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鳴かぬなら その口縫い付けてしまおうか ほととぎす

このブログでは、かるーく自由に考察意見を述べたり好きな本を紹介したり感想を好きなだけ書いたり…


まぁ、ひたすらに自由な私が生息しています。

かるーい感じでコメントをくださると嬉しいです。

さて、さてさてさて、ブログをはじめさせていただいてから、

しょっぱなすぎる感じもしますが考察を始めます(メスをかまえる)


完全犯罪ラブレター


今回は「完全犯罪ラブレター」というボカロ曲についての考察です。

このブログをはじめる前にyoutubeの方にコメントで微妙に考察を述べていたので、

その内容がコレ↓


自分なりの解釈なのですが、

メリーさん=主人公のもうひとつの人格。二重人格みたいな感じで­す。

そして、メリーさん(もうひとつの人格)は、主人格の意識がない­あいだに犯罪を犯します。

主人格は自分が二重人格だなんて知らないけど、かけらかけら犯罪­時の場面が頭に思い浮かぶこともあり、

それに対して苦悩します。

そして『おかしいな完璧だったのに』の場面で、死んでいる友人の­前で主人格は急に意識を取り戻す。

それによって、メリーさんの作り上げた完全犯罪は崩れてしまう。

だから、『僕が殺した』の場面で泣いているのは主人格で、セリフ­はメリーさんのもの。

だから主人格は復讐的な感じで、『出ておいでよ消してあげる』…­つまりもうひとつの人格と心中するために、自殺した。

ぶっとんでる上に長文ですが、どうでしょうか...ヽ( ´_つ`)ノ ?



こいつだけでは書ききれなかった感じもあるので、

補足としていろいろ書いていけたら…と思っています。



この曲は、終焉ノ栞プロジェクトの第三弾として、150Pが作られた曲です。

終焉の栞プロジェクトの曲とリンクしているという考えが多いですが(ていうか実際そう言う意味で作られているのかもしれませんが)そこんトコロは無視して、一曲だけの中から考察をしていくつもりです。



この曲は、メリーさんの都市伝説を元に作られたものであるという前提でご覧下さい。


まず

「いつも通り 賑わうテレビに
君の名前が 流れていたんだ
退屈そうに 笑う君の顔
なんでなんだろ 思い出していた」
このフレーズから、私は主人公の友人が何者かによって殺されたことを知ったというふうに考えます。


それから主人公の身の回りに不思議な事がおきはじめます。
・メリーさんからのメールが届く。
・気づけば手に誰か(なにか)の血が付着している。
・記憶が飛んでいる
・知らないはずの場面が急に思い浮かぶ…など。


全体的な印象から、
私は主人公は二重人格で、メリーさんは主人公のもうひとつの人格だ、と考えました。
これ以降はこの仮定のもとに考察をすすめます。


メリーさんが表の人格として現れているあいだに主人公の記憶は残らない。
メリーさんは主人公という皮をかぶって好き勝手できる。

「私は今あの場所にいるの」
「私は今、暗いこの部屋で赤く光る月を見てるの」
「あの夜と同じ月の色だね」
あの場所で、あの夜となど、主人公と共通の空間を共有、またはその場面を知っているという感じの言葉が出てきますし、
「この部屋で、つまり主人公の近くで~を見ているの」と、いわゆる【ここにいるよ】というイメージがあります。

つまり、メリーさんがもうひとつの人格だったならば、
「あの場所」も「あの夜」も、主人公の中で把握していてもおかしくはないし、
なにより「この部屋で」主人公として赤く光る月を見ているの、というワードにはぴったり当てはまるのです。

手紙(メール)についても、置き手紙という表現をされているところから、
メールが送られてくる瞬間に気づく、または時間が経ってから気づいているということなので、

何らかの形でメールを送ってから表層意識を交代
主人公はメリーさんがいた時の意識はない
メールが届く(または何秒前かに届いている)
と、アリバイ、時間差的にもおーけーだと思います。



僕はどうしちゃったんだろう」という言葉からも、
主人公が自分の周りで起こる不可解なことに、悩んでいることがわかります。


「おかしいな完璧だったのに
どこで気づいたの?
「そう僕が殺した」 」

ここは、メリーさんのセリフだと私は考えます。
僕が殺した→殺した人物というのは主人公の友人(最初にテレビで名前が流れていたやつ)
メリーさんは表層意識に出ている際に、
主人公の友人を殺害していたのです。
そのさいの場面がたまに主人公の脳裏に浮かび上がったりすることで、
主人公は知らないはずの不可解な記憶に悩まされたのです。

「これは 僕だけの物語
あはははあはははは
ほらすごいでしょ すごいでしょ
僕すら騙す演技
暇つぶしの おとぎ話
たまらないスリリング 」
ここの部分もメリーさんのターン。

【僕】すら騙す演技というフレーズに引っかかった方も多いとは思いますが、
僕=主人公で、メリーさんが主人公を騙していろいろやっていた、という意味なんじゃないかと思います。
「消してあげる
僕のため
また届く最期のラブレター
ほら『あなたの後ろから』 」
で、この部分もメリーさんだと私は考えます。


消してあげる=主人公の意識を。
僕のため=メリーさんが主人公に成り代わるため
あなたの後ろからというのは、
誰よりも近いところから君を狙っているよ、というフレーズなのではないでしょうか。


以上です。

私の人並みじゃあない妄想力で一気に書き上げた、
まさに妄想なのですが、こんなのもありかなー、と思っていただけると幸いです。