中途失聴難聴者として

中途失聴難聴者として

聴こえることが当たり前の世界で生きてきた私は、聴こえを失うことがこれほど辛くて苦しいものとは想像にも及びませんでした。
いつの日か、難聴者が聴こえないこと・聴こえにくいことに負い目を感じることなく凛として生きていける日が来ることを願ってやみません。

今年もコクレア動産保険更新の案内が届きました。

保険料がとても高いので(去年は5,000円値上がりして45,000円)毎年考えちゃうんだけど、仕事が外で雨や埃の悪環境下も多く故障のリスクを考えると泣く泣く加入しておりました真顔

 

また45,000円の支出か~えーんと重い気持ちで保険案内に目を通すと思い切り違和感のある金額が・・・ポーン

94,000円・・・???うさぎ

何かの間違えじゃないかと目を疑いました。

なんなら保険会社へTelして確認もしましたが「間違えありません!チュー」とのことでした。

そして去年までは最高90万円までの保証だったのが今回からは90万円の90%の81万円と下がっていますダウン

 

 

保険料が毎年見直されるのは知っているけど補償内容が下がっているのに保険料が2倍以上なんて聞いたことがないムキー

だいたい最高保障金額がたった81万円に対して保険料が毎年10万円弱とか損害保険としての帝を成しているのかはてなマーク

あまりにも利用者の足元見過ぎじゃないのかはてなマークはてなマーク

それともイスラエルに大量通信破壊されたのかはてなマークはてなマークはてなマーク

 

保険使わないのが前提だけど、この膨大な保険料払ったつもりで個人で積立れば10年で最新機種が購入できるぞスター

 

因みに自分はこの11月で術後5年になり、延長していたメーカー保証も終了です。

動産保険に加入していればメーカー保証が終了した後もメーカー保証に相当する故障は対応してもらえるのかも聞いてみたところNGでした真顔

紛失も当然NGです真顔

 

これらを確認して流石にこのボッタクリ保険に継続加入する気は失せました。

コクレア動産保険に加入している皆様はどうされるでしょうかはてなマーク

 

 

今年も残すところ3日あまりとなりました。

最近ブログを書くこともめっきり減り、今年はこれが2回目です。

ぶっちゃけ、書きたいことが無いんです。

 

自分がブログを始めたきっかけは中途失聴して、理不尽な扱いを受けたことに対する怒りや悲しみをぶちまけるためでした。

思ったこと、感じたことを書きなぐっていただけだけど、ここで多くの仲間に出会い、共感してもらいとても救われました。

当時のブロ友さんたちの多くが人工内耳の施術を受け、それなりに聴力を取り戻し社会復帰して、難聴ブログも卒業していきました。

自分も同じく健聴時代には程遠いものの人工内耳のおかげで聴力を取戻し、特に職場でのQOLが格段に改善されました。

40代始めから人工内耳を施術するまでの約10年間、耳のことを考えない日は1日たりとも無いほど苦しんでいたのに今は考える日の方が稀です。

当時の目標は家族のためにひたすら定年まで勤め上げることだけで、パワハラ三昧の毎日に心を「無」にして耐えてきました。

心に余裕が持てるようになった今、改めて会社内を見回すと自分と同年代の人はみな役職がついて年収や待遇は格段に違います。

 

パワハラ三昧の毎日だった当時、何度も会社に助けを求めたのに会社は何もしてくれなかった若しくは助けを求めたことで自分の立ち位置が更に悪くなった。

結局失うばかりで得るものは何一つなく無駄に10年が過ぎてしまった。

会社がまともな対応をしてくれていたらもっと違う結果になっていたのではと思わずにはいられません。

 

あの頃はそれが「普通」とマインドコントロールされてたような感じだったけど、今思えば如何に人間以下のゴミのような扱いだったかよく分かる。

人工内耳のおかげでここまで自分を取り戻せたことはとても感謝しているけど、失った10年はあまりにも長すぎた。

気力がでてきただけマシなんだろうけど、あと10歳若ければ、、どうしても考えてしまうこの頃です。

 

長い間人工内耳を選択しなかった理由↓

 

 

 

 

お昼休み天気が良かったので昼食後、会社の周りを散歩していると30代くらいの女性が地図を持って道を尋ねてきた。

「いきなりすみません。ここに行きたいのですが地図が苦手で・・・お分かりでしょうか?」と。

ちょっと地図を拝借すると、ほんの200mくらいの場所だったので説明してあげたらすぐに分かってもらえた。

 

