こんにちは、所沢市田中則行です。今朝の毎日新聞朝刊27面にてJR東北本線485 3000番が引退を迎えるとの報道が掲載されていました。3月の北海道新幹線・新青森~新函館北斗間の開通に伴い引退するとの情報です。



ありがとう 485─クリーム色車体に窓枠の赤いデザインで特徴的であった485 3000番が3月に定期運用を終了、同月26日の北海道新幹線開通に伴い、最後の定期運用となっていた東北特急『白鳥』(新青森~函館間)が廃止されることとなりました。





485は国鉄時代の昭和43(1968)にデビュー、レールファンは「半世紀に渡って全国各地を走った名車だった」と名残を惜しむ。同系は電流周波数の異なる東日本・西日本両地域を直通運転できる特急形車輌として有名でした。昭和43(1968)年には上野~仙台間の『ひばり』と上野~山形間の『やまばと』等で運行、約1400輌が新造され、大阪~青森間の『白鳥』や岡山~博多間の『つばめ』等、全国各地で使用されました。





北海道地区には昭和50(1975)年に道内初の特急電車『いしかり』(札幌~旭川間)として上陸しました。寒さの影響から電気配線を通す管が割れる等の事情により僅か5年で781に置き換えられました。その後昭和63(1988)年の青函トンネル開通に伴い、比較的寒さの緩い盛岡~函館間の『はつかり』として道内の運行が再開されました。





車体の老朽化により全国各地で運用した485の廃車が相次ぐ中、道内では平成14(2002)年から八戸~函館間の『白鳥』にも使用されました。最終定期列車となった『白鳥』は3月21日の函館発18時21分の列車が最後となり、廃車となります。





鉄道模型界で昨年秋より485 3000番がトミー製品で既に製品化されています。



■品番92578 JR東北本線485 3000番『白鳥』4輌基本セット:税別16800円

■品番92579 JR東北本線485 3000番『白鳥』2輌増結セット:税別5900円




模型製品では一昨年に製品化された同系上沼垂色と同番台ながらも塗色を始めとして塗り分けラインの違い等を実車に基づいて再現し、正面を始めとした各部のロゴやJRマーキング、グリーン車マーキングを印刷済で仕上げ、またヘッド/テールライト、トレインマークの点灯に白色LEDを使用し、特に正面左右に配されるヘッドライトは外側の1灯をカラープリズムにより異なる発色としています。『白鳥』ヘッドマークを標準装着とし、交換用として『つがる』ヘッドマークを付属しています。基本セットのモハ484 3000番はドア横の車掌室を多目的室とし、通路を挟んだ反対側に車椅子対応便所を設置した姿を再現、増結セットの同形はドア横の車掌室窓が小型化された姿で再現しています。両車共に前位寄り(便所側)の第一パンタグラフを実車の高速追従性に優れているPS26形への換装しているのに合わせ新規製作し装着されています。





北東北路のロマンを思い出に…トミー製品のNゲージ品番92578/92579 JR東北本線485 3000番『白鳥』をコレクションにぜひ