こんにちは、所沢市田中則行です。本日も青梅鉄道公園を訪れてます。お盆休み最終日の今日、関東地区では絶頂の行楽日和となってます。



青梅鉄道公園の展示車輌の二回目はED16形機関車と旧形国電クモハ40形をご紹介します。






●ED16形電機機関車
◆車号:ED16 1
◆製造年月日:昭和6年5月12日
◆製造所:三菱電機・三菱造船
◆機関車全長:15360mm
◆全幅:2810mm
◆全高:3810mm
◆機関車重量:運転整備時 76.8t/空車時 76.4t
◆電気方式:直流1500V
◆全走行キロ:3055112km


ED16形式は昭和6年に開発され、18輌製造されました。現役の電気機関車としては国鉄最古の形式で、当初は中央本線・八王子~甲府間と上越線・水上~石打間等で活躍しましたが、昭和40年以降全機が立川機関区に終結し、南武線や青梅線を主体に貨物輸送の主力となり半世紀の永きに渡り活躍しました。

公園内に展示中のED16 1号は昭和55年9月末迄使用されましたが、10月の時刻改正により現役を引退、同年10月14日付準鉄道記念物第42番目に指定されました。













●旧形国電クモハ40形
◆全長:20000mm
◆自重:44.7t
◆定員:124名(内座席定員:50名)
◆定格出力:400kw

国鉄が東京・大阪地区の通勤輸送用電車として昭和7(1932)年から製造を始めました。1輌当たりの定員を増す為、車輌の長さを従来の通勤形電車より約3m延ばして20mに設定されています。また運転席が車輌の前後に1箇所ずつあるのが特徴です。

クモハ40054号は昭和10(1935)年に田中車輌工場(現在の近畿車輌)で『モハ40134号』として製造され、当初は総武本線で運用されました。山手線を経て戦後は中央本線を中心に運用し、昭和37(1962)年に日光線へ転じました。昭和20年代半ばに青梅線へ配属されたこともあり、青梅~氷川(奥多摩駅の前身)間を1輌で往復運転しました。尚、青梅線ではその後もクモハ40形が活躍していましたが、昭和53(1978)年3月を最後に全車引退しました。





次回、三回目ではC11形とE10形の各SL機関車をご紹介します