凄く明るい方で、こっちが恐縮してしまうくらいお礼の言葉をいただいて「それでは」と思ったころ自分の人工内耳に気付いたらしく「失礼ですが補聴器ですか?それとも人工内耳でしょうか?」と。

普通の健聴者が補聴器はともかく人工内耳に言及してきたことに驚いてしまい「人工内耳ですがよくご存じで。」と返すと「息子が補聴器を付けているんですよ。」とのことで。

 

彼女はもう一度お礼の言葉を残して目的の場所の方へ歩いて行ったけど色々と想像を巡らせてしまった。

真意は分からないけど、「普通聞きにくいであろうことを聞いてきたのは同障者を見かけて思わず声をかけてしまったのかな?」とか「子供の将来に不安を抱えているのかな?」とか「障害に対してオープンのようなので、もっと色々話せたらよかったな。」とか。

 

いずれにしても人工内耳でなかったら上記のようなコミュニケーションは全く成立しなかったわけで。

地図上で目的の場所を指さすのが精一杯だっただろう。

てか一番可能性が高いのは、声かけられたことに気付かず無視したのと同じになってしまい「無視しやがって最悪なクソオヤジ!」ってとこだろう。

 

今まで気づかなかっただけで、こんなシーンは数えきれないほどあったと思う。

思い起こすのは人工内耳を施術して間もないころ、自転車で近所を通りかかると5歳くらいの女の子が「こんにちわー(^O^)/」と声をかけてくれた。

その時は女の子の言葉が聴き取れたことにとても感動したのだが少し経って「今までどれだけ自分に向けられた言葉を無視して、どれだけ人の気分を害してきたんだろうか。」と思うとやるせない気持ちになった。

難聴ってホント人生の罰ゲームだな。

silentはいつも録画して翌日見ています。

1話、2話は、まあ様子見。中途失聴者の心理をどう描写するのかお手並み拝見といきましょうビックリマークみたいな感じで。

しかし3話以降は、なんかコレじゃない!!感満載で・・・ショボーン

 

イケメンが耳が聞こえなくなる難病に罹ってかわいそう、ってだけで肝心の聞こえてた人が聞こえを失うことの心理描写が全くないまま中盤まできてしまったのだから・・・

内容はともかく最後までは見ようと思ってたものの期待感は徐々に薄れて今さら録画を初見しました。

 

感想は、何コレ!?

やればできるじゃんラブラブ

そう、こういうの、こういうのを待ってたんだよラブラブ

 

冒頭の想の学生時代のシーン。

・補聴器のすぐ側から大声で話される・・・うんうん、自分も何度も経験したよショボーン

・聞こえるふりしてごまかしてしまう・・・もう難聴者の定番、説明不要チョキ

・新しい環境で人間関係が築けない。友人ができない。独りボッチ・・・よく分かる。一人の孤独は気楽だけど、集団の中の孤立は本当に辛いダウン

・今まで築いてきた友人との関係を自分から断ち切ってしまう・・・自分もそうだった。そうしてしまう訳、痛いほど分かる泣

・自分を責めて自己肯定感が喪失してしまう・・・周りからクソみたいな扱いを受け続ければ誰でもそうなってしまう。自分も40年かけて築き上げた自己肯定感や友人や生きていくために大切なモノを失聴のせいで数えきれないほど失った。

・相談機関に相談しても何一つ分かってもらえない・・・自分も藁を掴む思いで相談しました。欲しかったのは、あ-しろ、こ-しろとかの説教じゃなくて、今苦しんでるという現状を受け入れて欲しかった。ただただ話を聞いて欲しかったショボーン

・自分の障害を受け入れられない・・・心の中ではこんなに助けを求めているのに現状を受け入れられない。本当の自分はこんなダメな人間じゃない!本当の自分は・・・今のダメで使えない自分なんだと受け入れるに10年以上かかった。

 

健聴者に自分たちの苦しみは少しは伝わったかなはてなマーク

 

それともう一つ。

本ドラマは恋愛ドラマだけど、正直恋愛の行方なんて全く興味ないというかどうでも良かった。

しかし、今回不覚にも奈々に思い切り感情移入してしまった。

恋愛ドラマで女性に感情移入するなんて初めてはてなマーク

いや、東京ラブストーリーのリカ以来だ(古すぎ(笑))

 

そして彼女の手話、上手すぎ合格

初めて見た時は、ろう者の女優さんかと思ってしまった。

 

夢の中の想とのデートシーンは切ないなあ。

なんとか叶えて欲しいけど、既にフラグが立ってる感じでそれがまた切ない泣泣

 

