偏見や理不尽な同性婚反対理由について考えてみる
こんにちは、W'i'N-Association-です![]()
先日、同性婚をめぐり大阪地裁が行われました。しかし、京都府や香川県などの同性カップル3組が国を訴えていましたが、同性婚を認めない民法などの規定は憲法に違反しないと、大阪地裁が20日、判決を下しました。
未だ世界の主要7カ国(G7)で同性婚を認めていないのは日本だけになります。
国側としては現在、
①婚姻は自然生殖のあるカップルを保護するためのものである
②同性カップルは、異性カップルと同等の「社会的承認」が得られていない
と主張しています。
しかし、これらには多くの矛盾点が見られます。
①については現状、結婚をしたら必ずしも子供を産まなくてはならないという決まりは当然ないことに加え、異性カップルであれば自然生殖の可能性がなくとも結婚をすることができます。
また②に関しても、そもそも同性カップルが社会的に異性カップルと同等ではない扱いを受けているのは、制度がない、つまり同性婚が認められていないからです。
これでは、いつまで経っても平等な権利を受けることはできません。
ここで感じることは、理解より法整備が先に必要であるということです。
つまり同性婚があることによって、教育が変わり、教育が変わり時間が経てば、人や社会の意識が変わります。このことから、多数派の理解を待つのではなく、むしろ法整備が社会の認識を変える側面が強いのではないかとも感じます。
では、そうした日本の同性婚問題の現状の中、世論の反対意見はどうなのでしょうか。
前置きが長くなってしまいましたが、今回は世論においての同性婚反対理由についてメンバーと話し合ったので、その内容をご紹介したいと思います。
【世論ではどんな反対意見があるの?】
今回、W‘i‘N-Association-独自の調査で主に以下の反対理由があることがわかりました。
①伝統的家族の形が崩れる
②婚姻は男女のもの
③子供や養子に悪影響、可哀想
④少子化が進む
⑤当事者が増える
⑥そもそもの婚姻制度に反対
⑦同性婚が悪用される
⑧同性愛が生理的に無理
⑨その他
これらを見てみると、どれだけ間違った認識(誤解や偏見)を持たれているのかがよくわかります。
では、今回は①〜⑤の反対意見において何が誤解であるのか見ていきましょう。
*主観的な意見を含む場合も多くありますが、ご了承をお願いします。
その1:伝統的家族の形が崩れる
そもそも、ここにある伝統的家族の伝統はなんのための伝統なのでしょうか。
時代や時が進めば、社会や価値観は必ず変化します。なので伝統は、その時代の価値観に合わせてアップデートして残していかなければ、それによって苦しむ人間が当然出てくるわけです。
その伝統が誰かを苦しめるのであれば、それは伝統ではなく呪いや縛りになりかねません。
もちろん伝統は大切にすべきではありますが、言ってしまえば守りたい人間が守ればいいだけの話ですよね。
その2:婚姻は男女のもの
そもそも憲法では同性婚は禁止されていないことに加えて、婚姻制度を作ったのは社会であり人であるため、認めるにあたってこの意見は強い理由にはならないのではないかと思います。
その3:子供や養子に悪影響である(可哀想だ)
これは、同性婚が認められた場合、今より多くの同性カップルが子供を持ちやすくなることから、子供にお母さん、またはお父さんがいないのは子供にとっても悪影響であり可哀想である。また、いじめが起きる可能性があるということを懸念している意見です。
しかし、子供にお母さん・お父さんがいないのは子供にとって悪影響であり可哀想だという意見は、根本的に誤解だといえます。
なぜなら、この意見は同時にシングルの家庭にも同じことが言えるからです。片親しかいない子供は不幸せなのでしょうか?可哀想なのでしょうか?いいえ、それは無関係です。
本当に必要のないものは、そういった他者からの勝手な干渉や同情です。
また、イジメが起きる可能性があるといったことに関しては、確かにその可能性を完全に否定することはできませんが、イジメられる被害者側に目を向けても悪いのは加害者ですから、なんの解決にもならず単に否定的な意見に過ぎません。
前置きの方にもありますが、逆に同性婚があれば人や社会の意識が変わって、いずれ当たり前という世の中になっていくのです。
その4:少子化が進む
おそらく、同性婚を反対する人の多くのはこれを思い浮かべるのではないでしょうか。
では、本当にこのような事実はあるのでしょうか。
同性婚が法制化された国の調査では、むしろ増えたのではないかという調査結果もあるほどです。
同性婚が認められる国では同性カップルが子供を養育するようになり、社会的な擁護が必要な子供達の受け皿増えていると言われています。
また、同性婚は社会的承認の役割が非常に大きいため、当事者のメンタルヘルスにも良い影響を与えて結果的に若者の自殺率が大幅に下がったという発表もあります。
※・マサチューセッツ州では、同性婚が認められる前と後の1年間を比較して、同性婚が実現して以降(結婚しているか否かにかかわらず)精神科に通うゲイの患者数が13%減ったという研究結果も出ています。
・ジョンズ・ホプキンス大学の研究グループは、アメリカで同性婚が認められた州とそうでない州とを比較する研究を行い、同性婚が認められた州では若者の自殺率が減り、特にLGBTQの自殺率・自殺未遂率が減少したと発表しています。
そもそもの、日本における少子化の原因は、、、
・過労により心の余裕がない
・金銭面の余裕がない
・若者の自殺率が高い
・ 非正規雇用の増加
・ハードワークで仕事との両立が困難
・結婚や家族に対する価値観の変化
・子どもを産み育てやすい環境でない
・不妊治療の理解が低い
なのでこれらが改善されなければ、同性婚が認められようとなかろうと少子化は進みます。
結論:同性婚が認められたからといって少子化に拍車がかかるなんてことはありません。
その5:当事者が増える
これに関しても、根拠のない誤解(偏見)です。
というのも、性的指向は個人の意思で選択することはできません。なので、同性婚が認められたからといって自分の意思で同性愛者になったり異性愛者になったりすることは不可能です。
仮にもし増えたと感じるのであれば、それは本当に増えたのではなく当事者の存在や現状が可視化されたためです。
以前、こういったツイートをTwitterで見かけましたので紹介します。
*読みやすく文脈や表現を一部変えているところがあります。
「コロナの検査数を増やすと陽性者が増えたように見える」のと同じで、「同性婚が認められて、カミングアウトや結婚式を挙げる人が増えることで、当事者が増えたように見える」だけ。
【最後に】
いかがだったでしょうか。
同性婚問題自体、すごく難しい問題です。私は以前このようなツイートも見つけ深く共感しました。それは【同性婚というのは『トイレのウォシュレットと同じで、利用したい人はすればいいし、その機能があることに他者は基本的になんの弊害もない』】というものです。
とはいっても、なかなか実現されないこの同性婚ですが、今までのように当事者だけが声を上げても変化させることは難しいです。だからこそ、当事者以外の人たちが持っている偏見少しでも減らし、理解を広げ、声を上げていくことが今の日本には必要なのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた!!👋




