「いまを生きる」 1990年公開
全寮制エリート高校ウェルトン・アカデミーは
厳しい規則で生徒を雁字搦め。
そんな高校の新学期に、OBでもある
ジョン・キーティングが英語教師としてやってきた。
生徒はキーティングの破天荒な性格と
一風変わった授業に、戸惑うばかりであった。
しかし、次第に彼の授業の魅力を感じるようになり、
今までになかった新しい考え方や視点を
持つようになっていく生徒たち。
そんなとき、俳優になる夢をもつ生徒、ニールが
「真夏の夜の夢」の舞台に役者として立つこととなった。
キーティングや友人たちは大いに喜び、祝福した。
しかしニールの父親は反対し、彼の方針でニールは
陸軍士官学校に転校させられることになった。
その夜、ニールはある大きな選択をし、それを実行する。
そして、学校側はこのことの原因がキーティングにあると
結論づけ、彼は退職の道を選ぶこととなる...。
1989年のアカデミー脚本賞を受賞。
監督はピーター・ウィアー。「グリーン・カード」や「フィアレス」、
「トゥルーマン・ショー」、「マスター・アンド・コマンダー」などを監督。
キャストはキーティングにロビン・ウィリアムス。「フィッシャーキング」、
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」などに出演。
前作2作ではアカデミー賞ノミネート。「グッド~」では
念願のアカデミー賞を受賞。今作でもアカデミー賞にノミネートされた。
生徒に若き日のイーサン・ホークやロバート・ショーン・レナードなど。
泣けます。めっちゃ感動。涙のダム決壊!
そして自由の意味を考えさせられました。
何をやってもいいと言われたとき、
何もしないという選択肢もあるのだと。
何もしないというのも行動のひとつだと。
大切なのは自らの意志がそこにあること。
「机の上に立て」と言い、生徒を全員机の上に立たせて、
今までと違う視点で世界を見ることを教えるキーティング。
「死せる詩人の会」という詩のクラブをやっていたキーティングは、
言葉が持つ力と、言葉が生み出すリズムを感じさせてくれた。
他の人がやっているからといって、
自分もやらなければならないということはない。
自分なりの行動で、気持ちを表現すればいい。
と、B型の私を後押ししてくれるような作品です。
迷ったときはこれを観れば解決?