人工内耳埋め込み手術後、初めての聴力検査と語音明瞭度検査に行ってきました。

これも本来なら術後、マップが安定してくる半年後くらいにやるみたいですが、コロナの影響で伸び伸びになっておりました。

 

検査の種類は4つ(全て人工内耳を装着した状態で)

 

1.純音聴力検査(左の写真)

125dBがちょっと悪いけど会話には関係ない高さだし、他は25dB~30dBと、程よい聴力で聴こえていました。

 

2「.あか」、「あさ」、「あだ」、など「あ」+「他のあ行1音の組合せ」の2音が発せられ、正解をあてるもの。語音明瞭度検査に似てるけど、なかなか難しい。15通りくらいの組合せから50問くらい答えるので同じのが複数回でるわけだが「あさ」は1つも無いように聞こえた。ST先生によると「あさ」は「あざ」として聞こえてたらしい。簡単なようで、なかなか難しいテストでした。

間違えの傾向を見る検査で、人工内耳装着者が一般的に間違えやすい音が傾向としてある(「か」「た」など)とのことでした。

 

3.単音語音明瞭度検査

お馴染みのやつですが、いつものと違って出題範囲が広い。

「が」などの濁音も「きゃ」「じょ」なんかも全てありで、50音じゃなくて100音くらいからの出題です。かなりの難問でした💦

70%くらいの正解率でしたがST先生によると、標準の検査より20%ほど悪くなるのが普通らしいので、よく聴こえている方とのこと。

 

4.文章をあてる検査

これは前後から推測できるので、他の検査よりは簡単に感じました。

結果も殆どあってました。

ただ、この推測は日常的にクロスワードパズルを解いているようなもので、脳のメモリーを相当使います。仕事が終わると、大したことをしている訳じゃないのにどっぷり疲労を感じるのはこのせいではないかと思っています。

 

最後に、右の聴力検査は前回行った裸耳の状態での検査です。

一般的に、人工内耳の手術後は聴力が落ちると言われていますが、自分の場合は殆んど変化はありませんでした。(左耳に装着、250dbだけが下がってスケールアウトですが。)

先生によると、インプラント挿入による内耳の損傷が少なかったのでしょう、とのことですが、この辺は医師の技術によるところが大きいのではと思います。

約1年ぶりにマッピングへ行ってきました。

コロナ禍以降、1回行ってはコロナの波で中断、1からマップのやり直しみたいな感じで、術後そろそろ2年経つのに聴力検査はまだできていません。

今回も1からマップを作りました。

あまり大きく変わった感じはないけど、音のメリハリが出たと言うか、少しは良くなった感じです。

マップが落ち着いたら次回聴力検査をしましょう、という話になったけど、1年半前からそう言ってはコロナでお流れになっていたので、今回はなんとか聴力検査まで持っていきたい。

 

7月末頃から急速に拡大した第5波のデルタ株も急速に落ち着いてきました。

得たいが全く分からなかった第1波以降は、人の行動もそんなに大きな変化は無かったように思うけど、何故か急激に拡大し、急激に収縮した第5波。

ワクチン接種も進んでいるから次の波が来ても第5波のようにはならない気がします。

3密も徐々に緩和して、元の生活に戻ることを多くの国民が期待していると思います。

 

ただ個人的には、このまま3密が根付いて欲しい。

また会社の飲み会が復活するのかと思うと、とても憂鬱な気分。

そもそも自分はコロナ禍以前から、中途失聴以降、人との交流を避けるようになってから、必然的にず~っと3密。

マスク着用するくらいで、他は普段の生活と殆ど変わらなかった。

社会が、ほんの少し自分の生活環境に近づいた分、気分的には楽だった。

 

コロナ禍で人との関わりが気薄になり、孤立しメンタルに支障を来す人が増えているというニュース記事を目にすることが増えました。

気持ちはよ~く分かります。

原因が違うだけで、失聴した時の自分も同じだったから。

孤立を乗り越えた(というか慣れた)先は、お通夜のような社会が理想という自分の様になる前に、元の生活がもどればいいなと思います。

 

音入れ後、5回目のマッピングに行ってきました。

コロナの関係で今年の1月以来、9ヵ月ぶりです。

第1波のコロナが落ち着いた6月に行こうとしたけど、県をまたぐ移動はもう少し待つよう言われ、待ってるうちに第2波が来て・・・

多少落ち着いてきたのと、コロナの状況もなんとなく分かってきたので、ようやく行けました。

 

