イギリスのウェスト・ヨークシャー出身のシンガーソングライター、Ed Sheeranの楽曲、Eyes Closedの和訳。

 

 

 Eyes Closedのざっくり解説

 

10年にわたる数学的タイトルを冠にしたアルバム・シリーズ「マスマティックス・プロジェクト」の最後となるニューアルバム『-(サブトラクト)』の代表的な曲となるEyes Closed。

『ー』はエドのプライベートで起こった悲痛な出来事をインスピレーションに、リアルで辛い現状を嘆きつつ、前に前進する、そんなエドの姿を綴ったアルバムである。

 

そんなアルバムの収録曲である『Eyes Closed』は2022年2月に31歳でこの世を去ったエドの親友であり音楽起業家のジャマル・エドワーズに向けた曲である。

 

エドは、「“Eyes Closed”は、誰かを失うことについて歌っている。外出するたびに、失った相手とバッタリ会うことを期待し、何もかもがその人を連想させ、その人と一緒にやったことを思い出させる。時には現実から目をそらすことも必要だけど、でも、何かキッカケがあるとまたそこに戻ってしまうんだ。僕は映画“Harvey”にインスパイアされたミュージック・ビデオを作りたいと思った。この映画では、主人公が空想の友人を持つんだけど、その空想の友人が他の誰にも見えない巨大なウサギで。そこで僕は、今回のミュージック・ビデオで自分だけの巨大な青いモンスターを作ろうと思ったんだ。ミュージック・ビデオが進むにつれてどんどん大きくなって、部屋全体を占領してしまうほどになるんだ。やがて僕はそれしか見えなくなる、悲しみと同じようにね」と語っている。

 

 

 

 

 Eyes Closed 和訳

 

[Verse 1]
I know it’s a bad idea

よくないことなのは分かってるけど


But how can I help myself?

どうすればいいの?
 

Been inside for most this year

今年はほとんどずっとはずっと外に出ていないよ


And I thought a few drinks, they might help

何杯か飲んだらマシになるかと思った


It’s been a while, my dear

久しぶりだね、ジャマル


Dealin’ with the cards life dealt

人生が配ったカードをなんとか対処してるよ


I’m still holdin’ back these tears

今はまだ涙を堪えているよ


While my friends are somewhere else

友達がどこかに行ってる間はね


[Pre-Chorus]
I pictured this year a little bit different when it hit February

2月になって思い描いてるのと違った一年になったよ


I step in the bar, it hit me so hard, oh, how can it be this heavy?

バーに行くことすらとてもキツかった、どうしてこんなに辛いんだ?


Every song reminds me you’re gone and I feel thе lump form in my throat

全部の曲が君がもういないってことを思い出させて、喉が詰まったような気分だよ


‘Cause I’m here alonе
だって自分だけしかいないから

 

[Chorus]
Just dancin’ with my eyes closed

ただ目を閉じて踊るんだ


‘Cause everywhere I look, I still see you

だってどこを見てもまだ君が見えてしまうから


And time is movin’ so slow

ゆっくりと時間は流れる


And I don’t know what else that I can do

他にできることがわからないから


So I’ll keep dancin’ with me

ただ踊り続けるんだ

 

[Post-Chorus]
Eye-eye-eye-eyes
Eye-eye-eye-eyes closed
Eye-eye-eye-eyes
So I’ll keep dancin’ with my

 

[Verse 2]
Delusion is here again

また妄想してしまうんだ


And I think you’ll come home soon

君がまた帰ってくるとか考えてる


A word brings me right back in

言葉が現実に連れ戻してくる
 

Then it’s only me that’s in this room

この部屋には自分しかいないことに


I guess I could just pretend

元気なふりもできるはずだけど


The colours are more than blue

もっと悲しくなってしまうから


But I lost more than my friend

友達以上の大切なものを失ったのは確かだから


I can’t help but missin’ you (Yeah, yeah, yeah)

君を恋しく思わずにはいられないよ

 

[Pre-Chorus]
I pictured this month a little bit different, no one is ever ready

今月は思っていたのと違う感じだよ、誰も準備ができていないんだ


And when it unfolds, you get in a hole, oh, how can it be this heavy?

現実が明らかになると、どん底に落ちてしまうよ、どうしてこんなに辛いのかな?


Everything changes, nothing’s the same, except the truth is now you’re gone

全ては変わっていくし、同じものは二つとしてないんだよ、君がいなくなってしまったという真実以外はね


And life just goes on

それでも人生は続いていくんだ

 

[Chorus]
So I’m dancin’ with my eyes closed

だから目を閉じて踊っているんだ


‘Cause everywhere I look, I still see you

だってどこを見てもまだ君が見えてしまうから


And time is movin’ so slow

ゆっくりと時間は流れる


And I don’t know what else that I can do

他にできることがわからないから


So I’ll keep dancin’ with my

だから踊り続けるんだ

 

[Post-Chorus]
Eye-eye-eye-eyes


Eye-eye-eye-eyes closed

両目を閉じて


Eye-eye-eye-eyes


So I’ll keep dancin’ with my

だから踊り続けるんだ


Eye-eye-eye-eyes


Eye-eye-eye-eyes closed

両目を閉じながら


Eye-eye-eye-eyes


Oh, I keep dancin’ with my

 

[Bridge]
They’re shutting the bar, they’re cleanin’ the floor

みんなはバーを閉めようと、床をきれいにしている


And everyone is already home

そしてみんなはもう家にいるよ


But I’m on my own

でもぼくはひとりで進んでいくよ

 

[Chorus]
Still dancin’ with my eyes closed

まだ両目を閉じて踊っているよ


‘Cause everywhere I look, I still see you

だってどこを見ても君がまだ見えてしまうから


And time is movin’ so slow

時間はゆっくり進んでいく


And I don’t know what else that I can do

他にできることがわからないから


So I’ll keep dancin’ with my

だから踊り続けるんだ

 

[Post-Chorus]
Eye-eye-eye-eyes


Eye-eye-eye-eyes closed

両目を閉じながら


Eye-eye-eye-eyes


Oh, I keep dancin’ with my


Eye-eye-eye-eyes


Eye-eye-eye-eyes closed


Eye-eye-eye-eyes


Oh, I keep dancin’ with my

 

 

 

 

 

 歌詞考察

 

エドは「1ヶ月の間に、妊娠中の妻は腫瘍があると告げられ、出産後まで治療の道はないことを知らされた。兄弟同然の親友ジャマールが急死し、そして僕は自分の誠実さとソングライターとしてのキャリアを守るために法廷に立つことになった。僕は恐怖、憂鬱、不安のスパイラルに陥っていた。溺れているような、水面下で頭を抱えているような、上を向いていても空気を吸いに行くことができないような、そんな気分だった。」とインタビューって語っていたのを目にしました。MVでは水の中からのスタートはまさにエドの複雑な心境を表現でしたね。

またこんなことも語っています。

「ブルーはジャマルの色だったけど、今僕はそれしか感じない。音楽は癒しの助けになると思うから、これを乗り越えるために目を閉じながら踊っている」

MVでもブルーの人形?のようなものが度々と出てきて、隣にいるのを感じると、いかにエドとジャマルが親密な関係だったことが伺えますね。

他にも

I guess I could just pretend

The colours are more than blue

But I lost more than my friend
I can’t help but missin’ you

この部分はエドのブルーな心情だけではなく、ジャマルのカラーがブルーであること、を踏まえて和訳してみましたが、彼のうまさが際立っていた部分だと感じました。