭和最後の土俵を彩った「小さな大横綱」千代の富士関が人生に於いても遂に体力の限界を迎た。
7月の名古屋場所では所属する観察委員室に初日から現れ、最近の力士の稽古不足等を鋭く指摘。口数も多く、元気一杯であったと言う。それが4日目になると様子が急変。居合わせた関係者によると、思い足取りで室内に入り、椅子に座ると机に突っ伏した。「きついなぁ…。きついよ」と大きなマスク越しに声を絞り出し、目を閉じた。「大将」と呼ばれ照れ屋で皮肉屋でもあったが、痩せ我慢すらできない程弱っていた。翌日から緊急帰京して休場。場所後に名古屋市内で行われた九重部屋千秋楽パーティーも欠席していた。
精悍な顔つきと筋肉質の体から「ウルフ」の愛称で呼ばれた九重親方は昨年6月1日に60歳の誕生日を迎えた。その前日に行った還暦土俵入りでは太刀待ちに白鵬、露払いに日馬富士の現役横綱を従えて元気な姿を見せていたが、その直後に膵臓癌が見つかったため手術を受け、内蔵疾患を理由に同7月の名古屋場所を休場。それでも治療により2ヶ月後の秋場所では職務に復帰し、同場所で休場した白鵬に対し「8年間休場なく頑張ってきて疲れも出てきたのかな。万全な体調で出てきてほしい」とエールを送っていた。だが、今年に入って癌が再発。懸命に放射線治療等を行っていた一方で、3月の春場所には常時マスクを使用して会場に姿を現す等、体は急激に痩せ始め、7月には都内で乗用車を運転中、接触事故も起こした。
(スポニチ8月1日号・第1面より)
大相撲界優勝最多数31回を誇り、歴代第3位に輝いたのは驚異的でしたね(現時点では白鵬関が優勝回数37回で歴代第1位に輝いています)。千代の富士九重親方様のご冥福をお祈り申し上げます