ずいぶん久しぶりでしたが、この間特に聴こえの変化は感じられず、

音入れ後、2ヵ月くらいで頭打ちの感じでした。

マスク着用がデフォルトになってしまったので、その分聴き取り効果が感じらられなかったのも大きいかもしれませんが。

近くでも、他人同士が話してる内容を理解するのは厳しいです。

たまに単語が聴き取れる程度で、正直ちょっと期待外れな感じです。

 

一方、ミニマイクロフォンやBluetoothのスマホ電話はかなり好調です。

会議など、話す人の胸元にミニマイクロフォンを付けてもらうと9割程度は聴き取れます。

電話はミニマイクロフォンには劣りますが、それでも顧客と電話対応できるようになったので、できる仕事の範囲がかなり広がりました。

結果、何が一番大きいかと言えば、職場での自己肯定感が少しですが出てきたことです。

自己肯定感ゼロ=絶望ですからね。

自己肯定感の大切さは改めて身に沁みました。

 

さて、マッピングの方ですが1からやり直したところ、かなり変わっていました。

音量が弱くなったように感じていたのですが、マッピングの結果も同じで今回はかなりガツンと音が入るようになりました。

聴き取りももう少しよくなるといいんだけどな。

次は1ヵ月後の予定です。

先週末4回目のマッピングでした。

因みに3回目は年末。

 

前々回(2回目)のマッピングはイマイチでしたが、前回(3回目)、今回(4回目)は少しづつ良くなってきた気がします。

聴こえも知らぬ間に慣れてきたようで、静かな場所での1対1の会話はほぼ大丈夫になりました。

 

出かけるときの所持品の優先順位が大きく変わったことが全てを物語ってると思います。

手術前は①サイフ、②筆談器、③④がなくて⑤にスマホ、でした。

今は①サイフ、②人工内耳、③スマホ、で筆談器は不要になりました。

スマホ(iPhone)はコクレアアプリで人工内耳のコントローラーを兼ねているのと、ペアリングのおかげで簡単な電話もできるようになったので優先順位が一気にあがりました。

N7はスマホ(iPhone、アンドロイド対応)とペアリングすることで、電話、音楽など汎用性が高くて使い慣れてくると想像以上に便利です。

 

人工内耳の聴こえを試すのに会社の新年会に参加してみたけど、騒音下はさすがに殆ど聴き取れませんでした。

それでも手術前はどんなに環境がよくても筆談でないと会話が成り立たなかったことを思えば大きな進歩です。

もちろん聴き返しはありますが、1回で済むことが多いです。

前は5回、6回聴き返しても分からなかったのに。

周囲の人も結構驚いています。

 

先日、ご近所さんが子供と遊んでいるところを自転車で通りかかったのでいつものように挨拶しました。

すると近くから「こんにちわ(^^)/」と別の声が。

5歳くらいの女の子ですが、自分に向けて挨拶した言葉が聴こえました。

以前の自分ならあり得ないことだったので、驚いたのと同時に今までも自分が気付かないだけで、こういう事はかなりあったんだろうな、と。

知らず知らずのうちに挨拶もできない人と人間的評価も下がったんだろうと容易に想像できます。

 

 

人工内耳の聴こえ方も大分落ち着いて(慣れて)きたので、音入れ後1ヶ月ちょっと、個人的な補聴器との違いを評価してみます。

 

自分の場合、補聴器の音はとにかく声が割れて全く聴きとれませんでした。ボリュームを上げると不快な音が大きくなるだけなので、仕事の時「周囲の音を感じるため」だけに着用していました。

もう少し聴こえが良かった時も、聴きやすい声と聴きにくい声の差が激しくて、男性高齢者に多いだみ声は鬼門でした。

異動で新しい人と仕事をする時、性格よりも聴き取りやすい声質かどうかの方が心配でした。

 

一方、人工内耳の音質はとてもクリアです。補聴器特有だった壊れたラジオのような音感は全くないです。

ボリュームを上げても周囲が静かだと音が入らないので補聴器ほど装着疲れがありません。(補聴器のようなノイズは一切ありません)

声質の違いによる聴きにくさも殆ど感じないです。

聴き取れるときは本当に無意識に(補聴器のように全身全霊傾けることなく)自然に言葉が入ってきます。

 

スタート地点がゼロ(聴き取り不可)だったことを考えると、人工内耳は補聴器とは別モノです。ただ、もっと聴こえが良かった時に手術いてたら「手術までしたのにこの程度か。」と不満が残ったかもしれません。

こんなに効果があるのならもっと早く手術すれば良かったかというと、それは結果論だし、自分にとっては必要な時間だったんだと思います。