甘粛省を通る柳忠高速道路の柳溝河料金所近くで高速道路に27日午後1時ごろ、ミカンを満載したトラックが横転した。ミカンは道路脇の畑に散乱。事故を聞きつけた地元住民がすぐさま押しかけ、ミカンを拾い集めた。農業用自動車でやってきて、“収穫物”を満載にして持ち帰る人が多かったという。中国新聞社が報じた。
事故が発生したのは柳忠高速道路本線から一般道に出るためのの側道。車主が運転手を務めており、25日に湖北省でミカンを仕入れて出発し、約2日間かけてやってきた。
目的地は、柳溝河料金所の近くにある青物市場だった。高速道路を出ようとしたところでトラックの横転事故を起こし、積んでいたミカン30トンがばらまかれた。事故現場の道路は周囲の耕作地よりも高い位置にあり、ミカンは道路脇の傾斜部分を転がり落ちた。農地はすでに刈り入れが終わっており、ミカンは茶色い大地の上に散乱した。
すぐさま地元住民が押し寄せた。運転手によると、坂の下で拾い集めてから道路上に登ってくる人、トラックの近くでミカンを集めてから農地に転がったミカンも拾おうと坂を駆け下る人などで現場は混乱した。
信じられない光景を呆然として見ているしかなかった。しばらくして気を取り直し、被害を最小限にしようとして「1人に100元(約1370円)を支払うから、ミカンを拾い集めてくれ」と大声で頼んだが、ほとんど相手にされなかった。
集まった人それぞれが、つぶれていないミカンを選んで持参の麻袋などに入れる作業に熱中していた。持ちきれないほどにミカンを集めると、人々は満面の笑顔を浮かべて帰途についた。
農業用三輪車でやってきた人も多かった。現場は見通しのきく平原で、三輪車は荷台にミカンを満載にしてゆっくりと遠くに去っていった。事故車の運転手は、運ばれていく自分のミカンを見送るしかなかった。ミカンが奪い去られたことで約10万元(約137万円)の損害が発生した。
同事件が報じられると、インターネットでは地元住民を非難する声が次々に寄せられた。「井戸に落ちた者に上から石を投げる行為」、「良心はどこに行った」などの書き込みが多い。
奪い去られたミカンの価格が10万元ということに注目し「運転手さんに1人100元ずつ寄付しよう。1000人が寄付すれば損害を取り戻してもらえる」と書き込んだユーザーがいた。同書き込みに支持を表明する人も相次いだ。
同事故/事件でけが人は出なかった。(編集担当:如月隼人)
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