無我にするということ
よく自我が強いというのがありますが
我が強い人、『自分』という言うものを
とても強く持っている人
強く意識している人
ある意味それの反対側が無我です
しかし何もないのとは違う
自分という存在が薄れてしまう
価値がなくなる
自己犠牲にする、
そういうのとは全く別の世界です
ただ自分を下手に殺してしまう
その価値にしても存在しても
薄めてしまえばいい、という
そんな安直なものではありません
もっとちゃんと しっかりとした
自分の心の成長の階段というものが
そこにも存在します
だからこそ、本当の無我というのは
半端ではありません
それだけの積み重ねと言うか
レベルの高さ、段階というものを持っていますから
その人にしても
自己犠牲などというものは
そもそもありませんし 、
自分の価値というもの、存在というもの
その意味というものを、ちゃんと理解している
それだけの段階に至っているということです
そういう意味で 本当の意味での無敵というものと、ただ自分に価値を見出していない
自分などどうでもいいという 無敵
これが天と地ぐらい、
全く異なるというのと同じです
似てるように見えてそこには
名人、達人と ど素人と、ぐらいの差が
とてつもなく大きな差があるということです
そういう意味で、
無我というのも また一つの大きなテーマであるということ
一生の課題になるような、毎日の積み重ねに
よって、いくらでも成長していく
磨いていけるような、
大きなテーマのひとつ だということです