『フライトプラン』
原題:Flightplan
2005年製作/アメリカ映画/上映時間:98分
監督:ロベルト・シュベンケ
出演:ジョディ・フォスター
ピーター・サースガード
ショーン・ビーン ほか
高度一万メートルの密室で繰り広げられるサスペンスです。
主演はオスカー女優ジョディ・フォスター。
あらすじ
事故死した夫の亡骸を乗せた飛行機に、娘のジュリアとともに乗り込んだカイル(ジョディ・フォスター)。その機内で、突如として娘の姿が見えなくなる。必死で探すカイルだが、誰一人として娘の行方を知る者はいなかった。
(シネマトゥデイより)
本日、11月19日はジョディ・フォスター、63歳のお誕生日です。
お祝いの気持ちを込めまして、主演作品を選びました。
6歳でテレビシリーズに出演し、1976年のマーティン・スコセッシ監督の名作『タクシードライバー』の演技で13歳でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたジョディ・フォスター。
・・・普通の子役ですと、これで有頂天になるところですが、ジョディ・フォスターは違いました。
映画出演もしながら、学業を怠らず、ハーバード大学、イェール大学と名門校に進学。
1984年の『ホテル・ニューハンプシャー』で映画界へ復帰。
1989年公開の『告発の行方』、1991年公開の『羊たちの沈黙』でアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。
名実ともにアメリカを代表する女優へ。
1991年の『リトルマン・テイト』で映画監督に初挑戦。
その後は女優業と映画監督、二刀流の活動を行っております。
2013年、第70回ゴールデングローブ賞受賞後のスピーチで自らがレズビアンであると公言。
『羊たちの沈黙』を鑑賞したとき、「間違いなく現代最高の女優」と確信し、今もそう思っております。
レズビアンであることは前々からウワサもあったので驚きはありませんでしたが、このようなテレビで生中継されている公の場でカミングアウトするところは凄いと思いました。
一番のお気に入り作品は『タクシードライバー』ですが、主演作品となると、もちろん『羊たちの沈黙』ですね。
1997年の『コンタクト』以降、監督業優先なのか、正直「・・・」な出演作品も多いジョディ・フォスターですが、2011年の『おとなのけんか』は大傑作です。
HappyBirthday!
映画館で鑑賞したときは、そんなに気にしなかったのですが、今回2度目の鑑賞で、低評価もうなずける、ツッコミどころ満載の乗り物サスペンスでした。
『新幹線大爆破』リブート版に負けておりません。
『シックス・センス』のような、観客を欺くような作り、映画を観ていた人は娘の姿を観ているのですが、それは幻覚だった・・・みたいなものを狙ったところは悪く無いのですが、真相が分かってからの展開が「そんなアホな?」と言いたくなってしまいました。
あれだけ手のこんだことをしていた真犯人のおバカぶりに失笑。
「母は強し」は大いに結構なのですが、娘のためならメルセデス壊す、しまいには飛行機爆破させるはというトンデモお母さん。
まだ9.11の影が残っていたころとはいえ、アラブ系の人を悪く言って謝罪も無い。
これでハッピーエンドなら自己チュー万歳!映画と言わざるを得ません。
ジョディ・フォスターは熱演でしたが・・・。








